令和版 新アニメ ドラゴンクエスト ダイの大冒険の第19話 『アバン流最後の奥義』の見どころや、漫画版(原作)との比較、違い、あらすじ、感想記事です。※この記事はネタバレを含んでいます
2020年10月3日(土)AM9:30~新アニメ ドラゴンクエスト-ダイの大冒険-がスタートしました。
この記事ではリメイクされた本作を、見どころや漫画版(原作)との比較を軸に、感想を述べていきたいと思います。
※第19話は、漫画版の第64話「突入!!レオナを救え」、第65話「フレイザードの執念」、第66話「嵐の弾岩!!!」、第67話「アバン流最後の奥義」、第68話「出た!!空裂斬」のストーリーでした。
注意!この記事はネタバレを含んでいます!
1.突入!!レオナを救え
クロコダインの投げつけた"真空の斧"が、ザボエラを捉えたかと思われましたが・・・それは"モシャス"で変身させられた、妖魔士団の魔物でした。
部下を身代わりにしたザボエラは、自分の仕事はここまでと、その場を去っていきます。
クロコダインが辺りを見回すと、いつの間にかミストバーンの姿もなくなっていました。
時を同じくして、ヒュンケルの意識が戻りました。
彼は、ハドラーがいない事に驚きます。
確かに手応えがあったはずなのに・・・
漫画では、中央塔にたどり着いたダイたちを大量の"ばくだんいわ"が待ち構えており、フレイムが乗りかかり刺激する事で"メガンテ"で爆発するというシーンがありましたが、アニメでは完全に省略されていました。
中央塔にたどり着いたダイたちの前に、フレイムとブリザードの軍団が現れます。
そこでダイは、"バギ"で魔物たちを宙に浮かすと、ブリザードにはポップの"メラゾーマ"で炎の竜巻を、フレイムにはポップの"ヒャダルコ"とマァムの魔弾銃で氷の竜巻を放ち敵を一掃します。
魔物たちを蹴散らしたダイたちが、中央塔の中へ入ろうとすると・・・地面に潜んでいたフレイザードに、マァムが捕まってしまいました。
マァムを持ち上げたフレイザードは、彼女を叩きつけ殺してしまうつもりです。
2.フレイザードの執念
マァムを叩きつけようとしたフレイザードの腕が、何者かによって切断されます。
クロコダインです。
クロコダインが"真空の斧"を投げつけ、マァムのピンチを救ったのでした。
そして、ヒュンケルも駆け付けます。
氷炎結界呪法を破られ、魔王軍の元軍団長が二人相手です。
流石のフレイザードも諦めたと言いますが・・・彼は、自分の無傷を諦めただけでした。
彼は突如、胸元のメダルを引きちぎりました。
そのメダルの名は"暴魔のメダル"。
六大団長が一堂に会した鬼岩城完成の日に、大魔王バーンから褒美として差し出されたそのメダルは、燃え盛る業火の中にあり簡単に手に取る事は出来ません。
その場にいた誰もが躊躇する中、フレイザードは大魔王バーンへの忠誠心を示すため、氷の半身を溶かしながらもそのメダルを手にしました。
フレイザードが"魔王軍の切込み隊長"と呼ばれるようになったのは、その日からだそうです。
そんな、彼にとって命の次に大事な"暴魔のメダル"を捨てるとは・・・
過去の栄光にすがらず、新たな勝利を掴むと言うフレイザードは、自身の身体を無数の岩石と化す"弾岩爆花散"を放ちました。
3.嵐の弾岩!!!
フレイザードの"弾岩爆花散"の前には、攻撃呪文も物理攻撃も効きません。
彼は岩石を自在に操り、ダイたちを苦しめます。
そして、巨大な岩石がダイめがけて一直線に飛んできました!
