令和版 新アニメ ドラゴンクエスト ダイの大冒険の第24話 『竜騎将バラン』の見どころや、漫画版(原作)との比較、違い、あらすじ、感想記事です。※この記事はネタバレを含んでいます
2020年10月3日(土)AM9:30~新アニメ ドラゴンクエスト-ダイの大冒険-がスタートしました。
この記事ではリメイクされた本作を、見どころや漫画版(原作)との比較を軸に、感想を述べていきたいと思います。
※第24話は、漫画版の第82話「衝撃のバラン!!!」、第83話「竜騎将の正体」、第84話「笑う大魔王」、第85話「父と子の戦い!!!」、第86話「戦慄!竜闘気!!」のストーリーでした。
注意!この記事はネタバレを含んでいます!
1.衝撃のバラン!!!
ヒュンケルが出会った兵士の兄"ホルキンス"は、超竜軍団長"バラン"と戦い敗れたそうです。
カール騎士団の団長として、その名を轟かせていたホルキンス。
剣の勝負では引けを取らなかったようですが、バランの額から発せられた一筋の閃光に胸元を貫かれ、一瞬で絶命してしまいました。
ヒュンケルがホルキンスの亡骸を確認すると、なんと!?彼の胸元には、ダイの紋章と同じ"竜の紋章"が・・・
竜の神殿では、バランがダイに竜の騎士が何のために存在するのかを語り始めました。
かつて、神々を世界を作ったばかりの頃、この世は"人間"、"魔族"、"竜"の3種族が治めていたと言います。
しかし、この3つの種族は世界の覇権をめぐって、血で血を洗う争いを続けてきました。
それをうとましく思った神々は、この世を粛正する者が必要だと考えます。
そこで、"竜の神"と"魔族の神"と"人の神"が集まり、ある結論が出ました。
それは、"竜の戦闘力"と"魔族の魔力"、そして"人間の心"を持った究極の戦士をつくりだすことでした。
それこそが"竜の騎士"なのです!
いずれかの種族が野心を抱き、世界を我が物にしようとした時、それを滅ぼし天罰を与えるのが竜の騎士の使命・・・
そして今、人間こそが世界を我が物しようとしている!
だから、竜の騎士であるバランとダイが人間を滅ぼさなければならない!!
しかし、ダイは納得できません。
大魔王バーンの方が悪いのではないのか?バーンは世界を征服しようとしているじゃないか!?
しかし、「バーン様は、世界の平和のために人間を滅ぼそうとなさっている」と言うバラン・・・
バランは、悪いのは人間であり、ダイも本来の使命に目覚めるべきだと言い放ちます。
だが、そんな事を言われても、ダイが縦に首をふるわけがありません。
怒ったダイは、"アバンストラッシュ"を至近距離から撃ち込みました。
それを真正面から、無防備状態で受けたバランでしたが、なんとノーダメージです。
"空裂斬"を習得し、完成型となった"アバンストラッシュ"なのに・・・とんでもない相手です。
言う事を聞かないダイに、バランは力ずくで連れて帰ると腕を掴みました。
できれば傷つけたく無かったというバランですが、額に紋章を浮かべ力を解放します。
バランから発せられるパワーは凄まじく、その光は神殿の天井を破壊し果てしなく伸びていきました。
ダイは、その光に乗せられて天高く吹き飛ばされ、その後地面に叩きつけられてしまいます。
そして、それを追いかけるように、バランが地上に現れます。
2.竜騎将の正体
バランを始めて見た一同は、彼の額に浮かぶ紋章がダイと同じだということに驚きます。
しかしメルルが言うには、竜の騎士はこの世に一人しか現れないはずです。
本来であれば、この世に一人しか生まれない竜の騎士一族・・・しかしバランは、ダイという例外がおこったと言います。
バランは再度、ダイに自分と共に人間を滅ぼすよう促します。しかし、当然ながらダイにはそんなつもりはありません。
人間に肩入れするダイを不思議に思うバラン。今はまだいいが、成長し竜の力に目覚めたダイを、人間は迫害しはじめる。
その時に、地獄の苦しみを味わうのは、他の誰でもなくダイ本人だと・・・
そう言われたダイは、ベンガーナでの出来事を思い出し、複雑な思いになります。
すると、そんなやり取りを聞いていたポップが割って入りました。
