ドラゴンクエスト ダイの大冒険の外伝的なスピンオフ作品である、 勇者アバンと獄炎の魔王の第16話『次の高みへ』ネタバレ、感想記事です。
今回の内容は、Vジャンプ2022年3月号でご覧になれます。
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※ネタバレを含みますので、まだ読んでいない方は注意。
・魔界の神の力
ハドラーに語り掛ける"魔界の神"は、全てを凌駕する力を持ち、新たな世界を創造しうる叡智を備えていると言います。
そして、贈り物を残し、その声は消えました。
なんと、その贈り物は、ハドラーの両腕の傷を一瞬にして完治させてしまったのです。
何処かで見た事があるとシーンだと思いましたが、ダイに両腕を切断されたハドラーが、治療のために座っていた玉座でした。
ハドラーが立っている死の大地には、"大魔王バーン"の居住であるバーンパレスが潜んでいます。
しかし、今の彼には知る余地もありません。
ここで、ハドラーを遠くからじっと見つめる、"ミストバーン"の後ろ姿が描かれていました。
・心の剣
"アバンストラッシュ"が超威力を発揮した時の共通点が、"ロカの危機"であった事に気付いた一行。
しかしアバンは、ただの"怒りのパワー"ではない気がすると言います。
彼は怒りが頂点に達すると、普通の人間の様に周りが見えなくなるのではなく、かえって目が冴える、すなわち"心眼"が開くのです。
"奇蹟の一撃"は、アバンの"力"と"技"と"心の叫び"が偶然重なって生まれた代物だったのです。
大地斬が"体"、海波斬が"技"であれば、残る最後の奥義は"心"の剣、"空裂斬"ですよね。
これで、全てが斬れる奥義"アバンストラッシュ"の完成です。
・ロカとレイラ
一方、ロカの傷を回復呪文で癒すレイラ。
しかし、魔王から受けた傷のせいか、回復呪文の効き目が薄いようです。
原作で、暗黒闘気による傷には回復呪文が効かないと名言されていましたが、その類だと思われます。
レイラに冷たい態度をとるロカ。
以前アバンから、ロカが心に思った事と正反対の事を言うと教えられたレイラは、ロカの癖に気付きます。
どうやら彼は、嘘をつく時に唇の端が少し歪むようです。
娘のマァムはポップの本音に終盤まで気付いていませんでしたが、レイラは彼女と違い鋭いようです。
もっとも、マァムの鈍感な所は、父親のロカ譲りなのでしょうが・・・
「傷ならもう、たいして痛くない・・・」
「もうオレはほっといて、出て行ってくれ・・・」
すなわち、傷はまだ凄く痛み、レイラにはここにいて欲しいという事です。
ロカの本心に気付いたレイラは、彼に抱き着きます。
そして、ロカも彼女を抱きしめるのでした・・・
・デルムリン島では・・・
場面は変わり、デルムリン島です。
なんと、そこにはブラスだけでなく、元のサイズにまで成長したキギロの姿が。
どうやらこの島は、植物系魔物が増殖しやすい土壌のようです。
ここでキギロは、以前とは違う形態を見せました。
その姿に驚くブラスは、同時に勇者の名前が"アバン"である事を知ります。
・聖地へ
マトリフはアバンの修行のため、次の目的地を決めていました。
ディードックも知っているというその場所には、"カノン"という人物がいるようですが・・・どうやら、マトリフと何か因縁がありそうです。
マトリフの"ルーラ"で着いた目的地は、なんと雲の上まで突き抜けた山頂でした。
"ギュータ"と呼ばれるこの場所は、マトリフが師匠と修行に明け暮れた、言わば"戦いの聖地"だと言います。
岸壁に人の顔が彫られ、いかにもな雰囲気を醸し出しているこの場所は、一体・・・!?
・感想、まとめ
ハドラーの腕の傷を治すシーンなど、今回も原作のオマージュが所々に見られました。
そして、ついにロカとレイラがお互いの気持ちを伝えあい、恋人同士になったようです。
"アバンストラッシュ"の完成まで、あともう少しの所まできました。
アバンたちが訪れた"ギュータ"とは、一体どのような場所なのでしょうか?また、"カノン"という人物は、何者なのでしょうか!?次回が楽しみです。
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