ドラゴンクエスト ダイの大冒険 の外伝的なスピンオフ作品である、勇者アバンと獄炎の魔王の第1話 『勇者誕生』ネタバレ、感想記事です。
今回の内容は、Vジャンプ2020年12月号でご覧になれます。
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※ネタバレを含みますので、まだ読んでいない方は注意。
・内容
原作を忠実に再現
Vジャンプで連載が始まった「ドラゴンクエスト-ダイの大冒険-勇者アバンと獄炎の魔王」(原作・三条陸 漫画・芝田優作)は、若かりし頃のアバンが魔王時代のハドラーと戦う物語で、時代としてはダイの大冒険本編より15年以上前になります。
本編では、勇者を育てる家庭教師のアバン先生として、若手の育成に励んでいるアバンですが、元々は魔王を倒し世界を救った勇者でした。
その記念すべき第1話は、最後の部分は違うものの、ダイの大冒険の単行本13巻(デラックス版は8巻)に外伝として収録されている「番外編 勇者アバン」の内容が忠実に再現されていました。
※左=勇者アバンと獄炎の魔王 右=【番外編】勇者アバン
ダイの大冒険本編がドラクエⅢとすれば、「勇者アバンと煉獄の魔王」は、アバン=ドラクエⅠの勇者、ハドラー=りゅうおう、フローラ=ローラ姫、といった具合にドラクエⅠを意識した物語となっています。
※左=勇者アバンと獄炎の魔王 中=【番外編】勇者アバン 右=ドラクエⅠ
左、中はアバン。右はドラクエⅠの勇者。
左、中はハドラー。右はドラクエⅠのりゅうおう。
左、中はフローラ。右はドラクエⅠのローラ姫 フローラは戦う事のできるローラ姫といった所です。
ストーリー
世界征服を目論む"魔王ハドラー"が、"フローラ姫"をさらうためにカール王国を襲撃します。
そこで、カール騎士団であるアバンとロカ(マァムの父親)が協力し、ハドラーを撃退します。
しかしハドラーは死んでおらず、アバンとロカはハドラーを倒す旅に出ます。
ドラクエⅠでは、ローラ姫は物語開始時には既にさらわれています。
そして、勇者が一人でローラ姫を救出し、その後りゅうおうを倒すというストーリーでした。
※左=勇者アバンと獄炎の魔王 右=【番外編】勇者アバン
カール騎士団のアバンですが、いつも調理場にいるようです。デルムリン島で料理を披露したのを思い出しました。
アバンがフローラを助けた、というのが二人の出会いでした。
ハドラーは、魔法の筒から出現させた多数のモンスターと共に、王宮内で大暴れします。
アバンは"毒蛾の粉"でモンスターたちを混乱させ、戦況を優位にします。
ハドラーが"イオナズン"を唱えようとしますが、ロカが片腕を切り落とし阻止します。
アバンは、この時点では未完成ですが、後の"アバンストラッシュ"でハドラーを撃退します。
ハドラーはまだ死んでおらず、アバンとロカはハドラーを倒す旅に出ます。
と、ここまでが「番外編 勇者アバン」と同じ内容でした。
本作オリジナル
アバンとロカが旅に出たあと、ハドラー軍の幹部が"地底魔城"に集う場面がありました。
幹部は4名。
まずは、本作オリジナルキャラクターの2名。
人面樹の亜種キギロと、トロルの亜種ガンガディア!
そして、原作から2名。
地獄の騎士バルトス!!と鬼面道士のブラスじいちゃん!!
ブラスじいちゃん昔はこんな悪そうだったんですね・・・
原作には、ブラスじいちゃんがハドラーの部下であったという描写あります。黄金の筒を手渡されるとは、相当信用されていたのだなと思っていましたが、幹部だったとは・・・
ザボエラに洗脳された時の顔と似ています。
バルトスは、ヒュンケルに貰った勲章を胸にかけています。
ハドラーによって破壊されるシーンも再現されるのでしょうか?
・感想、まとめ
ハドラーが魔法の筒から呼び出したモンスターに、多少の変更はあるものの、原作が忠実に再現されていました。
モンスターの変更と言っても、ゴーレムやリカントなどドラクエⅠを代表するモンスターに変更という、良い改変だったと思います。
そして、何よりもハドラー軍の幹部たちのインパクトが非常に強かったです。
特に、地獄の騎士バルトスと鬼面道士ブラスが、一体どのようにアバンたちを苦しめるのかも見ものです。
またロカをはじめとし、レイラ、ブロキーナ、マトリフといったアバンパーティーとの出会いや、彼らの活躍が今後描かれていくと思うと、胸が高鳴ります。
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