漫画版ドラゴンクエスト ダイの大冒険の第89話 『ダイ・レベル1・・・!!?』ネタバレ、ストーリー振り返り感想記事です。
※漫画版ネタバレを含みますので、まだ読んでいない方は注意。
前回のあらすじ
ダイの"アバンストラッシュ"と、クロコダインの"獣王会心撃"を同時にくらったバラン。
バランは竜闘気を全開にして防御しましたが、額からは赤い血が・・・
ダイが仲間との絆によって、持てる力の何倍もの力を発揮している事に気が付いたバランは、叫び声をあげながら紋章を輝かせます。
バランの紋章に共鳴するかのように、ダイの紋章も輝きだします。そして、物凄い音が辺り一面に響き渡ると共に、頭が割れるほど痛くなるダイ。
ダイの頭の中では、今までの出来事が走馬灯のように駆け巡ります。その後ダイは、意識を失いその場に倒れこみました。
レオナの呼びかけに目を覚ましたダイでしたが、どうやら記憶を失ってしまったようです・・・
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降りしきる雨の中、ダイたち一行は山小屋の中で戦いの傷を癒していました
食料や薬草を手に入れ帰ってきたメルル
彼女が言うには、あんな大事があったにもかかわらず、みんな家に閉じこもったり祈ったりするだけ・・・
テランでは、とにかく神に祈ることしかしないようです
ポップがレオナにみんなの具合を尋ねます
どうやらクロコダインの目は治りそうです!
しかし・・・
問題はダイの方です・・・
デルムリン島から一緒にいた、ゴメちゃんの事ですら覚えていないようです
完全な記憶喪失状態のダイ
バランは"ダイにとって不要なものを奪った"と言っていました
それは人間としての過去の記憶を奪うという事・・・
バランはダイの記憶を奪うために、全エネルギーをダイの頭へと送り込みました
それに耐えきれなかったダイの頭の中は、今や白紙状態です
治るかどうかは別として、今の状態でバランに襲われたらひとたまりもありません!
ポップとクロコダインの会話を聞いていたレオナは、バランに勝てる勝てないが問題ではないと言います
ダイの頭の中からみんなの記憶が消えてしまった・・・
それは大事な仲間である、ダイがいなくなったのと同じ事です
レオナは必死でダイに呼びかけます
本当に私の顔を忘れてしまったの?
デルムリン島や、勇者を目指していた事
そこでレオナに出会った事も・・・
どれだけ呼びかけても、ダイは始めて聞いたような反応しかしません
ダイは、レオナに言われた言葉を思い出そうとすると、紋章の形に傷付いた額がうずきだしてしまいます
それを見たポップが、「これでも巻いておけよ」と自分のはちまきをダイの額に巻きました
はちまきを巻いてもらったダイがお礼を言います
「ありがとうお兄ちゃん」・・・
その言葉にブチ切れたポップ!
俺の名前まで忘れてしまったのか!?
という事は、命を犠牲にしてまで守ろうとしてくれたアバン先生の事も・・・!?
ポップは土砂降りの雨の中、ダイを外まで引きずり出しました!
そして剣を突きつけ、何でもいいから必殺技を放ってみろ!と鬼の形相で迫ります!!
剣の技なら、頭で覚えてなくても体が覚えているはず
そう考えたポップですが、肝心のダイは剣を握る事すら拒みます・・・
剣なんか怖くていやだ!
ポップは、大地斬でも海波斬でもいいからやってみろと迫り続けます!
そして完全にブチ切れたポップは、「やってみせろー!!」と怒号をあげました!!
そんなポップに、ダイはその場を逃げ出します!
「あのお兄ちゃんこわいよ!いじめるよ!」
そう言ってレオナに泣きつくダイ
今バランが攻めてきたら・・・もう終わりだ・・・
地面に項垂れたポップは、今の状況に絶望していました
一方その頃、鬼岩城では焦った様子のハドラーが、バランの居所を捜していました
ダイ奪還に失敗し、更にその後は音沙汰がないバラン
ハドラーはその事に腹を立てていますが、キルバーンは失敗ではないと言います
ダイと仲間たちの絆を断ち切り、無力化させる最高の一手・・・
そして、次の一手はバランの持てる力全てを集結させ終わらせにくると、キルバーンは予想します
すると、バランを発見したとの報告が入ります
場所は、ベンガーナ王国の南端・アルゴ岬
どうやらバランは、その場所で体力を回復させていたようです
映し出されたバランの周りには、巨大な三色のかがり火が・・・!?
それを見たハドラーは、バランが"竜騎衆"を呼ぶつもりだと勘づきます
それぞれが、海・陸・空の竜をあやつる屈強の竜使いであるという"竜騎衆"
バランがこの三人を配下に置いた時の破壊力は、想像を絶するといいます・・・
ハドラーの予想通り、バランは竜騎衆を呼び寄せていました
持てる力全てを結集し、ダイとの再戦に臨むつもりのバラン!
果たしてダイたちはどうなってしまうのでしょうか?
次回に続く・・・
まとめ
完全に記憶を失ってしまったダイ。大好きなレオナの事も、共に死闘を潜り抜けてきたポップの事も全く思い出せません。
レオナは、バランに勝てるかどうかなんかではなく、自分たちの事を忘れてしまった事が一番の問題であると言いました。
記憶を失ってしまったという事は、全く違う人になったも同然です。それは、大切な仲間を失ってしまったという事になります。
そして、頭で覚えていなくても体が覚えているはずと、剣を突きつけダイに迫るポップですが、ダイは怖がって逃げ出してしまいました。
ポップは、記憶喪失なのは分かっているけど、自分やアバン先生の事を忘れているダイの事が許せません。
俺たちの友情は、バランの技で吹き飛んでしまう程度の物だったのか?そんなやるせない気持ちから、あんなキツイ口調になってしまったのでしょう。
剣を握る事すら拒むダイは、これから先どうなってしまうのでしょうか?
一方で、"竜騎衆"という最強の部下を呼び出したバラン。彼は持てる力全てを結集し、全力でダイを奪還するつもりです。
ダイという戦力を失ってしまった一行は、このピンチをどのように乗り切るのでしょうか?
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