令和版 新アニメ ドラゴンクエスト ダイの大冒険の第27話 『陸戦騎ラーハルト』の見どころや、漫画版(原作)との比較、違い、あらすじ、感想記事です。※この記事はネタバレを含んでいます
2020年10月3日(土)AM9:30~新アニメ ドラゴンクエスト-ダイの大冒険-がスタートしました。
この記事ではリメイクされた本作を、見どころや漫画版(原作)との比較を軸に、感想を述べていきたいと思います。
※第27話は、漫画版の第95話「猛反撃!!アバンの使徒」、第96話「竜騎衆最後の男」、第97話「鎧化対鎧化」のストーリーでした。
注意!この記事はネタバレを含んでいます!
1.猛反撃!!アバンの使徒
テラン王国に降り立ったバラン。
彼は険しい顔つきで紋章を浮かべ、「ディーノ」と呟きながら歩き出しました。
ポップの口から出た、"ヒュンケル"という名前に反応する竜騎衆たち。
ヒュンケルが元不死騎団長であり、勇者に寝返ったという事は彼らにも知れ渡っていました。
そして、ポップがヒュンケルに、バランがダイの父親であった事や、ダイの記憶を消してしまった事実を伝えます。
ここで、カール王国で見た竜の紋章の謎が解けるのでした。
ヒュンケルは、既にバランがダイの所へと向かったと知ると、「ならばこんなザコどもにかまっているヒマはないな」と竜騎衆たちをザコ扱いし、こき下ろしました。
そんな事を言われて、竜騎衆たちが黙っている訳がありません。
特にガルダンディ-の勝気な性格上、ブチ切れるのは当然です。
しかし、そんなガルダンディ-にも、いたって冷静なヒュンケル。
「やられた恨みを存分にはらせ」
そう言って彼は、ポップにガルダンディ-の相手を譲ると言います。
ヒュンケルに怒り心頭のガルダンディですが、ヒュンケルは「貴様は絶対にこいつに勝てん!もし万が一勝てたら俺が相手をしてやろう」と相手にしません。
「このガキの次はてめえだからな!」
そう言って飛び上がったガルダンディは、赤い羽根をポップに向かって投げつけました。
対するポップは、"トベルーラ"を唱え飛び上がると、上空でガルダンディを踏み台にし、更に高く浮上します。
そして、ガルダンディ-がポップの方へと振り向いた、その瞬間!?
左の翼が、彼の体から引きちぎれました!
実は、先ほど"ブラッディースクライド"の直撃を受けた際に、相当なダメージを負っていたのでした。
片方の翼を失いバランスを崩すガルダンディに、ポップの"イオ"が炸裂します。
そして、"イオ"の爆風で思い切り地面に叩きつけられたガルダンディ-は、黒焦げのまさに"焼き鳥"状態という無残な最期をとげました。
「お前にしてはよくやった。心配せずにあとはゆっくり休んでろ」
ヒュンケルはポップの勝利にも、冷静沈着に対応します。
ヒュンケルの強さだけは認めるポップ。
彼はその場をヒュンケルに任せ、眠る様に気を失いました。
「お前にしてはよくやった」と、勝って当たり前だと言わんばかりのヒュンケルでしたが、心の中ではポップの勝利を称えていました。
気を失い倒れたポップを、ヒュンケルが優しい表情で見つめます。
仲間がやられ、怒り心頭のボラホーン。
彼が「ただではすまさんぞ!」と恫喝すると、表情がこわばったヒュンケルは、剣を振りボラホーン自慢の2本の牙をへし折ります。
「それはこっちのセリフだ!」
ヒュンケルから発せられる凄まじい闘気に、ラーハルトも身構えます。
ヒュンケルは、弟弟子であるポップが3対1でボロボロになるまでいたぶられた事が、絶対に許せないのです。
2.竜騎衆最後の男
自慢の牙をへし折られたボラホーン。その怒りは頂点に達しています。
「天下無双とうたわれた、海戦騎ボラホーン様の力をうけてみるがいいわ!」
そう言ってボラホーンは、ヒュンケルの顔の倍以上はあるであろう、その拳でおもいきり殴り掛かりました!
しかし・・・!?
なんとヒュンケルは、その攻撃を片手で軽々と受け止めてしまいました。
「天下無双の力とは笑わせる・・・俺の仲間には、お前の倍は腕力が強いやつがいるぞ!」
クロコダインを引き合いにだし、ボラホーンをこき下ろしたヒュンケルは、彼の腹を思い切り蹴り上げました!
そして、たまらず腹を抱えて苦しむボラホーン。
力ずくではダメならばと、今度は口から"凍てつく息"を吐き冷気でヒュンケルを襲います!
