令和版 新アニメ ドラゴンクエスト ダイの大冒険の第25話 『戦慄の竜闘気』の見どころや、漫画版(原作)との比較、違い、あらすじ、感想記事です。※この記事はネタバレを含んでいます
2020年10月3日(土)AM9:30~新アニメ ドラゴンクエスト-ダイの大冒険-がスタートしました。
この記事ではリメイクされた本作を、見どころや漫画版(原作)との比較を軸に、感想を述べていきたいと思います。
※第25話は、漫画版の第86話「戦慄!竜闘気!!」、第87話「この生命かけて・・・!!」、第88話「恐怖の閃光」、第89話「ダイ・レベル1・・・!!?」、第90話「最強軍団集合!!」のストーリーでした。
注意!この記事はネタバレを含んでいます!
1.戦慄!竜闘気!!
バランの指から放たれた闘気は、クロコダインの鎧に穴を開けてしまうほどの威力でした。
これぞ、竜の騎士最強の秘密である"竜闘気(ドラゴニックオーラ)"だと言うバラン。
ダイが額に紋章を浮かべた時に発揮される力は、この"竜闘気"による物だったのです。
"竜闘気"を全開で戦えば、この地上に敵はなし!と宣言したバランが、クロコダインに襲い掛かります。
宣言通り圧倒的な強さを見せるバランに、クロコダインは防戦一方です。
そして、隙を見計らって何とか反撃したクロコダインでしたが、簡単にいなされてしまいます。
あれよあれよという間に腕をきめられ、動きを封じられてしまったクロコダイン。
その後、バランの紋章から放たれた閃光に目をやられてしまいました。
2.この生命かけて・・・!!
ダイ救出のため水中に潜ったレオナは、大ダメージを負い意識を失っているダイを発見します。
一方、地上では、クロコダインを目の前でやられ怒るポップが、なんと杖で殴り掛かろうとしていました。
いくら魔法が効かないといっても、ポップの攻撃力でダメージを与えられる訳がありません。
バランがクロコダインを徹底的に叩いたのには、理由がありました。
いくら"竜闘気"でも、それ以上のパワーや闘気をもってすれば貫かれるからです。
自分の弱点を軽々とひけらかしたバランでしたが、相手が非力な魔法使いであるポップであるからこそでした。
ポップが杖を振りかざし、殴り掛かろうとしたその時、倒れていたクロコダインが足を掴み制止しました。
「この場は俺に任せろと言ったはずだぞ・・・」
そう言って立ち上がったクロコダインは、両目が塞がれてもまだ"心の目"があると言います。
ロモスの戦いで、生命をかけて戦うポップに心を打たれた彼は、仲間とは信じ合い助け合いながら戦う物だと知りました。
そんな人間を見て心を入れ替えたクロコダインは、自分も命をかけて仲間を守るのです。
一方、対するバランは、人間に対する憎悪の気で満ち溢れています。
人間を素晴らしいなどと言う奴は、生かしてはおけんと言う彼は、再度"ギガデイン"を唱え雷雲を呼び寄せました。
先ほどは手加減していたという"ギガブレイク"を、今度は全力で放つつもりです。
しかし、ここで水中から飛び出してきたダイが剣を投げつけ、稲妻がバランに到達するのを防ぎます。
"ギガブレイク"を阻止したダイは、目が見えないクロコダインに、自分の技でバランの位置を示すつもりです。
そして飛び上がったダイは、バランに渾身の"アバンストラッシュ"を撃ち込みます。
先ほどは仁王立ちで受け止められてしまいましたが、今回は紋章が浮かんだ状態です。
流石のバランも、防御せざるをえません。
バランが"竜闘気"でアバンストラッシュを防ぐと、クロコダインはその闘気をはっきりと感じ取ります。
そして、その方向に全ての力を込めた"獣王会心撃"を放ちました。
その威力は凄まじく、バランは爆煙に飲み込まれます。
3.恐怖の閃光
簡単な回復呪文なら使えるというメルルが、クロコダインの目の手当をしてくれています。
しかし、それを見たダイは、回復はレオナに任せて逃げろとせかしました。
そしてその心配通り、バランは倒れていませんでした。竜闘気を全開にして、全身を防御していたのです。
本当に不死身なのかと思われたバランですが、全くの無傷という訳では無さそうです。
なんと彼の額からは、人間と同じ赤々とした血が流れ落ちています。
竜闘気を貫かれ身体を傷付けられたバランは、驚きを隠せません。
ここでバランは、ダイと仲間がお互いを思う気持ちが、その本来の力を数倍にまで高めているという事実に気付きます。
仲間との絆を断ち切らなければ、ダイの力は自分をおびやかすまでに大きくなるかもしれない・・・
そう考えたバランは、突如、意識を集中し闘気を消しました。
そして、叫び声を上げると共に、額の紋章を激しく輝かせます。
するとダイの額も、それに共鳴するかのように激しく輝き始めました。
ダイは、頭が割れる様な痛みでうずくまってしまいました。
そして、ふと見上げると、なんとそこにはブラスじいちゃんの姿が・・・!?
