ドラゴンクエスト ダイの大冒険 の外伝的なスピンオフ作品である、勇者アバンと獄炎の魔王の第2話 『魔の森の影女』ネタバレ、感想記事です。
今回の内容は、Vジャンプ2021年1月号でご覧になれます。
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※ネタバレを含みますので、まだ読んでいない方は注意。
もくじ
・ハドラー軍の4幹部
ハドラーの幹部である4体のモンスターたち。彼らは、どれもクセの強そうなキャラクターをしていそうです。
そして、それぞれに得意分野があり、ハドラーから各自の役割を与えられています。
地獄の騎士 バルトス
ダイの大冒険本編では、すでに他界している"地獄の騎士 バルトス"です。
ヒュンケルの育ての親としてお馴染みの彼は、地底魔城最強の剣士としてハドラーから絶大なる信頼を得ています。
それ故、人間の子供である"ヒュンケル"を育てている事をハドラーから許されているのです。
人間であるヒュンケルを自分の子の様に育て、彼に貰った手作りの首飾りを大事にしているなど、心優しい一面を覗かせています。
※詳しくはダイの大冒険本編の、漫画 第36話『父の敵・・・アバン!?』、アニメ 第11話『魔剣剣士ヒュンケル』参照
ダイの大冒険本編では、武人の心を持った騎士道精神溢れる剣士として描かれていました。
また、本編では地底魔城の地獄門を守っていたのにも関わらず、アバンに道を譲った事でハドラーの逆鱗に触れ、叩き潰されこの世を去りました。
※詳しくはダイの大冒険本編の、漫画 第45話『父の魂!!』参照、アニメ 第13話『決着の瞬間』参照
『勇者アバンと煉獄の魔王』では、その辺がどの様に描かれるのかが楽しみです。
じごくのきし、初出はドラクエ3でした。
鬼面道士 ブラス
ダイの大冒険本編では、"ブラスじいちゃん"でお馴染みの"鬼面道士 ブラス"。ブラスという名前は、ハドラーに名付けられたようです。
彼は、ハドラーから魔物の戦力の増強を期待されています。
そのためにブラスは、候補地として目をつけている南海の孤島"デルムリン島"へ向かいます。
デルムリン島がモンスター島と呼ばれるようになった背景には、ブラスが魔王軍の戦力増強役として島でモンスターを育成していた過去があったというわけです。
また、バルトスがヒュンケルを育てているのを感慨深げに見ているシーンがありました。
この時は、まさか自分が同じ様に人間の子供を育てるとは、夢にも思っていないでしょう。
こういった、ダイの大冒険本編の布石になっている場面を見られるのも、『勇者アバンと煉獄の魔王』の醍醐味です。
現段階では、優しい心を持っているのか、それとも極悪非道なのかは分かりません。
しかし、ダイの大冒険本編の第25話『ダイの弱点・・・!?』(新アニメ第8話『百獣総進撃』)で、クロコダインの魔法の筒から出てきた時のブラスは、ダイに平気でメラミを放つような優しい心を持たないモンスターと化していました。
きめんどうし、初出はドラクエ3でした。
デストロール ガンガディア
『勇者アバンと煉獄の魔王』のオリジナルモンスター、"デストロール ガンガディア"です。
その名の通りトロル一族の彼ですが、トロルには珍しい頭脳明晰なモンスターのようです。
ハドラー軍の頭脳といった所でしょうか。メガネをかけた姿からも、インテリな感じがにじみ出ています。
ハドラーからもその頭脳をかわれているガンガディアですが、何か急に筋肉が異常に隆起した姿へと変化しました。
トロル一族というだけあって、パワーファイターの側面も持っている事が読み取れます。
ボストロール、初出はドラクエ3でした。
亜人面樹 キギロ
こちらも、ガンガディアと同じく『勇者アバンと煉獄の魔王』のオリジナルモンスターである、"亜人面樹 キギロ"です。
ハドラーからは、"魔物の森"を世界中に侵食させる事を期待されています。
周りには出世に興味がないと言いながらも、内心は出生欲で溢れているような性格です。
気でも触れたかのような振舞いを見せたかと思えば、突如として冷静になったりと、かなりクセの強い性格をしています。
部下の人面樹からの伝達により、アバンたちが魔の森に訪れた事を知ったキギロ。彼はアバンと最初に戦う幹部になりそうです。
じんめんじゅ、初出はドラクエ2でした。
・魔の森
モンスター出現
アバンとロカは、ロモスの山奥に住んでいるという"武術の神"に会うため、魔の森を抜ける事になります。
魔の森に住むモンスターたちは強敵ばかりですが、中でもこの巨大な人面樹は一筋縄ではいきません。
また、この人面樹は死の間際、キギロに"通信葉"を使ってメッセージを送っています。植物系のモンスターたちは、このようにして情報をやり取りしているのでしょうか?
影女
アバンとロカのピンチを救ってくれた謎の女性。彼女は"影女"と呼ばれており、悪女として魔物同様に恐れられているようです。
彼女は一体何者なのでしょうか?
彼女はアバンたちに、「とっとと消えろ貧乏旅人」ときつく言い放ちます。
しかし、毒に侵されてしまったロカの毒抜きをしてくれる、優しい一面も持っています。
・ネイルの村
レイラ登場
毒に侵され動く事の出来ないロカ。解毒のため、アバンと共に教会を訪れた彼の目の前に絶世の美女が・・・
僧侶の恰好をした彼女こそ、ロカの将来のお嫁団である"レイラ"です。ロカはレイラと、このようにして出会っていたのですね。
レイラは"影女"の話になると、表情が曇ります。アバンは何か感づいている様ですが、レイラと影女の関係が気になります。
また、ロカの「オレはあいつの盾になる!」という発言に、レイラが惚れたような表情をしました。
アバン流刀殺法
現時点では未完成状態である"アバンストラッシュ"。彼はこの技を完成させるためにも、"アバン刀殺法"を作り上げる必要があると言います。
アバンたちは世界中を旅する中で、剣術だけではなく、武術、体術、魔法、呪法を磨き上げ"アバン刀殺法"を作り上げていきます。
おまけ
村人と話すアバンは、「初めて来た村では、全員に話しかけるのが私の主義です」と言っていました。
これは初めて訪れた村で、情報収集のために村人全員の話を聞くという、ドラクエをプレイした事がある人であればニヤリとさせられる演出となっています。
・感想、まとめ
ハドラー軍の幹部4名の性格が、少しですが明らかになりました。
個人的には、キギロの何か狂気じみたものを感じさせる性格がとても印象的でした。
そして、ヒュンケルの登場やデルムリン島、ブラスがダイを育てる布石などがあり、ダイの大冒険本編を知っている者であればニヤリとさせられる内容となっていました。
何よりも、レイラが超絶美人に描かれていた事が驚きでした。
レイラと影女の関係など、次回以降も楽しみです。
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