漫画版ドラゴンクエスト ダイの大冒険の第316話 『黒いマァム!』ネタバレ、ストーリー振り返り感想記事です。
※漫画版ネタバレを含みますので、まだ読んでいない方は注意。
前回のあらすじ
数千年ぶりに真・大魔王バーンへと変身したバーンは、手をかざしただけで壁に巨大な風穴を開けてしまう程の力を持っていました。
急に力が完璧に戻ると、慣れるまでに時間が掛かりそうだと言う彼は、やりすぎてしまうかも知れんと自信を覗かせています。
一方、アバンたちの前に、ミストが正体を現しました。
その正体は、暗黒闘気の集合体であり、幽霊とガス生命体の中間の様な存在です。
他人の肉体を奪う事でしか強くなれないミストは、自身の忌まわしい身体を呪っていました。
しかし、その能力を高く評価してくれるバーンが現れ、彼に絶対の忠誠を誓う事になったのです。
そんな幽霊のような存在にポップと師匠をやられたマァムは、カッとなって不用意に飛び込み、捕えられてしまいます。
彼女を心配したチウが、彼女にしがみつきますが、顔面をぶん殴られて吹っ飛ばされてしまいました。
マァムの肌は黒く変色し、今までの彼女とはまるで別人のようです。
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マァムを乗っ取ったミストは、その高い身体能力を気に入ったようです
そして、彼は全力で襲ってくるつもりであり、本気で闘わないとこちらがやられてしまいます
但し、仲間であるマァムを攻撃する覚悟があればの話ですが・・・
しかし、マァムとは全く面識のないラーハルトからすれば、彼女の事など関係ありません
逆にバーンの身体よりは強くないと、勝機を見出します
「人質・・・!?」
なめて欲しくないと言うミスト
彼は、マァムを盾にとっているだけではないのです
ミストが操れば、彼女の身体でも・・・
突如、ラーハルトを殴りつけたマァム!
彼女はラーハルトの槍を掴むと、そのまま体ごと空中へと放り投げてしまいました!!
そして、畳み込むように空中で連打を浴びせます!
マァムがラーハルトを蹴り飛ばします!
そこへアバンが彼を空中でキャッチし、ダメージを最小限に抑えます!
しかし、華麗に舞ったマァムは、そのまま今度はヒムの首を掴み、地面に叩きつけてしまいました!!
一瞬にして、強者たち3人が地面にひれ伏してしまいました!
だから、本気でこいと忠告したと言うミスト
どうやらマァムは、相手の事を気遣ってか、普段使っていない力がかなりあるようです
しかし、ミストが気兼ねなく全力を使うと・・・
よく見ると、マァムの拳から血がしたたり落ちています
人間は誰しも、己の肉体を破壊してしまわないよう、無意識の内に力をセーブするものです
しかし、マァムの身体がどうなってもよいミストは、力をセーブする事なく全力を出せるのです
しかし、このまま黙ってやられる彼らではありません!
立ち上がったラーハルトとヒムは、怒り心頭です!
"闘気拳"を構えるヒムは、ミストごとマァムを粉々に砕くつもりです!!
うろたえるクロコダインは、何とか彼らを説得しますが、ミストだけを器用に倒す技などないと、一蹴されてしまいます
するとヒュンケルが・・・!?
「いや!・・・あるッ!!」
彼は、アバンを指さしながらそう言いました・・・
「・・・オレなら・・・やる!」
身体がまともに動くのであれば、己の手で"空の技"を使っていると言うヒュンケル
マァムもアバンの使徒の一人です!
彼女もその光の力を、そして勇者が伝えし技を誰よりも信じているはずです!!
ラーハルトから、槍を借りるアバン
アバン流槍殺法、"虚空閃"で決める覚悟です
本当に、憑りついたミストだけを倒すなどという真似が、出来るかどうかは分かりません
しかし、この場はアバンの力に賭けるしか他ないのです
アバンがマァムににじり寄ると、突如、彼女は空中へと逃げました!
ところが、その動きを読んでいたアバンが、"虚空閃"を彼女の胸元にヒットさせます!!
そのまま、壁に打ち付けられたマァム!果たして、結果は・・・!?
なんと!?ミストは"虚空閃"の命中寸前に、マァムの身体から抜け出していたのです!
という事は、ミストがこの辺りにいるという事ですが・・・彼の姿が見当たりません!
すると・・・!?
突如、ヒュンケルの背後からミストが姿を現しました!
どうやら彼の次の標的は、ヒュンケルだったようです!!
次回に続く・・・
まとめ
ミストが操ったマァムは、ラーハルトとヒムを一瞬で地面に這いつくばらせる程、とんでもない力を発揮していました。
これはミストの言うように、彼女が相手を気遣って本気を出していなかった事もありますが、やはり人間が無意識にセーブしているリミットを解除してしまった事が大きいでしょうね。
マァムほどの身体能力を持った人間が、本来持つ100%の力を発揮すればどうなるのかが分かりました。
マァムとの関係が希薄なラーハルトやヒムからすれば、彼女ごとミストを倒す事に躊躇いはないでしょう。
しかし、彼女をよく知っている者からすれば、そんな事は絶対に出来ないはずです。
そこで、アバンの"空の技"の登場ですが、どうやらミストはそれを先読みしていたようです。
彼の狙いは、最初からヒュンケルであり、マァムは囮だったのですね。
しかし、今のヒュンケルは戦える状態ではない筈ですが・・・!?
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