令和版 新アニメ ドラゴンクエスト ダイの大冒険の第15話 『恐怖の結界呪法』の見どころや、漫画版(原作)との比較、違い、あらすじ、感想記事です。※この記事はネタバレを含んでいます
2020年10月3日(土)AM9:30~新アニメ ドラゴンクエスト-ダイの大冒険-がスタートしました。
この記事ではリメイクされた本作を、見どころや漫画版(原作)との比較を軸に、感想を述べていきたいと思います。
※第15話は、漫画版の第51話「勇者対氷炎将軍!!」、第52話「恐怖の結界呪法!!」、第53話「凍れる美女・レオナ!」、第54話「噂の大魔導士」のストーリーでした。
注意!この記事はネタバレを含んでいます!
もくじ
1.勇者対氷炎将軍!!
①優位に戦いを進めるダイ
物語冒頭に、漫画には無かったアニメオリジナルシーンが追加されていました。
ダイが気球船から一人でバルジ塔に飛び込んでいった事と、エイミがバダックに見張りを頼んでいた事の2点です。
バルジ塔と気球船の距離は、普通の人間では絶対に飛び移れないほど離れていました。
ダイの身体能力が、いかに人間離れしているかが伺いしれます。
また、バダックがみんなと一緒に塔に乗り込もうとしますが、エイミから気球船の見張りを頼まれ残っていた事が明らかになりました。
見張りも大事な仕事です。決してバダックが足手まといになるから、という理由ではないと思います・・・
バルジ塔内部では、フレイザードが自身の腕に刺さったナイフを引き抜き、地面に叩きつけると同時に二人の戦いが始まります。
ナイフが地面を跳ねて転がっている間に死闘が繰り広げられるという、アニメオリジナルの演出が追加されていました。
これによって二人の戦いのスピード感が増し、臨場感のあるシーンとなっていました。
フレイザードの攻撃を難なくかわし、攻撃へと転じるダイ。それと同時に、転がっていたナイフが止まります。
ここまでがナイフが転がっている間の出来事となっており、二人の戦いが超スピードで繰り広げられていた事が伺い知れます。
そしてフレイザードは、そんなダイの超スピードに驚愕します。
「ヒュンケルの敵も討たせてもらうぞ!!」と言うダイに、フレイザードは"マヒャド"を放ちます。
腕でガードするダイですが、見る見る内に腕ごと体が凍っていってしまいます。
すると突然、ダイの剣が燃えさかります。
メラの魔法剣です。ダイは、メラの魔法剣と大地斬の合体技である"火炎大地斬"を放ち、フレイザードの氷の腕を斬りました。
フレイザードは、"火炎大地斬"で斬られた燃え上がる氷の腕を、自らの手で切り落としました。
それ以上、被害が広がる事を防ぐための冷静な判断です。やはりザボエラの言う通り、ただの戦闘狂ではないようです。
フレイザードは、ダイがクロコダインやヒュンケルとの戦いを経て、格段にレベルアップしている事に気付きます。
そして、あれの出番かもなと、奥の手を使う事を決意します。
またレオナも、成長したダイの姿に涙を浮かべ喜びます。
②フレイザードの奥の手
そこへ、ポップたちが到着します。
ダイはマァムとエイミに、負傷している者の手当を指示します。
目の前にいる強敵だけでなく、ちゃんと周りの状況が把握できている冷静なダイは、強さだけではない勇者としての能力が備わってきたと言えます。
フレイザードの腕が切り落とされたいる、という戦況を見たポップは、ダイが優勢と感じ喜びます。
しかし喜びも束の間、なんとフレイザードは腕を再生してしまうのでした。
突如、全身に力を込めだしたフレイザード。
禍々しい紫のオーラが、フレイザードを包んでいきます。
そして全身がオーラで包まれると、"氷炎爆花散"という、無数の岩石を飛ばす技を放ちました。
岩石のあまりの数に、ダイたちはよける事が出来ずに防御するしかありません。
その衝撃は塔の外にいた、氷炎軍団のモンスターたちにまで届くほどです。
岩石の雨に打たれ、ポップはのたうち回っています。しかし、致命傷を負った訳ではなさそうです。
実はフレイザードには、ダメージを負わす以外の目的があったのです。
それは、そとにいる部下たちへの合図でした。
その直後、地震のような強い揺れがダイたちを襲います。
そしてなんと塔の両脇に、片方は炎に包まれ、もう片方は氷に包まれている2本の柱が出現しました。
2.恐怖の結界呪法!!