マヒャドの効果があるという"凍てつく息"。
ガチガチに凍りついたところを攻撃すれば、どんな相手でも粉々になってしまう。
どうやら、これがボラホーンの必勝戦法のようです。
ヒュンケルの方から聞こえる金属音に少し焦るボラホーンでしたが、動ける訳がないと自分に言い聞かせ、手に持っていた鎖鎌を思い切り投げつけました!
しかし!?鎖鎌を軽々と受け止めたヒュンケル!!
彼は呪文が全く効かない鎧の魔剣によって、"凍てつく息"の冷気を完全に防御していたのです。
ヒュンケルは鎖鎌の鎖を断ち切り、ボラホーンの武器を奪います。
そして、ボラホーンが体勢を崩すと、凄まじいスピードで一気に距離を詰め、反撃のすきを与えないような素早い動作で、下から突き上げるようにアッパーを食らわします!
なす術もなく宙に舞うボラホーン!
ヒュンケルは無防備状態のボラホーンに、止めの一発"ブラッディースクライド"をおみまいしました!!
"ブラッディースクライド"に体を貫かれたボラホーンは、血しぶきを上げながら地面へと真っ逆さまです。
2人の戦いの一部始終を見ていたラーハルト。
彼は、「俺を他の2人と一緒にしないほうがいい」と自信をのぞかせています。
武具ではお前に引けを取らないと言うラーハルトは、自身が持つ槍を突き出しました。
それは"鎧の魔槍"という、鎧の魔剣とおなじ"ロン・ベルク"が作った武器だそうです。
という事は・・・ヒュンケルの予想通り、"鎧の魔槍"は「鎧化(アムド)」の掛け声と共に鎧と化し、ラーハルトを包みます。
3.鎧化対鎧化
ヒュンケルの"ブラッディースクライド"を見たラーハルトは、今度は俺の秘技を見せてやろうといい、シールドの部分から槍を抜きました。
そして、目にも止まらぬ速さの突きを繰り出し、ヒュンケルの顔面を狙い撃ちます。
余りの速さに、反応する事が出来なかったヒュンケルでしたが、彼は無傷でした。
なんとラーハルトの突きは、ヒュンケルの兜だけを真っ二つに割ってしまうという、まさに神技のような突きだったのです。
凄まじいスピードと、針の穴をも通す正確さによってのみ為せるこの技に、ヒュンケルはラーハルトの恐ろしさを実感しました。
ヒュンケルの剣は"力まかせの剣"だと吐き捨てたラーハルトは、その気になれば瞬きしている間に心臓を貫く事が出来ると言います。
その言葉にヒュンケルは、「やれるものならやってみろ」と斬りかかりますが、ラーハルトの超人的な素早さに翻弄され、触る事すら出来ません。
そこでヒュンケルは、スピードならばと"海波斬"を放ちます。
しかし結果は、軽く避けられ、更に背後に回られてしまいます。
その後、ラーハルトは高速の突きを連打しますが、速すぎてヒュンケルには太刀筋が全く見えません。
そこでヒュンケルは、ラーハルトのスピードを捉える事は不可能ととらえ、攻撃をわざと喰らい、動きが止まった所を狙うという作戦に出ます。
一撃の破壊力はこちらの方が上のはず。ラーハルトを懐によびこみ、"ブラッディースクライド"をぶち込めば勝機はあると考えたのです。
"ブラッディースクライド"を放ったヒュンケル。
しかし、目の前にラーハルトの姿はありません。
何が起こったのか理解できないヒュンケルは、自分の胸にラーハルトの手甲が刺さっている事に気が付きます。
ラーハルトは、ヒュンケルの作戦を完全に読み切っていたのでした。
上空に飛び上がっていたラーハルトは、自身の必殺技である"ハーケンディストール"を放ちました。
その凄まじい威力に、ヒュンケルの鎧は粉々に砕け散ってしまいます。
彼は、自分が全く歯が立たない事に驚愕し、その場に大の字になって倒れました。
一方、バランの紋章に反応するダイ。
記憶を失っているダイですが、バランの事は知っていると言います。
やはり、血を分けた親子という事もあり、本能的に感じる物があるようです。
まとめ
口では冷たいヒュンケルが、ポップの事を"可愛い弟弟子"と呼んだ所に感動しました。
そして、あっという間に"ボラホーン"を倒したヒュンケルが、手も足もでない"ラーハルト"。
ヒュンケルは、このままやられてしまうのでしょうか?
そして、ダイを連れ戻しに来たバランを、仲間たちは止める事が出来るのでしょうか!?
次回は、第28話『ダイの秘密』です
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