令和版 新アニメ ドラゴンクエスト ダイの大冒険の第20話 『今すべてを斬る』の見どころや、漫画版(原作)との比較、違い、あらすじ、感想記事です。※この記事はネタバレを含んでいます
2020年10月3日(土)AM9:30~新アニメ ドラゴンクエスト-ダイの大冒険-がスタートしました。
この記事ではリメイクされた本作を、見どころや漫画版(原作)との比較を軸に、感想を述べていきたいと思います。
※第20話は、漫画版の第69話「魔炎気の巨人!!!」、第70話「いま・・・すべてを斬る・・・!!!」、第71話「さよなら魔弾銃」、第72話「勝利!そして・・・」のストーリーでした。
注意!この記事はネタバレを含んでいます!
1.魔炎気の巨人!!!
ヒュンケルに両方の心臓を貫かれ、絶命したはずのハドラー。
彼は、何故自分が蘇ったのか理解できません。
そして、気のせいか顔の黒い模様が、一回り大きくなった気がします・・・
そこに、ミストバーンが現れます。ハドラーは、ミストバーンの暗黒闘気によって蘇ったのでした。
顔の黒い模様が大きくなったのは、暗黒闘気の影響だったのです。
大魔王バーンがハドラーに与えた肉体は、バーンやミストバーンの暗黒闘気がある限り、以前より強い力を備えて何度でも蘇るようです。
ハドラーの体は、大魔王バーンの物。死ぬことすら許されず、修羅のごとく戦い続けなければならないのです。
一方その頃、核を破壊されたフレイザードは、左右の体を維持出来なくなっていました。
そこへ、ポップが"ベギラマ"を放ちます。
これによって、フレイザードの氷の半身が消滅しました。
間髪入れずに、ヒュンケルが炎の半身に襲い掛かります。
するとそこへ・・・!?
魔影参謀ミストバーンが現れ、ヒュンケルの攻撃を阻止しました。
ミストバーンは、助けを求めるフレイザードに"魔影軍団最強の鎧"を呼び出し、「魔炎気と自らを化す決意があるなら・・・与えてやろう・・・」と言いました。
魔炎気と化すとは、ミストバーンの部下になるということです。
一旦は拒絶するフレイザードでしたが、このままでは消滅してしまいます。
「本当にそいつと一体化すりゃあ、やつらに勝てるんだな・・・!?」というフレイザードの問いに、ミストバーンは「・・・敵はない・・・」と答えます。
四の五の言っていられないフレイザードは、鎧と同化する決意を固めました。
2.いま・・・すべてを斬る・・・!!!
魔影軍団最強の鎧と同化した、フレイザード。
彼は、信じられないような凄まじい力がみなぎってくると言います。
その力は、魔王軍随一の怪力自慢であるクロコダインを圧倒するほどです。
ポップが"ヒャダルコ"を放ちますが、呪文を全く受け付けないようです。
まさに、完全無欠の強さを手に入れたフレイザードは、早くもミストバーンの寝首を掻いてやろうと画策します。
しかし、その前にダイをひねり殺さないと気がすみません。
絶対絶命のピンチのダイ!と思われましたが・・・!?
なんとダイは、フレイザードには負ける気がしないと言い出しました。
そして彼は、その言葉通りフレイザードの攻撃を全て見切っています。
ダイは"空裂斬"を会得したことによって、アバン流刀殺法を極めたのです。
それは、"あの技"の完成を意味します。
その破壊力を無意識の内に悟ったダイ。だから彼は、勝ちを確信したのでした。
あの技とは、もちろん"アバンストラッシュ"です。
大地を斬り、海を斬り、空を斬り・・・そして全てを斬る完成版の"アバンストラッシュ"が炸裂し、フレイザードの鎧はバラバラに切り裂かれました。
3.さよなら魔弾銃
かろうじて、目の部分だけが残ったフレイザード。
彼は、ミストバーンに助けを乞いますが・・・なんと!?ミストバーンはフレイザードの目を踏みにじり、その炎を消してしまいました。
恐らく彼は、ダイの力量を推し量るために、フレイザードを利用したのです。
そしてもう、フレイザードは使えないと判断したのでしょう。
余りの無残に最期に、ポップは欠片を集めて墓標くらい立ててやろうかと言いました。
しかしヒュンケルはしかし、その必要はないと断言します。
何故ならば、フレイザードの墓標は既に存在するからです。
彼が命の次に大事にしていた"暴魔のメダル"・・・それこそば、フレイザードの墓標に最も相応しいのです。
中央塔にたどり着いたダイたちを待っていたのは、未だに凍り付いたレオナの姿でした。
レオナを取り巻く氷は溶け出してはいるものの、もうすぐ日の入りです・・・このままではレオナの生命力が持ちません。
ポップが必死に"ベギラマ"で氷を溶かそうとしますが、そう簡単には溶けてくれません。
そこでマァムは、"ギラ"が入っている魔弾銃の弾に、更に"ベギラマ"をつめれば超高熱を得られるかもしれないと提案します。