しかしここは、ヒュンケルが助けに入り事なきを得ます。
フレイザードの身体をいくら砕いても無駄です。
彼を倒すには、生命の源となる"核"を砕く必要があります。
しかし、この無数の岩石の中からどうやって見つけるのか・・・追い詰められるダイですが、ここでアバンやマトリフの教えを思い出します。
それは、"見えない敵"を斬るという事・・・
ダイを回復させようと近寄るマァムでしたが、フレイザードに気付かれてしまいます。
その姿は、炎と氷が消えかかり、見るも無残な姿です。
どうやら"弾岩爆花散"は、フレイザードの体力を著しく消耗させるようです。
しかし、彼は死の危険を冒してでも"手柄"が欲しいと言います。
ハドラーに作られてから一年足らずと歴史のないフレイザードは、たとえ千年生きても手に入らないぐらい大きな手柄が欲しいのです。
そこへ、立ち上がったダイが剣を構えます。
彼は、今まで一度も成功した事のない必殺技を放とうとしていました。
4.アバン流最後の奥義
ダイが放った必殺技とは、アバン流刀殺法最高の奥義"空裂斬"でした。
ダイが、"空"を斬る"空裂斬"を放つのは初めてです。
"大地斬"と"海波斬"はアバンから直接教わったダイですが、"空裂斬"に関しては座学でしか教わった事がありません。
そんなダイの一撃は、見事フレイザードを捉えました。
しかし・・・!?フレイザードはピンピンしています。
どうやら、核を砕く事は出来なかったようです。
ここでダイは、今一度アバンの教えを思い出しました。
"空裂斬"とは邪悪な生命を絶つ剣であり、剣に正義の闘気を蓄積して一気に敵の本体めがけて放たなければ効果がありません。
しかし難しいのは、その敵の本体を見極める事です。何しろ普通の怪物の急所と違って、何処にあるのか目に見えないからです。
"見えざる敵の見方"が重要になっているのですが・・・今のダイには、まだ見えないのです。
決め手に欠くダイに、フレイザードは"メラゾーマ"5発を同時に放つ必殺技、"フィンガーフレアボムズ"で襲い掛かりました。
すると・・・!?突如、"メラゾーマ"を蓄えたフレイザードの指が、5本全て砕け散ります!
先ほどダイが放った一撃が、フレイザードの核をかすっていたのでした!!
自信を取り戻したダイは、成功するまで何十発でも打ってやる!と"空裂斬"の構えを取り、フレイザードに向かっていきます。
ここで漫画では、絶命したハドラーが鬼岩城に安置され、その場にミストバーンが登場するというシーンがありましたが、アニメではなくなっていました。
これは、なくなったのではなく、次回以降に移動された可能性が高いです。
5.出た!!空裂斬
怒ったフレイザードは、再度"弾岩爆花散"を放とうとします。
マァムはフレイザードの身を案じ、"弾岩爆花散"を止めるよう説得しました。
フレイザードという極悪人の心配をするマァムは、本当に心が優しいのですね。
ヒュンケルが"聖母"を感じたのも納得できます。
しかし当のフレイザードは、「バクチってのはな・・・はずれたら痛い目みるからおもしれえんだよ!」と全く効く耳を持ちません。
この後、漫画ではマトリフがシリアスな顔でエイミのお尻を触りながら、ダイたちの健闘を祈るシーンがありましたが、アニメでは省略されていました。
ダイは何度も"空裂斬"を放ちますが、フレイザードの核を砕く事が出来ません。
ヒュンケルは、ダイが何故"空裂斬"を成功させる事が出来ないのかに気付いていました。
大地や海と違って、空は目をこらしても斬れない!
それを思い出させてやると言うヒュンケルは、剣で自分の手を傷付け、手から出た血をダイの目に投げつけました。
視界を奪われたダイは、心の目でその場にいる全員のエネルギーを感じ取ります・・・
仲間たちのエネルギーを感じ取ったダイに、巨大な悪のエネルギーが凄い殺気をまき散らしながら迫ってきました。
その悪のエネルギーこそが、フレイザードの核なのです。
ダイはフレイザードに向かって、渾身の"空裂斬"を放ちます。
そして見事、フレイザードの核を真っ二つに切り裂いたのです!
それと同時に、フレイザードの身体に異変が・・・!?
まとめ
ダイがついに、アバン流刀殺法奥義である"空裂斬"を極めました。
これで大地・海・空の全てを極めた事になります。
あのヒュンケルですら、悪の心を持っていたため"空裂斬"は使えませんでした。
あとは、完全版になった"アバンストラッシュ"が楽しみです。
記事一覧、サイトマップへはコチラから→