アニメ ダイの大冒険

【令和版】新アニメ ドラゴンクエスト ダイの大冒険 ・第18話『ヒュンケルVSハドラー』の見どころ、漫画版(原作)との比較、違い

令和版 新アニメ ドラゴンクエスト ダイの大冒険の第18話 『ヒュンケルVSハドラー』の見どころや、漫画版(原作)との比較、違い、あらすじ、感想記事です。※この記事はネタバレを含んでいます

2020年10月3日(土)AM9:30~新アニメ ドラゴンクエスト-ダイの大冒険-がスタートしました。

この記事ではリメイクされた本作を、見どころや漫画版(原作)との比較を軸に、感想を述べていきたいと思います。

※第-話は、漫画版の第60話「戦士復活!!」第61話「激突!!ヒュンケル対ハドラー」第62話「火を吹く最終闘気!!」第63話「生と死の十字架」のストーリーでした。

←第17話『不死身の救世主』はコチラから

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注意!この記事はネタバレを含んでいます!

1.戦士復活!!

①ヒュンケルを救ったのは・・・?

マァムが目を覚ますと、目の前には死んだはずのヒュンケルが・・・

夢かと疑うマァムでしたが、現実だと知り涙を浮かべながら喜びます。

そんな二人を見てショックを受けるポップは、ヒュンケルから"薬草"を顔面に投げつけられてしまいます。

ヒュンケルを死の間際に救ったのは、獣王クロコダインでした。

ガルーダと共に現れた彼は、"真空の斧"でマグマを吹き飛ばしヒュンケルを救い出したのでした。

ヒュンケルの部下の手厚い手当によって、クロコダインの傷は完治していました。

クロコダインは、ヒュンケルが今後ダイたちにとって、必要不可欠な存在になると考え彼を助けたのです。

しかし、当のヒュンケルは罪の意識に苛まれ、完全に自信を失ってしまっています。

そんなヒュンケルにクロコダインは、男の価値がどれだけ過去へのこだわりを捨てられるかで決まる、と激励しました。

ヒュンケルと同じ様に、過去の過ちを悔いていたクロコダイン。そんな彼の言葉には、重みがあります。

そして、クロコダインの言葉に感化されたヒュンケルが立ち上がります。

彼は、戦い続ける事で罪を償っていくと心に決めたのでした。

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②完全復活

ヒュンケルの闘志に火が付くと同時に、何処からともなく"鎧の魔剣"が現れました。

ダイとの戦いでボロボロになったはずの鎧でしたが、持ち主であるヒュンケルの闘志に呼応するように完全に復元されています。

そして、意を決したヒュンケルは「鎧化」の掛け声を発しました。

こうして、完全復活を遂げたヒュンケル。

クロコダインとかたい握手を交わし、戦場へと赴きます。

ヒュンケルだけでなく、クロコダインまでもが寝返った事が信じられないハドラー。

しかし、炎魔塔を砕く音を聞けば、いやでも信じる事になります・・・

そしてヒュンケルは、この場は任せて中央塔へ向かえと、マァムに優しく声を掛けました。

躊躇するマァムでしたが、ポップが彼女を抱えて、そそくさとその場を去ります。

これ以上、ヒュンケルとマァムがくっついている所を見たくないポップでした。

マァムたちの後ろ姿を、笑みを浮かべて見送るヒュンケル。

すると!?突如、アークデーモンの持つ鎖にがんじがらめにされてしまいました。

しかし、そこはヒュンケル、簡単に鎖を断ち切ってしまいます。

そして、アークデーモンたちを振り回し、難なく撃破します。

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2.激突!!ヒュンケル対ハドラー

