漫画版ドラゴンクエスト ダイの大冒険の第65話 『フレイザードの執念』ネタバレ、ストーリー振り返り感想記事です。
※漫画版ネタバレを含みますので、まだ読んでいない方は注意。
前回のあらすじ
クロコダインが仕留めたと思われたザボエラは、モシャスで化けた悪魔神官でした。
2つの塔が壊され、自分はもうここにいる必要はないと踏んだザボエラとミストバーンは、クロコダインの前から姿を消しました。
一方、中央塔にたどり着いたダイたちを待っていたのは、大量のばくだん岩でした。そこに現れたフレイムとブリザードの大軍。
3人は連携技で大軍を蹴散らし、大量のばくだん岩が一斉に爆発するという最悪の事態を何とか回避しました。
そして、中央塔内部へと急ぐ3人でしたが、突如地中から伸びてきたフレイザードの手にマァムが捕まってしまいます。
フレイザードはマァムを殺そうと、地面に思い切り叩きつけようとしました。
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マァムの後頭部が、氷の刃に叩きつけられようとした・・・
その瞬間!?
フレイザードの腕が切り落とされ、マァムは一命を取りとめます!!
フレイザードの腕を切り落としたのは、真空の斧!
その持ち主は、もちろんクロコダインです!!
助けにきたのは、彼だけではありません・・・
ハドラーとの死闘を制したヒュンケルも、助っ人として登場します!!
5人に取り囲まれ、追い詰められたフレイザード
流石に、いつもの余裕はありません!
今まで見せたことのない、シリアスな表情を浮かべます・・・
追い詰められたフレイザードは、なんと!勝ち目がないから観念すると言い出しました!
勝気なフレイザードがあっさり負けを認めるとは・・・何か裏がありそうです・・・
フレイザードは、ばくだん岩に合図を出し撤退させました
いよいよ、本当に負けを認めたかに見えたフレイザードでしたが・・・
どうやら、レオナを解放するつもりはなさそうです!?
これは一体、どういう意味なのでしょうか!?
フレイザードの"観念"というのは、負けを認めたのではなく、無傷での勝利を諦めたという事でした!
やはりフレイザードの性格上、自分から負けを認めるようなありえません!
フレイザードは胸元のメダルを引きちぎりました!
その行動に驚くクロコダインとヒュンケルの二人!
このメダルは一体・・・!?
時は、鬼岩城完成の日まで遡ります・・・
はじめて六大団長が一堂に会したその日、大魔王バーンがある物を褒美として与えました
その褒美は"暴魔のメダル"・・・
バーンへの忠誠心の証であるこのメダルは、凄まじい業火に包まれており簡単に手に取る事は出来ません・・・
これは、バーンのためなら業火の中に手を入れる事もいとわない!という忠誠心を試す意味合いも含んでいるのです
バーンへの忠誠心は示したいが、この業火の中に手を入れるのは・・・団長たちは躊躇して中々手が伸びません
そんな中、何の躊躇もせず業火の中に手を突っ込んだのがフレイザードです!
フレイザードは、氷の半身の大部分を失う大ダメージを負いながらも、バーンに忠誠心を示しました!!
その出来事から彼は、"魔王軍の切込み隊長"と呼ばれるようになったのです!
フレイザードの栄光の象徴である、暴魔のメダル・・・
命の次に大事なメダルを捨ててまで、この戦いに勝利したい!
これは、絶対に負けられないというフレイザードの意志表明でもありました!!
フレイザードの体が激しく爆発し、無数の岩石がダイたちを襲います!
自爆したのでしょうか?
しかし自爆するなら、ばくだん岩を撤退させる必要はありません!
すると、ダイがある事に気付きます・・・
無数に飛び散る岩石の、一つ一つにフレイザードの意志が・・・!?
次回に続く・・・
まとめ
マァムの危機を間一髪で救ったのは、クロコダインでした。
そして、クロコダインだけでなくヒュンケルも助っ人として現れました。
いつもなら、勝気に笑い飛ばして余裕を見せるフレイザードですが、相手は六大団長の2人とアバンの使徒3人の計5人。
流石に分が悪いと踏んだのか、神妙な面持ちです。横暴ながらも冷静さを併せ持つフレイザードは、このままでは勝てないと判断したのでしょう。
大魔王バーンから貰い受けた、暴魔のメダルを投げ捨てたフレイザード。他の団長が躊躇する中、命を削って勝ち取ったこのメダルを捨ててでも勝ちたい、という執念のあらわれです。
体を爆発させ岩石を飛散させるフレイザードは、岩石の一つ一つが自分だと言います。
これは、岩石一つ一つにフレイザードの意志が宿っているという意味なのでしょうか?
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