漫画版ドラゴンクエスト ダイの大冒険の第287話 『新たなる絆』ネタバレ、ストーリー振り返り感想記事です。
※漫画版ネタバレを含みますので、まだ読んでいない方は注意。
前回のあらすじ
ミストバーンの正体が実体のある生命体であると睨んだマァムは、ポップの呪文でミストバーンの手を止め、"閃華裂光拳"でダメージを負わす作戦にでます。
しかし、余裕を見せるミストバーンは、この場を一歩も動かずにポップたちを倒すと宣言します。
更に、二人の最期を餌にダイに戻ってきてもらうと言うミストバーン。
彼は得意の"闘魔傀儡掌"を放ちますが、先読みしていたポップは上空へ逃げ呪文を連打しました。
そして、作戦通りミストバーンに"閃華裂光拳"をお見舞いしたマァムでしたが、なんと彼はノーダメージでした。
その後、"ビュートデストリンガー"によって二人は拘束され、その余りの力の強さになす術もありません。
彼らを助けるためにダイが戻ろうとした、次の瞬間、何者かがミストバーンの爪を切り裂きます。
拘束を解かれた二人の前に立っていたのは、ヒュンケルではなくラーハルトでした。
ここから本文
クロコダインたちが見守る中、ヒュンケルが目を覚ましました
ピクリとも動かなかった彼は、どうやらビーストくんの治療により回復したようです
ビースト君に命を救われたのは、ヒュンケルだけではありません
生命体として生まれ変わったヒムは、回復呪文によって完全復活を遂げました
ビースト君曰く、今のヒムは"メタルスライム"や"メタルキング"と似たような体質なのです
しかし、残念ながらヒュンケルの傷は完璧には治らないと言う、ビースト君
彼は、度重なる戦いの激しいダメージにより、全身の骨格に回復不能のダメージを負ているのです
普通に歩く事ぐらいなら出来るが、二度と戦う事は出来ないと宣告されてしまいました
ヒュンケルは、ビースト君の的確な指摘に、妙な恰好をしているが只者ではないと驚きます
自分の身体と引き換えに、ヒムという新たな友を手に入れたヒュンケルに後悔はありません
ヒムからすれば、ヒュンケルは命の恩人です
ヒュンケルは、城の中へ連れて行ってほしいとクロコダインに願い出ます
彼は戦う事は出来ませんが、自分の目でダイが大魔王を討ち倒す所を見てみたいのです
クロコダインが肩を貸そうと歩み寄った、次の瞬間!?
横からヒムが割って入り、ヒュンケルの肩を担ぎました
「・・・・・・肩なら・・・オレが貸す・・・!!」
「エライッ!!」
ヒムの行動を称えたのは、チウでした
ヒムを気に入ったチウは、なんと"獣王遊撃隊"の一員にしてやろうと勧誘し始めました
いきなりチビのネズミに、訳の分からない事を言われたヒムは、嫌悪感丸出しの表情です
チウの凄まじい気迫に、少し押され気味のヒム
彼は、クロコダインやヒュンケルがチウを一目置いていると聞き、びっくりしています
そして、今はバッジがないと言うチウは・・・!?
一方、ラーハルトの見つめる先には、ダイがいました
彼は、ダイとバランが良く似ていると、感慨深そうです
しかしそんな事より、なぜ"鎧の魔槍"をラーハルトが着ているのか、ポップは納得がいきません
ポップは知らないのです
"鎧の魔槍"が元々、ラーハルトの物であった事を
まさか、ヒュンケルが死んでしまったのでは・・・
そう心配するダイですが、その心配はないと言うラーハルト
それにしても、なぜ彼がヒュンケルの代わりとなって戦うのか、なぜ自分たちの味方をしてくれるのか、ダイは理解できません
しかしラーハルトは、ダイたちの味方をしに来たのではありません!
ダイただ一人のために、この場に駆け付けたのです!
彼は、竜の騎士の後継者であるダイに、不滅の忠誠を誓うために、この場に馳せ参じたのでした!!
俺の仲間になるの!?と、驚愕するダイ
しかし、ラーハルトは仲間になるのではありません
彼は、ダイの忠実な部下になると言うのです
部下・・・
ダイが部下という言葉に戸惑っていると、突然凄まじい爆音が響き渡りました!
ミストバーンです!!
"ハーケンディストール"をモロに喰らったミストバーンですが、流石は魔王軍の重鎮、無傷のようです
しかし彼は、怒りが収まらない様子です
ダイからラーハルトへの、最初の命令・・・
それは、ミストバーンへの攻撃命令になりそうです
次回に続く・・・
まとめ
ヒュンケルの身体は、回復呪文でも完璧に治癒する事が出来ず、今後は戦う事が不可能だと明かされました。
不死身のヒュンケルと言われていた彼ですが、今までの無理が身体に蓄積していたのですね。
彼の勇姿を見る事が出来ないのは残念ですが、今後はヒムが彼の分まで活躍してくれるはずです。
それにしても、強引にヒムを遊撃隊のメンバーにしてしまうとは、チウの度胸は大したものです。
本当に"獣王"と呼ばれる日も、遠くないのかもしれません。
そして、バランに忠誠を誓っていたラーハルトは、やはりその息子であるダイにも不滅の忠誠を誓いました。
しかし、ダイの性格からすれば、上司と部下という縦の繋がりはやりにくいでしょうね。
やはり彼には、仲間という横の繋がりの方が似合っています。
竜騎衆最強と言われたラーハルトと、魔王軍の最高幹部であるミストバーンの戦いは、一体どんな展開になるのでしょうか!?
記事一覧、サイトマップへはコチラから→