①炎魔塔では

一方、炎魔塔ではクロコダインが大暴れしていました。

ザボエラは、炎魔塔を死守しようと全軍突撃の指示を出します。

妖魔士団の魔物たちが、一斉に襲い掛かかります。

そこでクロコダインは、自身の必殺技である"獣王痛恨撃"を放ち、魔物たちを一掃しました。

その威力は凄まじく、魔物たちもろとも炎魔塔を破壊してしまいます。

2本の柱が破壊された事によって、バルジ島を覆っていた結界が消え去りました。

"獣王痛恨撃"の名前が物騒でダメだと言う、バダック。

この日から、クロコダインの必殺技は"獣王会心撃"と改名されるのです。

これは、ゲームのドラクエで、敵が放つ大ダメージの物理攻撃が"痛恨の一撃"であり、味方のそれが"会心の一撃"である所からきています。

人間側の味方になったクロコダインの技であれば、"痛恨"ではなく"会心"が適切という訳です。

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②死闘始まる

師匠であるアバンの敵、ハドラー。

ヒュンケルは、自分にはアバンを師と呼ぶ資格はないと言います。

しかし、ハドラーは父親であるバルトスの敵でもあるのです。

ヒュンケルにとって長年の生きる糧であった、父親の仇を討つ時がきたのです。

先手を打ったのはハドラーでした。

彼はイオ系の最強呪文である、"イオナズン"を放ちました。

そしてそれは、完全にヒュンケルを捉えますが・・・

"鎧の魔剣"は、いかなる攻撃呪文も受け付けません。ヒュンケルは全くの無傷です。

向かってくるヒュンケルに、やけくそになったハドラーが呪文を連打します。

しかし、ヒュンケルはノーダメージです。爆発の中を駆け抜け、ハドラーのすぐ近くまで迫りました。

ヒュンケルの攻撃を防御したハドラー。

その手には"ヘルズクロー"が・・・

ハドラーの"ヘルズクロー"は、なんとヒュンケルの鎧を切り裂きました。

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③決着!?

中央塔の近くでは、ダイたち3人が再開を喜んでいました。

ヒュンケルが助けに来てくれたと聞いたダイは、やっぱりヒュンケルもアバンの使徒だったと、笑みを浮かべます。

ここで、漫画では空からダイたちを見守るアバンの姿がありましたが、アニメではなくなっていました。

このシーンはなくなっていました

一方、ヒュンケルとハドラーの死闘は激しさを増していました。

ほぼ互角の戦いを繰り広げる二人ですが、呪文が使えない分ハドラーがやや不利な状況です。

なんとか戦況を変えたいハドラー・・・彼はここで、ある秘策を思い付きます。

突如、物凄い勢いで襲い掛かったハドラー。

ヒュンケルは、ハドラーが最後の勝負に出たと読み、必殺技である"ブラッディースクライド"で迎え撃ちます。

そして"ブラッディースクライド"は、ハドラーに左胸を突き抜けていき、彼の心臓を破壊しました。

確実に仕留めたという手応えがあったヒュンケルは、ハドラーの死を確認しようと、大の字に倒れている彼に近寄ります。

しかし・・・なんと!?突如、ハドラーが何事もなかったかの様に動き出し、"ヘルズクロー"でヒュンケルの胸元を貫いたのです。

それもそのはず、なんとハドラーは心臓を二つ持っているのでした。

ハドラーは、ヒュンケルを突き刺したまま"メラゾーマ"を放ち、地獄の炎を鎧の中へと流し込みます。

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3.火を吹く最終闘気!!

