ドラゴンクエスト ダイの大冒険の外伝的なスピンオフ作品である、 勇者アバンと獄炎の魔王の第23話 『決闘・ウロド平原』ネタバレ、感想記事です。
今回の内容は、Vジャンプ2022年11月号でご覧になれます。
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※ネタバレを含みますので、まだ読んでいない方は注意。
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・決戦開始!!
ウロド平原で相まみえる、アバンとハドラー。
アバンは、悪の魔王にしては時間に正確なハドラーに敬意を払います。
対するハドラーも、果たし状を送りつけてきたアバンに対し、勇者を名乗るだけの事はあると彼を認める発言をしました。
そして、刻一刻と皆既日食の時間が近づいています・・・
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遂に決闘が始まりました!!
まずはマトリフが、"ベタン"を唱え雑魚敵の動きを封じます。
そして、ブロキーナがハドラーの足を止めるために、"閃華裂光拳"を放ちました。
ブロキーナの事をただの老いぼれだと馬鹿にしていたハドラーは、彼の強さに面を食らう事になります。
さすが魔王と言うべきか、ハドラーは"閃華裂光拳"が生体組織を破壊する、呪文と併用した技だという事をすぐに見抜いていました。
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原作でポップが放った"ベタン"に比べ、マトリフのそれは更に範囲が広い様に見えます。
恐らくこれは、魔力の違いによるものだと思われますが、バーンとの決戦後のポップであればマトリフを上回っている事でしょう。
また、ブロキーナの戦いぶりは、素顔を晒したミストバーン戦で描かれていましたが、その時よりも若いという事もありハドラーが強さに驚愕するのも無理はありません。
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・バルゴートの教え
序盤から戦いを有利に進めていたアバンたちですが、次第に劣勢を強いられます。
不意に魔法攻撃を受けたマトリフを上空を見上げると、そこにはガンガディアの姿が。
"イオラ"を構えるガンガディアに対し、マトリフは"ベタン"で動けない雑魚敵ごと乱戦に持ち込もうとします。
一方、ブロキーナの猛攻を受けていたハドラーも、目が慣れてきたのか"閃華裂光拳"に僅かながら溜が必要な事に気付きます。
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突如、マトリフの視界からガンガディアが消えます。
そして次の瞬間、今度はマトリフの目の前にガンガディアが現れます。
不意を突かれたマトリフは反応する事が出来ず、強烈なボディーブローを浴びてしまいます。
いつの間にか"ルーラ"を覚えていたガンガディアの作戦勝ちです。
マトリフに「大した奴だ」と認められたガンガディアは、身体を小刻みに震わしながら、喜びを噛みしめています。
まさに承認欲求の塊のような男です。
絶体絶命のピンチに陥ったマトリフは、ふと師匠バルゴートの言葉を思い出します。
それは、二つの呪文を同時に使用する、マトリフの才能に対する警告でした。
その組み合わせの中でも、お互いの威力を殺し合ってしまう"メラ系"と"ヒャド系"の組み合わせが、とんでもない物に化ける事を身体で覚えさせられていたのです。
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そうです。これこそまさに、原作でマトリフがポップに伝授した"メドローア"なのです。
"メドローア"のアイディアを教えたのは、バルゴートだったのですね。
もちろん、そのアイディアを基に"メドローア"を実践レベルまで昇華させたのはマトリフですが、そこにはバルゴートの知恵が存在したのです。
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・極大消滅呪文
"メラ系"の炎を構えるガンガディア。
するとマトリフは、「そんな弱い炎じゃ俺は死なねえぞ」と煽ります。
それに対しガンガディアは、大魔道士に敬意を表すと火力を最大限に上げました。
実はこれ、マトリフの一か八かの賭けだったのです。
巨大な炎に対し、それと同じ威力の氷をぶつけたマトリフ。
この時点では呪文の名前すらない状態ですが、ここに"メドローア"が完成しました。
その威力は凄まじく、辺り一帯が消し飛んでしまいました。
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原作での"メドローア"は、炎と氷から生まれた強大なエネルギーを、光の矢として放っていましたが、これはマトリフが試行錯誤の末に完成させた形だったのです。
確かに、そうする事によって敵に確実に当てる事が出来ます。
威力としては、ガンガディアの最大限の炎という事もあり、申し分ないものとなっていました。
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"メドローア"によって、一瞬にして魔物の軍団は姿を消しました。
しかし、ガンガディアは間一髪の所で"ルーラ"を唱え、地底魔城に逃げ延びていました。
そして、当のマトリフは煤で真っ黒になりながらも、大きなダメージもなく無事でした。
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・相討ち!?
突然、魔物の軍団が消滅した事に驚愕するハドラー。
更に彼は、先ほどからアバンの姿がない事に気が付きます。
そして、異変に気付いたハドラーが上空を見上げると、太陽が消え皆既日食が始まりました。
ここで、先ほどまで姿が見えなかったアバンが、突如ハドラーの目の前に現れます。
どうやら彼は、"きえさり草"を使って姿を消していただけで、ずっとハドラーの近くにいたようです。
ブロキーナとマトリフの活躍によって時間稼ぎに成功し、ついに"凍れる時間の秘宝"が放たれました。
しかし・・・アバンのレベルに対して呪法の力が強すぎ、彼自身にも呪法の影響が表れます。
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一方、場面は変わって気絶していたロカが目を覚ましました。
表に出た彼は、皆既日食が始まっている事から、アバンが"凍れる時間の秘宝"を使った事を知るのです。
場面は戻り、状況を察したハドラーは、このままではアバンも道連れだと呪法を中断させようと試みます。
しかし、笑みを浮かべたアバン。
彼からすれば、ハドラーに呪法が効いているだけで上出来なのです。
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アバンは、ロカとレイラに新しい生命が授かった事を知り、未来を守るための勇気と決意を神が授けてくれたと考えました。
だからこそ相打ちだろうが何だろうが、ハドラーを封印する事が出来れば、それは勝利に等しいのです。
呪法の力を最大限に高めたアバンは、薄れゆく意識の中、フローラの姿を思い浮かべるのでした。
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・感想、まとめ
ウロド平原での決闘が描かれていました。
"メドローア"のアイディアが、バルゴートの知恵だったという事実が明らかになりました。
原作に準ずると、アバンはハドラーと共に時間が止まってしまいます。
問題は、その後どうやって呪法を解くかです。
アバンとハドラーは同時に呪法が解けるのか?または、どちらかが先に動きだすのか?その方法は?など、原作では描かれなかった部分が今後明らかになっていくと思われます。
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