「ダイは大切な仲間だ!たとえ正体が何であっても迫害などしない!しかも、ダイが人間を滅ぼす事に加担するなど、死んでもある訳がない!!」
そう言うとポップは、ダイを"ベホマ"で回復するようレオナに頼み、ベンガーナでドラゴン三匹を仕留めた魔法"ベタン"を唱えました。
ポップのベタンに、バランの周辺に強力な重力場が発生します。
しかしながらバランは、何事もないかの様にポップに向かって歩いてきます。
ドラゴン三匹を仕留めたポップの最大魔法が、足止めにすらならないとは・・・
バランが額の紋章に意識を集中すると、物凄いエネルギーが発せられました。
そしてそのエネルギーは、ベタンの重力場の壁を破壊しポップたちを襲い、バランの周りにある全ての物が吹き飛ばされてしまいます。
バランは、倒れて動けなくなったダイを力尽くで連れ帰ろうとします。
レオナは身を挺してダイを守り、ポップも同族だからといってダイを自由にできる権利はないと食い下がります。
しかし、「権利ならある」と言うバラン。
「我が子供をどう扱おうと勝手のはず・・・!!」
バランは、ダイが自分の子供であり、本当の名は"ディーノ"である事を明かしました。
3.笑う大魔王
一方その頃、魔王軍の面々は、"あくまのめだま"を通してその一部始終を見ていました。
ついに、隠していた事実が明かされてしまったハドラーは、冷や汗をかきながら焦った表情をしています。
そして、親子の再会に一役買ったキルバーンは、焦るハドラーの表情にしてやったりの様子です。
キルバーンに"小心者"と小馬鹿にされ、怒りを露わにしたハドラーでしたが、ここは大魔王バーンの御前です。
ミストバーンの「静粛に」という声とともに、先ほどまで怒号を上げていたハドラーが一瞬で大人しくなりました・・・
そして大魔王バーンも、バランとダイたちのやり取りを見ていたようです。
そこでキルバーンが、鬼岩城での出来事を話し始めました。
キルバーンは、ハドラーがバランとダイの関係をバーンに内緒にしていたという、一番知られたくない事実をあっさり言ってのけてしまいます。
まるでハドラーをからかっている様子のキルバーン。恐ろしい男です・・・
バーンにダイの強さを問われたミストバーンは、"軍団長を凌駕する素質を備えている"と分析します。
ミストバーンの分析結果を聞き、声高らかに笑い出したバーン。
バーンは、通常ならこの世に一人しかいない竜の騎士を、二人も自分の部下にできるかもしれないと喜んでいるのです。
バランの実力を知っているバーンは、勝算が高いと考えているのでしょう。
そしてキルバーンが、「ダイ奪還の暁には何か褒美を」と盛り上げます。そこでバーンは、褒美としてバランに"魔軍司令の座"を与えると宣言します。
ハドラーにとって、最も恐れていた事が現実になりそうです。
しかし、そうはすんなり事は運ばないようです。いち早くその異変に気付いたバーン。
"あくまのめだま"を見ると、なんと先ほどまで倒れていたダイが起き上がっています。
ボロボロな状態のダイですが、"最後の武器"があると言います・・・それはマトリフに教えてもらった、勇者が持つ最強の武器である、どんな強敵にも立ち向かっていく"勇気"です!!
4.父と子の戦い!!!
自分の名前は"ディーノ"ではない!"ダイ"だと叫ぶダイ。
それに対しバランも、「では人間どもの呼び方に従って"ダイ"と呼ぼう・・・!」と睨み付けます。
そこでダイは、自身の最強の技"アバンストラッシュ"で勝負をかけようと構えをとります。
しかし、ダイの構えを見たバランは、"アバンストラッシュ"は自分には通じないと断言します。
バランは“アバンストラッシュ”を一太刀見ただけで、その技の全てを見抜いていました。
そして、その上で自分には効かないと言っているのです。
そんな恐ろしい相手を戦倒すには、あの技しかありません。
ダイは紋章を額に浮かべました。そして、雷雲を呼び寄せます・・・
あの技とは、ヒュンケルを倒した"ライデインストラッシュ"です。
流石のバランも素手では防ぎきれないと悟ったのか、剣を抜きました。
そしてなんと、ダイから放たれた"ライデインストラッシュ"をその剣で受け止めてしまいます!!
