漫画 ダイの大冒険

【ネタバレ】漫画版ドラゴンクエスト ダイの大冒険 ・第277話『死闘の果てに!』

漫画版ドラゴンクエスト ダイの大冒険の第277話 『死闘の果てに!』ネタバレ、ストーリー振り返り感想記事です。

※漫画版ネタバレを含みますので、まだ読んでいない方は注意。

前回のあらすじ

 鎧を脱ぎ捨てたヒュンケル。それは、自身を追い込み覚悟を鈍らせないためでした。

しかし、相手はオリハルコンであり、闘気まで扱います。

闘気を扱えるようになり、"超熱拳"から"闘気拳"へと自身の必殺技が進化したヒムは、ヒュンケルの無様な死を見たくないと言います。

彼には、最後までカッコよく散ってほしいのです。

以前のヒュンケルであれば、恥を晒すくらいであれば死を選びましたが、今の彼は違います。

真の戦士であれば、最後の最後まで諦めず戦うべきだと、仲間たちが教えてくれたからです。

そして、二人の最後の激突が始まりました。

ヒムの"闘気拳"がヒュンケルの顔面にクリーンヒット!・・・したかに思われましたが、突如ヒムが吐血します。

なんと、ヒュンケルの拳が先にヒムの胸を捉え、砕いていたのです。

←前回 第276話『激突!!男の拳』はコチラから

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何故!?オリハルコンの身体を持つヒムは、自身が貫かれた事がに困惑します

それは、ヒムの一撃にそれだけ威力があったからでした

流石のヒュンケルといえども、闘気と腕力だけではオリハルコンを砕く事はできません

そこで彼は、アバン流奥義である"無刀陣"を応用したカウンターで、相手の威力を加えたのです

あらかじめ高めておいた闘気の拳を、ヒムより先に当てる・・・

それはまさに、一瞬が生死を分ける奇跡のタイミングでした

死んでも勝ちたかったが、そんな勝ち方をするなら死んだ方がマシだと言うヒム

ハドラーの魂を受け継いだ彼は、正々堂々と戦いヒュンケルに勝ちたかったのです

胸を貫かれたヒムに、激痛が走ります

以前は感じなかった痛みですが、生命が宿った事で痛みを感じるようになったのです

そして、早く楽にしてくれと言うヒム

清々しいほどに負けを認めたヒムは、はやく止めをさせと覚悟を決めています

しかし、ヒュンケルは止めをさすのではなく、手を差し伸べました

立って、仲間たちの所で回復呪文を受けろと

情けをかけられたと感じたヒムは、今更悔いなどないと大声を上げました

「情けではない、これは俺の命令だ」

もはやヒムは、悪ではありません

そんな彼から、生命を奪う事など出来ないのです

そして何より、その生命は自分だけの物ではない

ヒムには、仲間の分まで生きる義務があります

自分たちの、仲間になれとまでは言わないヒュンケル

この闘いの後、己の生命がまだ残っていたら、再び勝負を受けて立つ!

だから生きろ!!

不器用なヒュンケルには、こんな言い方しか出来ません

しかし、ヒムには充分すぎます

口では偉そうに言いつけやがってと言っていますが、その目は涙で溢れています

その時です!?

天空の彼方から、謎の物体がふってきました!

なんとそれは兵士の駒!?

兵士のヒムがここにいるのに、何故!?

しかも、兵士は1体だけではありません!

次から次へと兵士がふってきました!

そして兵士だけでなく、騎士、僧正、城兵と次々に出現します!!

その凄まじい地鳴りは、ダイたちの元にも届いていました

ヒムとそっくりな兵士が、7体も・・・

そして、シグマ、フェンブレン、ブロックまでもがそっくりです!!

「・・・何をねぼけた事を言っておる!この用済みのクズ駒めっ!!」

最後に現れた、何者かが叫びます

本来、チェスの駒とは王、女王が一つずつ

僧正、城兵、騎士が二つずつ

兵士が8つの、計16個なのです

その中から、大魔王バーンがハドラーに5つを与えました

そして、本来その16個の中で意志を持つ駒は、ただ一つです!

それこそが、バーンパレス最大最強の守護神である、王"マキシマム"なのです!!

ヒュンケルもヒムもボロボロの状態で、これだけの数のオリハルコン軍団を相手にするのは不可能です

ヒムは、俺に構わず逃げろと叫びますが・・・!?

ヒュンケルはヒムがまだ喋っている途中で、彼の口を塞ぎました

そして彼は、屍の様にじっとしてろと言いつけます

先ほどの約束を守れそうにないと、謝罪するヒュンケル

「それでもお前は生きろ・・・!!」

次回に続く・・・

まとめ

 ヒュンケルは、アバン流奥義である"無刀陣"を応用させ、カウンターで一撃必殺を狙ったのでした。

そして、奇跡のタイミングで見事成功させましたが、もしヒムの拳が少しでも早く触れていたら・・・恐らくヒュンケルは、もうこの世にいなかったかも知れません。

潔く負けを認め、早く止めをさせと言うヒムは、もう"悪"ではありません。

仲間たちの想いを拳に乗せて戦う彼は、ヒュンケルたちと何ら変わらないのです。

ここにヒュンケルとヒムという、ひとつの固い友情が芽生えました。

しかし、その矢先に彼らを襲ったのは、何とヒムと同じオリハルコンの部隊でした。

そして、今度はそれらを束ねる"王"までもが現れます。

本来チェスの駒は、王を守るために存在します。という事は、目の前の敵全てが襲い掛かってくるのです。

果たしてヒュンケルは、一人でオリハルコンの部隊を相手に、どうやって戦うつもりなのでしょうか!?

次回 第278話『最後の闘志燃ゆ!!』につづきます。

 




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