ドラゴンクエスト ダイの大冒険の外伝的なスピンオフ作品である、 勇者アバンと獄炎の魔王の第13話 『炎の再会』ネタバレ、感想記事です。
今回の内容は、Vジャンプ2021年12月号でご覧になれます。
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※ネタバレを含みますので、まだ読んでいない方は注意。
・それぞれの想い
港町サババを訪れた一行。
どうやら、この町に来たいと言い出したのは、マトリフのようです。
しかし、彼は一度も来た事がないらしく、"ルーラ"では行けないため、舩を漕いできました。
アバンと行動を共にするレイラは、何やらアバンに相談があるようです。
それは、ロカが言った「レイラは大事な仲間だから特別だけど、基本的に女の子とかには興味がない」という言葉についてでした。
ロカの事が好きなレイラは、その言葉にショックを受けてしまったのです。
一方、マトリフと共に路地裏を歩くロカ。
彼は彼で、レイラがアバンの事が好きなのではないかと思っているようです。
ロカは、レイラが故郷を捨ててまでついてきたのは、アバンの事が心配だったからだと思い込んでいます。
そしてロカは、その事をレイラに聞いたら怒られたようです。
そんな事から、図星だったのではないかとショックを受けたのでした。
お互い好き同士なのに鈍感なのか、相手の気持ちが全く理解できていないようです。
娘のマァムの鈍感さは、どうやら両親譲りのようですね。
そしてまた、マァムのお相手であるポップも相当鈍感でした。
・不死鳥のかがり火
目的の場所に着いたと言う、マトリフ。
彼が指さす先には、一か所だけ陽の差し込み方が違う扉があります。
なんと、その扉は幻であり、すり抜ける事が出来ました。
その中で店を構えるいかつい店主は、どうやらマトリフの知り合いのようです。
なんと彼は、過去に同じ師の元で、マトリフと修行をしていた事があるようです。
しかし、あまりにも厳しい修行に、途中で逃げ出してしまったみたいです。
ここでディードックの口から、"まぞっほ"の名前が出てきました。
まぞっほがマトリフの事を"兄者"と呼び、心酔していた過去が明かされます。
そしてマトリフは、まぞっほの事を"才能はある奴"だったと認めていました。
本題に入るというマトリフ。
彼はディードックが、"不死鳥のかがり火"を手に入れたと知って、彼の元を訪れたと言います。
しかし、ディードックは在り処を教えようとしません。
痺れを切らしたマトリフが「早くしろ!」と催促すると、彼は渋々在り処を教えてくれました。
髑髏の中に隠されていた"かがり火"は、死の大地まで行って、ようやく見つけたお宝のようです。
炎の不死鳥の羽根から落ちた、火の粉と言われている"不死鳥のかがり火"。それは、滅多な事では消えず、邪悪な力に強く反応するのです。
ここでロカは、マトリフの狙いが分かりました。
それは、この"かがり火"が、魔王を探し当てる道具になるという事でした。
・魔王登場
一方、アバンとレイラは食事中でした。
アバンは、ロカが意地っ張りであり、たまに心に思った事と反対の事を言ったりすると説明します。
そして、すぐに分かるようになると、フォローを入れていました。
その時です・・・
二人は、何か凶々しい視線を感じます。
アバンに様子を見てくるよう頼まれたレイラは、"影女"の姿へと変身し、一瞬で屋根の上へと移動しました。
彼女が気配を探っていると、背後から"悪魔の大目玉"の触手に捕らえられ、"あまい息"※を浴びせられてしまいます。
※あまい息:あまい匂いの息を吐き掛け、眠り状態にするというもの
レイラ絶対絶命のピンチですが、ここでアバンの登場です。
出された料理は全て食べきるという彼は、しっかりと2人分の食事を済ませてから現れたのです。
見た目にたがわず、物凄いスピードで攻撃を仕掛けてくる"悪魔の大目玉"。
"大地斬"では捉えきれず、ここで使えば町を破壊してしまう事から、"海波斬"で仕留めるしかありません。
即座にそれを察知したレイラは、"バギマ"を使い敵を浮かせ、動きを封じる事に成功しました。
そして、敵が宙に浮き動けなくなった所に、アバンが"海波斬"をぶち込みます!!
禁呪法で生み出された"悪魔の大目玉"を、始めて見たアバン。
彼は、その消滅の仕方から、何者かが生体機能に手を加えたと推測しました。
その頃、"不死鳥のかがり火"を持って帰ろうとしたマトリフは、ディードックから30000ゴールドを要求されます。
しかしながら、そんな大金を持っていないマトリフたちは、"かがり火"を諦め、その場をあとにしました。
外に出たロカは、マトリフに金のアテはあるのかと問います。
ところが、そんな物は必要ないと言うマトリフ。
なんと彼は、秘かに呪符に火を付けていたのです。
その後、呪符を瓶に入れると突然、炎の色が変わり激しく燃え始めました。
燃え上がる炎を見て、嫌な予感がするマトリフ。
どうやらその予感は、的中してしまったようです。
見る見る内に、上空には暗雲が立ち込め、海上には雷鳴と共にある男の姿が・・・
その男とは、アバンの宿敵である"魔王ハドラー"です。
二人の対面は、カールの城での闘い以来になります。
・感想、まとめ
マトリフの修行仲間である、ディードックが登場しました。
あんないかつい姿をした彼が逃げ出してしまうとは、マトリフの師匠の修行はよほど厳しかったのでしょう。
そして、原作ではお馴染みの"まぞっほ"が、名前だけですが登場しましたね。
原作では、最後の最後で世界平和に貢献した彼もまた、夜逃げをしてしまったようです。
また、アバンの前にハドラーが姿を現しました。
まだ"アバンストラッシュ"を完成させていないアバンですが、果たしてどの様にして闘うつもりなのでしょうか!?
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