漫画版ドラゴンクエスト ダイの大冒険の第288話 『父・バランの遺言』ネタバレ、ストーリー振り返り感想記事です。
※漫画版ネタバレを含みますので、まだ読んでいない方は注意。
前回のあらすじ
ビースト君の治療によって、目を覚ましたヒュンケルですが、今までのダメージが身体に蓄積しており、完璧に治癒する事は不可能だと宣告されてしまいました。
しかし、戦う事は出来なくても、ダイが大魔王を討ち倒す瞬間を見たいという彼を、命を助けてもらったヒムが支えます。
ヒムの行動に心を打たれたチウは、"魔法の筆"でヒムの身体に番号を書き入れ、強引に遊撃隊のメンバーに迎え入れました。
一方、ダイたちの前に現れたラーハルトは、ダイだけの、しかも仲間ではなく部下として現れたのだと言います。
バランに絶対の忠誠を誓っていた彼は、竜の騎士の後継者であるダイに不屈の忠誠を誓うのでした。
そこに、不意打ちを食らわされ、怒り心頭のミストバーンが再度、立ちはだかります。
ラーハルトは、ダイからのミストバーンへの攻撃命令を望んでいるようです。
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ミストバーンはラーハルトを"裏切者"と呼びますが、彼ら竜騎衆は元々魔王軍の一部隊ではありません
彼らは竜の騎士である、バランに忠誠を誓っているのであって、魔王軍のために戦った事など一度もないのです
そしてラーハルトは、ダイに先を急ぐよう促しました
しかし、いくらラーハルトが加わったとはいえ、相手はあのミストバーンです
ダイは、自分も戦いに加わった方がいいのではと困惑しています
すると・・・!?
ポップに槍を手渡したラーハルトは、なんと丸腰でミストバーンに近付いていきました
そして、ハチの巣とやらに興味がると言うラーハルトに、ミストバーンの"ビュートデストリンガー"が襲います!
しかし!?
なんと、全ての攻撃が彼の身体をすり抜けていきました!
そして、いつの間にかラーハルトは、ダイの背後に移動しているのでした!!
ミストバーンは、彼の目にも止まらぬ素早さに、あのロン・ベルクに匹敵すると驚愕します
「攻撃の当たらぬ男に、何か不安がおありですか?」
涼しい表情のラーハルトですが、確かに彼の身体は貫かれたかの様に見えたはずです!?
しかし実は、余りの速さに発生した残像だったのでした
ダイが大魔王バーンを倒すという使命のために、ラーハルトは生命を捧げる覚悟です
それは、バランの残した最後の遺言でもあるのでした
竜騎衆3人の内、ラーハルトのみが助かる可能性があると見たバランは、彼の棺に遺言を残していました
これを読む頃には、おそらく自分は大魔王かディーノ本人か、いずれかに敗れてこの世にはいないであろう・・・
ラーハルトが人間を憎んでいると承知の上で、バランはダイが人間を守りたいと言ったら、黙ってそれに従って欲しいと、最後の願いを残していました
ダイには、人間そのものを変えていく力があると、バランは見込んでいたのです
ただし、決断はお前に任せると・・・
「・・・あの人は、私にとっても父でした・・・!」
ラーハルトも、バランの事が大好きでした
そんなバランの最後の願いを叶えるため、ラーハルトはこの場に駆け付けたのです
そして、素直に礼を言ったダイは、彼にポップたちと力を合わせてミストバーンを倒すよう、命令しました
それと、もう一つだけ頼みがあるというダイ
もちろん、ラーハルトはダイの願い出を快諾します
そして意を決したダイは、レオナとゴメちゃんと共に大魔王の元へと駆け出していきました!
一方、いつの間にか、リーダー気取りのラーハルト
面倒くさそうな表情のポップに対し、マァムは頼もしい救援者の受け入れに前向きです
仲間たちが傷つきながらも、身体をはってダイの力を温存させてくれました
あとはダイが、この力を大魔王に叩きつけてやるだけです!
そして、ダイが駆けていくと、巨大な塔が出現しました
これが"天魔の塔"・・・
天魔の塔の最上部から、ダイを待ちわびる大魔王の呼ぶ声が聞こえてきました
次回に続く・・・
まとめ
ラーハルトの素早さは、あのロン・ベルクに匹敵すると、ミストバーンが驚愕していました。
それに加え、"ハーケンディストール"という凄まじい破壊力の技を持つ彼が加われば、もしかするとミストバーンを倒す事が出来るかもしれません。
ポップは、ヒュンケルと似た雰囲気を持つ彼が苦手かもしれませんが、彼なしではこのピンチを脱する事は出来ないでしょう。
そして、ダイに人間そのものを変える力があると、バランが見込んでいた事が明らかになりました。
だからこそバランは、ラーハルトにダイの守護を任せたのでした。
ダイと大魔王バーンとの再戦も近そうです。目の前の"天魔の塔"を登れば、世界をかけた戦いが再び始まります。
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