受け止めた稲妻を剣に蓄えたバランは、成長したダイを褒め称えます。
しかし、"真の竜の騎士"の力はこんなものではない・・・そう言うとバランは、"真の竜の騎士"が天をあやつったらどうなるか見せてやる言いました。
バランは天に剣をかざすと、ダイと同じように稲妻を呼びます。それは、"ライデイン"の上位呪文である"ギガデイン"でした。
"ギガデイン"のエネルギーを剣に貯めたバランは、一気にダイとの距離を詰めます。そして、その剣をダイに向かって振りかざしました!!
これぞバランの必殺技"ギガブレイク"です。
この"ギガブレイク"は、後に様々なドラクエのゲームに逆輸入された、ダイの大冒険の中でも有名な必殺技です。
その凄まじい威力に、ダイは湖まで吹っ飛ばされてしまいました!!
湖に落ちるダイを見たポップは、今後は俺が相手だ!と立ち上がりました。
バランに呪文が効かない事は分かっていますが、もうやけくそです。
するとここで、後ろからポップを止める何者かが現れます・・・
獣王クロコダインです。
絶対絶命のピンチに現れたクロコダイン!その登場にポップも大喜びです!!
しかし・・・!?
なんとクロコダインの手が震えています。
彼は、バランとの戦いに恐怖し、怯えているのでした。
5.戦慄!竜闘気!!
誇り高き竜の騎士であるバランは、同じ様に武人の心を持ったクロコダインやヒュンケルの事を気にいっていたようです。
そんな二人が、魔王軍を去っていく事に疑問を抱いているバラン。
ハドラーに人徳がないのでは?と考えているバランですが、クロコダインはきっぱりと否定しました。
ハドラーはともかく、大魔王バーンのためなら死んでもいいと考えていたというクロコダイン。
今はその対象が"ダイ"に変わったと言います。
ダイがいなかったら、クロコダインやヒュンケルはいつまでも魔道をさまよっていた・・・
ダイは心の闇に光をくれた"太陽"である!そんなダイを、人間を滅ぼすために無理やり連れていくなど絶対に許さない!
そう言ってクロコダインは、命を賭してバランと戦うつもりです。
そしてバランは、"太陽"という言葉にある女性を思い出していました。
その女性の名は"ソアラ"・・・
バランはクロコダインを睨み付けると、剣をおさめました・・・
しかし彼は、戦いをやめた訳ではありません。
バランは鬼の形相で、クロコダインに完成された竜の力の恐怖を教えてやると宣言します。
それと同時に、凄まじい闘気が発せられました。
しかし、剣をおさめたバランは棒立ちです・・・
舐められているのか?と感じたクロコダインの"真空の斧"が、バランの首をとらえました!
しかし・・・!?
なんと!斧の方が砕けてしまいました!!しかもバランは完全に無傷です!
これにはクロコダインも、開いた口が塞がりません。
・・・よく見ると、斧とバランの間に光輝く気流のような物が見えます。
バラン曰く、これこそが竜の騎士最強の秘密、"竜闘気"なのです!
そして次の瞬間!?バランに胸を突かれたクロコダインは、吹っ飛ばされてしまいました!!
まとめ
今回は、物語の根幹に関わる様々な情報が明かされた、非常に重要な話となっていました。
まず、バランがダイの父親である事が明かされました。
また、竜の騎士が何のために存在するのかも明かされました。
その事実を知っていたハドラーでしたが、魔軍司令の座を奪われる危険性から、大魔王バーンにすら黙っていたのです。
ハドラーの器の小ささが露呈されましたね。
そして、真の竜の騎士であるというバランは、クロコダインの渾身の一撃でも斧の方が砕けてしまうという、反則級の強さを誇っています。
その強さの秘密である"竜闘気(ドラゴニックオーラ)"とは・・・一体、何なのでしょうか!?
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