①絶体絶命

中央塔へと急ぐ3人。

その中でマァムは、ふと悪い予感がしヒュンケルの身を案じます。

マァムの予感通り、ヒュンケルは地獄の炎によって大ダメージを負っていました。

なんとか起き上がり、剣を手にしようとしたヒュンケルでしたが・・・

あまりのダメージに、身体が言う事を聞いてくれません。

まだ切り札が残っていると言うハドラーは、自身最強の呪文"ベギラゴン"を放ちました。

穴の開いている鎧では、"ベギラゴン"を無効化する事が出来ず、ヒュンケルは更に大ダメージを負ってしまいます。

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②最後に残された武器

微動だにしないヒュンケルを見たハドラーは、勝ちを確信しました。

彼は、部下どもにダイ抹殺を命じます。

このままでは、ダイたちが危ない!しかし、ヒュンケルにはもう戦う術も残されていません。

一体、何を武器に戦えば・・・そんなヒュンケルに囁きかける声が聞こえます。

アバンです。彼は、アバンに教えてもらった、ある技を思い出しました。

その技とは、"闘気"でした。

戦士であるヒュンケルは、呪文が使えません。

そんな彼が、もしも剣を封じられてしまったら、残された武器は生命そのものしかありまありません。

ヒュンケルのために"闘気"の扱い方を教えようとしたアバンでしたが、当時のヒュンケルは「必要ありませんよ」と一蹴してしまいました。

しかし今は、まさしく剣を封じられてしまった状態です。

剣を収めたヒュンケル。そして彼は、額に意識を集中します。

ハドラーは、物凄いエネルギーがヒュンケルの額に集まっていく事に気が付いていました。

ヒュンケルの額に集中した、溢れんばかりの闘気。

ハドラーは、いち早く危険を察知します。

しかし時すでに遅しであり、ヒュンケルから放たれた闘気"グランドクルス"に飲み込まれていきました。

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4.生と死の十字架

①マァムの決意

"グランドクルス"の光は、中央塔へと向かう3人の元にまで届いていました。

その光に見覚えがある、ダイとポップ。

それは、アバンがハドラーに放った自爆技、"メガンテ"とそっくりなのです。

恐らく、闘気を爆発させると言う点が、"メガンテ"と同じだからと思われます。

ヒュンケルの身に何かが!ダイは彼を助けに行くために、引き返そうとします。

しかしポップは、呪文を使えないヒュンケルが"メガンテ"を唱えられる訳がないと、ダイを引き止めました。

しかし、あれはただ事ではないと、ダイも引き下がるつもりはありません。

引っ張り合う二人に、マァムは意外にも中央塔へと急ぐ決断を下しました。

クロコダインとヒュンケルは、ダイにレオナを助けされるために、もう一度生命を捨てる覚悟で助っ人に来てくれたのです。

今引き返したら、ヒュンケルたちの生命を無駄にしてしまうかもしれない。

だから、一刻も早く中央塔へと向かわなければならないのです。

気丈に振舞うマァムでしたが、その手は震えていました。

彼女は、ヒュンケルが死んでしまうかもしれない、という不安を押し殺していたのです。

ダイはマァムの言葉に、このまま突き進む決意を固めました。

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②真の戦士

"グランドクルス"に飲み込まれたはずのハドラー。

しかし、彼の姿が見当たりません。なんと彼は、とっさに配下のアークデーモンたちを盾にしてやり過ごしていたのでした。

そして、十字架状に亀裂の入った地面を見た彼は、その技の威力に息を飲みます。

そんな事よりもヒュンケルは!?

ハドラーが辺りを見渡すと、座り込み微動だにしないヒュンケルの姿が・・・

今度こそ勝ちを確信したハドラーは、止めを刺そうとヒュンケルの背後に立ちました。

"ヘルズクロー"を構えるハドラー。

もうヒュンケルは、動く事すら出来ません。

「あの世でせいぜい歯ぎしりするがいい!貴様の仲間やアバン・・・バルトスとな・・・!!」

アバン、バルトス・・・その言葉に、ヒュンケルは意識の中で反応しました。

ヘルズクローがヒュンケルを襲います!

その瞬間!?ヒュンケルの目に闘志が戻りました!

そして、兜に収めていた剣が伸び、ハドラーの右胸を突き刺したのです!!

両方の心臓を潰されたハドラーは、ヒュンケルの事を"真の戦士"と認めながら絶命しました。

その後ヒュンケルは、燃え尽きたかの様に目をつむります。

そこへ現れた、ミストバーン。

漫画では、後の回想シーンで出てくる場面ですが、アニメでは先に出てきました。

彼は一体、何をしに来たのでしょうか?

中央塔から、一部始終を見ていたフレイザード。

彼は、自分の親ともいえる存在であるハドラーがやられても、鼻で笑っています。

それどころか、ダイに箔が付き喜んでいる始末です。

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まとめ

ヒュンケルとハドラーの死闘が描かれていました。

イオナズン、メラゾーマ、ベギラゴンといった超上位呪文が放たれたり、ヒュンケルの"グランドクルス"の初登場など、見どころたっぷりでした。

ハドラーは間違いなく絶命したと思いますが、ヒュンケルはどうなってしまうのでしょうか?

そして、次回はついにフレイザードとの再戦です。

次回は、第19話『アバン流最後の奥義』です




『ダイの大冒険』最終回までに登場する、人物・魔王軍・モンスターたちに秘められた「物語」を徹底解剖! 主要キャラ20人には、今だからこそ言える三条陸先生と稲田浩司先生のコメントつき! さらに、『ダイ』の世界の歴史や呪文・技の分析、三条陸先生と芝田優作先生(『勇者アバンと獄炎の魔王』作画担当)の対談、稲田浩司先生へのインタビューなど、『ダイ』を深堀りする豪華コンテンツが盛りだくさん!

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