①絶対絶命
"炎魔塔"と"氷魔塔"。2本の柱が完成すると、その頂上からバルジ塔をドーム状に包む結界が発生します。
"氷炎結界呪法"と呼ばれるその結界は、氷炎魔団の不敗をささえる究極の戦法だと言います。
そしてフレイザードは、ダイたちの全滅を断言しました。
しかし、ただ揺れただけで、なんの変化もありません。
そこでポップが呪文をしかけます。
「ギラ!」と叫ぶポップでしたが・・・呪文が発動しません。
そんなポップを見て、フレイザードは「やっとルールが飲み込めたみたいだな」と、不敵な笑みを浮かべています。
続いてダイが斬りかかります。しかし、全く力が入りません。
その一撃は確かにフレイザードを捉えましたが、全くのノーダメージといった所です。
フレイザードの猛攻を何とかかわすダイですが、いつものスピードがありません。
その後、簡単に捕まってしまい、大ダメージを負ってしまいました。
急に強くなったフレイザードを見て、ポップたちは驚いています。
しかし、どうやら違うようです。フレイザード曰く、ダイたちの方が弱くなってしまったようです。
フレイザードの核に反応した炎魔塔と氷魔塔が、この辺り一帯に強力な結界陣を張りました。
その結界の中では、フレイザード以外は力も呪文も全て封じられてしまうのです。
卑怯な手を使うフレイザードに、怒るダイ。
しかし今のダイの強さは並みの人間以下であり、簡単に蹴り飛ばされてしまいます。
ここで「俺は戦うのが好きなんじゃねぇんだ・・・勝つのが好きなんだよ!!」という、フレイザードの名言が飛び出します。
現実主義の彼ならではの発言です。
そして「皆殺しだぁ!」と襲い掛かり、ダイとポップをまとめて吹っ飛ばしてしまいます。
②マァムの決断
力も呪文もダメなのであれば、魔弾銃はどうか?
マァムがフレイザードに照準を定め、引き金を引きます・・・しかし、弾丸は発射されません。
更には、攻撃呪文だけでなく回復呪文も発動しないと、八方塞がりの状態です。
そこでマァムは、ある重大な決断をします・・・
その決断とは、"逃げる"でした。
このまま戦っても全滅するのは、目に見えています。そこでマァムは、この場は一旦退き作戦を練り直す決断をしたのです。
ゲームでは頻繁に行われる"逃げる"という行為を、上手く漫画で再現したシーンです。
ゲーム内で逃げる時も、この様なやり取りが行われているのかもしれませんね。
しかしダイは、逃げる事を断固として拒否します。
真っすぐ過ぎるダイからすれば、逃げる行為は許せないようです。
そしてフレイザードに、逃げようとしている事を気付かれてしまいます。
フレイザードからすれば、勝利目前で逃げられる訳にはいきません。
彼はダイたちが逃げないように、ある事を思い付きます。
それは、レオナを凍らせて人質に取るという、ダイにとって最悪の作戦でした。
3.凍れる美女・レオナ!
