漫画版ドラゴンクエスト ダイの大冒険の第60話 『戦士復活!!』ネタバレ、ストーリー振り返り感想記事です。
※漫画版ネタバレを含みますので、まだ読んでいない方は注意。
前回のあらすじ
氷魔塔でハドラーのベギラゴンが炸裂する一方で、炎魔塔ではダイとバダックの苦戦が続いていました。
ダイは、ゴメちゃんの勇気ある体当たりでミストバーンの闘魔傀儡掌から解放されます。しかし、依然として周りは敵だらけ。
そんなピンチを救ったのは、獣王クロコダインでした。
一方、氷魔塔ではハドラーが瀕死のマァムに止めを刺そうとしていました。
間一髪で助けに入ったのは、なんと死んだはずのヒュンケルでした。
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マァムが意識を取り戻すと、目の前にはヒュンケルの姿が・・・
これは夢?・・・それともあの世?・・・
ヒュンケルが否定します
現実だと知ったマァムは思わずヒュンケルを抱きしめます
その様子を一部始終見ていたポップは嫉妬に狂います
死んだはずのヒュンケル・・・
ハドラーも目の前の光景が信じられません
死の直前にある男に救われたというヒュンケル
その男とは獣王クロコダインでした
元来の頑丈な体と、ヒュンケルの部下による手厚い手当によって、なんとか死なずに済んだというクロコダイン
ヒュンケルの情けによって助けられた命・・・情けには情けをもってこたえる・・・
クロコダインの持つ騎士道精神からヒュンケルの命を救ったようです
クロコダインは、ヒュンケルにダイの力になる男として期待しているようです
しかしヒュンケルは、自分のしてきた過ちが許されるものではない・・・いっそ死んだ方がマシだったと、自分を戒めます
そんなヒュンケルにクロコダインは、過去へのこだわりを捨て己の信ずる道を歩めばいい・・・と、諭します
クロコダインも自分の保身のために卑劣な手を使い、ダイたちを苦しめたという過去があります
しかし、クロコダインは武人の誇りを思い出させてくれたダイたちと共に戦う事を選びました
たとえ生き恥をさらし、万人にさげすまれようとも己の信じる道を歩むために・・・
クロコダインの言葉に心を打たれたヒュンケルは、ダイたちと共にに戦う事を決意しました
死んで済むほど自分の罪は軽くない・・・正義の名の元に戦うことで、少しでも罪滅ぼしをする必要がある!
それに、自分のために泣いてくれたクロコダインとマァムの涙にむくいるためにも、戦い続けなければならない!
戦う事を決意したヒュンケルの元に、鎧の魔剣が現れました!
地底魔城崩壊の時に失ったはずの魔剣がなぜ?しかもボロボロだったはずなのに完全に復元されている!?
真の武具は持ち主を選ぶもの・・・
鎧の魔剣は蘇ったヒュンケルの闘気に導かれてきたのです
そしてヒュンケルの闘気が蘇れば鎧も蘇る・・・
がっちりと固い握手を交わす、クロコダインとヒュンケル!
ここに、2人の正義の戦士が誕生しました!!
ハドラーはヒュンケルだけでなく、クロコダインまでもが裏切った事に驚きを隠せません!
ヒュンケルは、「ここは俺にまかせてお前は中央塔へと向かえ!」とマァムに促します
すると、ポップはマァムを抱かえそそくさと中央塔へと向かいます!抱き合ったままの2人が許せなかったのでしょう
ヒュンケルはポップがマァムに好意を抱いている事を知っているのか、その様子を見て笑みを浮かべました
そんな微笑ましい光景も束の間、ヒュンケルはモンスターたちに鎖で拘束されてしまいました!!
屈強なアークデーモン2匹にがんじがらめにされてしまったヒュンケル!
常人なら動く事もままなりませんが、完全復活したヒュンケルにかかれば赤子の手をひねるも同然です!!
簡単に鎖を断ち切り、巨大なアークデーモンたちを振り回し放り投げてしまいます!!
ヒュンケルはハドラーに、「俺を殺したければ貴様自身の生命をかけて挑んでこい!!」と宣戦布告しました!!
目の前にいるハドラーは、ダイの敵というだけでなく亡き父の敵でもあるのです!
ここにヒュンケル対ハドラーの死闘が始まろうとしています!!
一方、氷魔塔が崩壊するのを見たダイは、ヒュンケルの活躍に心躍らせます!
そしてこの場をクロコダインに任せ、フレイザードの待ち構える中央塔へと急ぎます!!
次回に続く・・・
まとめ
マァムの危機を間一髪で救ったヒュンケル。
死んだはずのヒュンケルでしたが、死の直前クロコダインによってその身を救われていたのでした。
ダイの加勢にいくというクロコダインに対して、ヒュンケルは自らの過ちの大きさに押し潰され、足を踏み出す事が出来ません。
いっそ死んだ方がマシだ・・・自暴自棄になるヒュンケルですが、そうなるのも無理はありません。
自分の思い違いで怒りの矛先を向け間違い、同じアバンの使徒を傷付けてしまったのですから・・・
クロコダインも自身の保身のために、卑劣な手を使いダイたちを苦しめたという過去があります。
しかしクロコダインは、武人の誇りを思い出させてくれたダイたちと共に戦う事を選びました。
誰に後ろ指を指されて馬鹿にされようと、己の信じる道を選んだのです。
そんなクロコダインの言葉に、ヒュンケルは心を打たれます。
そして思い出します。自分のために涙してくれたマァムの事を・・・
死んでも罪は贖えません。しかし正義の名の元に戦い続ければ、少しづつでも罪滅ぼしは出来るはずです。
ヒュンケルはダイたちと共に戦う事を決意しました。正義の戦士ヒュンケルの誕生です。
そして、ヒュンケルの闘気に導かれた"鎧の魔剣"が姿を現し、ヒュンケルの完全復活となりました。
こうしてクロコダイン、ヒュンケルと元六大団長の2人が仲間になりました。
敵に回すと恐ろしい2人ですが、味方になれば百人力です。今後の活躍から目が離せません。
次回 第61話『激突!!ヒュンケル対ハドラー』につづきます。
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