現れたかと思ったら、すぐに消えてしまったブラスじいちゃん。その後、島の魔物たちやゴメちゃんも、現れては消えていきます。
その後も、今までの出来事がダイの頭の中を、まるで走馬灯の様に駆け巡ります。
バランが叫び終えると、辺りに鳴り響いていた不思議な音が鳴りやみました。
それと同時にダイは、白目をむいて倒れてしまいます。
息子には不要なものを奪ったというバラン。そのために力を使いすぎたという彼は、この場は一旦退くと飛び去っていきました。
しばらくしてから、ダイに意識が戻ります。しかし彼は、ポップやレオナが誰なのか分からないと言い出しました。
どうやら、記憶を失ってしまったみたいです・・・
4.ダイ・レベル1・・・!!?
小さな山小屋で、ひっそりと戦いの傷を癒す一行。
記憶を無くしてしまったダイは、デルムリン島からずっと一緒のゴメちゃんの事すらも忘れてしまったようです。
ダイにとって不要な物を奪ったと言うバランは、彼の人間としての記憶を全て奪ってしまったのです。
今バランに襲われてしまったら、ひとたまりもありません。
そう心配するポップとクロコダインですが、レオナはそんな事は問題ではないと言います。
一番大変な事は、ダイの頭の中からみんなの記憶が消えてしまった事・・・
戦いがどうのこうのではなく、仲間であるダイがいなくなったも同然の状況に、レオナは悲しみに打ちひしがれているのです。
ダイが記憶を取り戻すよう、必死に訴えかけるレオナ。
しかし、ダイが何かを思い出そうとすると、頭が痛み紋章から血がにじみ出てしまいます。
それを見て、見るに見かねたポップは自分のバンダナを止血ようにと、ダイに手渡しました。
バンダナを巻いたダイは、素直に「ありがとうお兄ちゃん・・・」とお礼を言います。
その言葉に、ポップがブチ切れました。
共に死線をくぐり抜けてきた、俺の名前まで忘れてしまったのか!?
そして、命を犠牲にしてまで俺たちを守ろうとしてくれた、アバン先生の事も忘れてしまったのか!?
ダイの胸ぐらを掴み、表へ引きずり出したポップ。
ポップは、ダイに剣を突きつけ、なんでもいいから必殺技を放って見ろと鬼の形相で迫ります。
剣の技なら、頭で覚えていなくても体が覚えているはず。
言葉遣いは乱暴ですが、ポップからは、ダイが記憶を取り戻すきっかけになって欲しいという、切なる思いが伝わってきます。
しかし、ダイは剣を握る事すら怖がってしまい、ついにはポップに恐怖し逃げ出してしまいました。
一方その頃、鬼岩城では焦った様子のハドラーが、バランの居所を捜していました。
ダイ奪還に失敗し、更にその後は音沙汰がないバラン。
ハドラーはその事に腹を立てていますが、キルバーンはダイと仲間たちの絆を断ち切り、無力化させる最高の一手だと言います。
そして、次の一手でバランは、持てる力全てを集結させ終わらせにくると、キルバーンは予想しました。
そんなやり取りをしていると、バランを発見したとの報告が入ります。
ハドラーたちが、あくまのめだまを見上げると、そこにはベンガーナ王国の南端にあるアルゴ岬で、体力を回復させているバランが映し出されました。
5.最強軍団集合!!
映し出されたバランの周りには、巨大な三色のかがり火が・・・
それを見たハドラーは、バランが"竜騎衆"を呼ぶつもりだと勘づきました。
それぞれが、海・陸・空の竜をあやつる屈強の竜使いであるという"竜騎衆"。
バランがこの三人を配下に置いた時の破壊力は、想像を絶すると言います。
そしてバランは、ハドラーの予想通りバランは竜騎衆を呼び寄せていました。
バランの掛け声と共に、最初に空中から姿を現したのは"空戦騎ガルダンディー"。その後、次に海中から現れたのは"海戦騎ボラホーン"です。
そして最後に、森の中から"陸戦騎ラーハルト"が登場します。
まとめ
一人では到底バランに敵わないダイですが、仲間と強力し、一矢報いる事に成功しました。
しかし、あろうことか記憶を失ってしまいます。
息子の記憶を奪うとは、いくら何でも酷すぎますよね。
裏を返せば、それだけ息子を自分の物にしたいという事でしょうか?
そして、ついに竜騎衆登場です。旧アニメでは、この辺りで終了となってしまったダイの大冒険ですが、新アニメではこの続きが見られます。
来週が楽しみです。
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