①怒れるダイ
レオナを覆う氷は、ただの氷ではありません。
伝説の禁呪法で凍らされたレオナは、どんな力でも砕けず、どんな呪文でも溶かす事が出来ません。
フレイザードの生命を絶たない限り、この場から動かす事すら出来ないのです。
「勇者はつれえよなー!!」と言って、ダイを煽るフレイザード。
怒り心頭のダイは、あとさき考えずに殴りかかります・・・しかし、案の定フレイザードに返り討ちにされてしまいます。
②脱出
レオナが人質に取られても、マァムの考えは変わりません。
このまま戦えば全滅してしまう事には変わりなく、そうなれば結局レオナも死んでしまうからです。
フレイザードの猛攻を必死にかわすダイは、落ちていたナイフを拾い渾身の一撃を放ちました。
その一撃は、フレイザードの腕を切り落とす事に成功します。
結界の中では、戦闘力が5分の1に激減するというフレイザード。
だとすれば、ダイの一撃の本当の威力はこの5倍です。
その事実に驚愕するフレイザードでしたが、今のお前では致命傷を与える事は出来ないと、あっさり腕を再生してしまうのでした。
マァムがダイを必死に説得します。
フレイザードの狙いは、ダイの命です。ダイが生きている限り、フレイザードはレオナを殺す事はしないでしょう。
しかし、目の前でレオナを凍らされてしまったダイは、頭に血が上ってしまい冷静な判断など出来る訳がありません。
ダイの場合は、冷静な判断が出来たとしても、逃げるという選択はしないでしょうが・・・
どうしても言う事を聞いてくれないダイに、マァムは苦渋の決断をします。
それは、逃げるのを止める・・・ではなく、力ずくでダイを連れて行くという、少々荒っぽい方法でした。
マァムは、フレイザードに立ち向かっていくダイの後頭部を、ハンマースピアで思いっきり殴り気絶させます。
マァムの男顔負けな荒っぽさに、流石のフレイザードも一瞬たじろきますが、そう簡単に逃がしてはくれません。
ダイを担ぎはしごへと駆け寄るマァムに背後から、フレイザードの"メラゾーマ"が襲います。
そこでマァムは、持っていた弾丸をフレイザードの指先めがけて投げつけました。
これが見事に命中し、弾丸が指に突き刺さりました。
すると!?弾丸が大爆発を起こし、フレイザードは爆煙に飲み込まれました。
③気球船を襲う恐怖
マァムとダイは、フレイザードがひるんだ隙に、気球船に乗り込む事に成功します。
弾丸の中には"ギラ"が詰まっており、"メラゾーマ"の炎で誘爆したのでした。
マァムのとっさに取った行動に関心するフレイザードでしたが、まだ諦めてはいないようです。
彼は炎魔塔にいるフレイム軍団に、気球船を墜落させるよう命じました。
一同は、凍らされたレオナをおいて逃げてきた事に、後悔の念を抱きます。
しかし、マァムの決断は正しかったはずです。
あのまま戦っていれば、確実に全滅してしまい、レオナもろとも全員殺されていたでしょう。
そう分かっていても、やはりマァムの胸中は複雑です。
気球船に乗ったからといって、安心は出来ません。
追ってのフレイムたちが、もう追いついてきてしまったのです。
フレイムを追い払おうと、とっさにエイミが"ヒャダイン"を放つと、呪文が発動しました。
結界の外に出たため、封じられていた呪文が使える様になったのです。
ここでアニメでは、ポップやマァムも呪文で応戦するというシーンが追加されていました。
倒しても倒しても沸いて出てくる、大量のフレイムたち。これではきりがありません。
そうやっている内に、追ってくる数に倒す数が追い付かなくなってしまいました。
フレイムが1匹、2匹と貼り付き、気球船から炎が上がり始めます。
今はバルジの大渦の上空を通過中であり、このままだと墜落し渦に飲み込まれてしまいます。
④謎の閃光
もうダメか・・・みんなが諦めかける中、マァムだけは最後まで諦めません。これもアニメオリジナルシーンです。
すると突然、岸壁が開き洞窟の入り口が出現します。
そして中からは、杖を持った何者かの手が・・・
次の瞬間!?
その杖から眩い閃光が放たれ、気球船を包み込みました。
その閃光によって、大量にいたフレイムたちは消え去っていきます。
洞窟から閃光を放ったこの人物は一体・・・?
4.噂の大魔導士
①マトリフ登場
何とか大渦に飲み込まれずに済んだ一行は、浅瀬に不時着しました。
そしてビショビショになりながら、閃光が放たれた洞窟へと非難します。
洞窟に入った一行に、謎の人物が語り掛けます。
彼は全く歓迎しておらず、むしろさっさと帰れと冷たく突き放した態度です。
その声に聞き覚えがあるマァムがピンときます。
彼の名前は"マトリフ"
マァムが"マトリフおじさん"と呼ぶ謎の人物は、一体何者なのでしょうか・・・!?
まとめ
氷炎将軍フレイザードとの戦いが描かれていました。
念のために結界を用意しておくなど、用意周到でぬかりないフレイザードでしたね。
そして、あっさりとフレイムの軍団を消し去ってしまうという、驚異的な魔力を誇る"マトリフ"は、一体何者なのでしょうか?
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