しかし、そんな事をすれば魔弾銃が壊れてしまう・・・ポップは、アバンの形見が壊れてしまうような方法に大反対です。
魔弾銃は、人を救うためにアバンが作った武器です。きっと先生は、こういう時のために作ったはず・・・
そんなマァムの想いにポップも賛同し、弾に呪文を込めようとしますが・・・
全身の力が抜けて、その場に倒れ込んでしまいました。
なんとポップは、先ほどまでの戦いで魔法力を使い果たしてしまったのです。
万事休すか・・・
するとその時!?なんとダイが弾を拾い、呪文を込めようとします。
ダイは、自分が持つ不思議な力を呼び起こそうと念じました。
いつもは戦いの中で発動する紋章ですが、今回はレオナを救うために紋章を浮かべる事に成功します。
そして、紋章を浮かべたダイが"ベギラマ"を弾に込め、マァムが魔弾銃でレオナめがけて撃ち込みました。
眩い閃光が放たれた後、そこには氷から解放されたレオナの姿がありました。
見事、氷を溶かす事に成功したのです。
よろけながら倒れ込むレオナをダイが支えます。
レオナの体からは、力強く脈打つ鼓動が聞こえてきました。彼女は生きていたのです。
そして、魔弾銃は予想通り壊れてしまいました。
しかし、そのおかげで一人の生命を救う事が出来ました。
マァムは魔弾銃に別れを告げます・・・長い間・・・ありがとう・・・!
4.勝利!そして・・・
戦いは終わり、パプニカでは神殿の跡地で、ささやかながら勝利の宴が開かれていました。
そこへ、すっかり元気になったレオナが現れます。
レオナの姿を見たダイは、嬉しさのあまり彼女に駆け寄り、まるで小さな子供のようにはしゃいでいます。
しかし・・・レオナは物凄く不機嫌そうです。
彼女からすれば、お姫様とそれを助けた勇者の再会場面は、もっとかっこいいシチュエーションを期待していたのです。
それが、ダイのはしゃぎようにより台無しになった事に、腹を立てているのでした。
ヒュンケルと初対面のレオナは、彼もアバンの使徒なのかと尋ねます。
するとヒュンケルは、自分が不死騎団長であった事を包み隠さず打ち明けました。
それを聞いた周りの人々は驚愕し、レオナの表情も曇ります。
必死でかばうダイとマァムでしたが、ヒュンケル自身は、この俺が不死騎団によってこの国を滅ぼした事実は拭いようがないと、どんな罰でも受けると言いました。
そこでレオナが下した判決は・・・残された人生全てをアバンの使徒として生き、友情と正義と愛のために己の生命をかけて戦う事、そしてむやみに自分を卑下したり、過去にとらわれ歩みを止めたりする事を禁じるという、ヒュンケルを正義の戦士として受け入れる内容でした。
それを聞いたヒュンケルの頬を、一筋の涙が伝います。
一方、クロコダインは会場から少し離れた場所で、ひとり勝利の美酒を味わっていました。
そこへ、彼を探していたバダックが現れます。
クロコダインは、怪物が人間と一緒に酒を飲むわけにはいくまいと考え、宴には参加しなかったようです。
しかし、勝利の立役者に怪物も人間もありません!バダックが酒樽を差し出すと、クロコダインは一気に飲み干してしまいました。
こんなに美味い酒ははじめてだよと、ご満悦のクロコダインでした。
ここで漫画では、レオナが酒に酔いマァムに絡むと言うシーンがありましたが、アニメではあまり酔っていない印象を受けました。
恐らく、14歳のレオナが酔っぱらうというのは、テレビ放送としてはNGだからでしょう。
ヒュンケルの姿が見当たらない事に気付いたマァム
彼とクロコダインは、魔王軍の本拠地である鬼岩城に偵察に向かおうとしていました。
あまり大勢で行けば目立ってしまうと、二人は皆に気付かれない内にこっそり出発するつもりだったのです。
場面は変わって、ここはカール王国です。ドラゴンの軍団が街を焼き尽くしています。
竜騎将バランは、難攻不落と言われたカール王国を、たった5日で壊滅させてしまったのでした。
バランはダイに興味があるようであり、ザボエラに一体どんな力の持ち主なのかと尋ねます。
そこで、ザボエラがダイの紋章の力を説明すると、バランは急に怒りを露わにし出しました。
その紋章が竜の形をしていた事を知ったバランは、ハドラーの企みが読めたと言い、鬼の形相で立ち上がります。
まとめ
"空裂斬"を極めたダイの完成版"アバンストラッシュ"は、凄まじい威力でした。
フレイザードは、ミストバーンを利用するつもりが、逆に利用されていたのですね。
そして、"魔弾銃"が壊れてしまったマァムに、この後、人生の転機が訪れます。
バランがダイの正体に気付くなど、物語は急展開を向かえそうです。
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