漫画版ドラゴンクエスト ダイの大冒険の第311話 『影と死神』ネタバレ、ストーリー振り返り感想記事です。
※漫画版ネタバレを含みますので、まだ読んでいない方は注意。
前回のあらすじ
迫りくる光の矢に対し、手をかざしたミストバーン。
彼はなんと、"メドローア"をポップたちの方へと弾き返してしまいました。
ポップとブロキーナを失った一同は、もはやミストバーンを倒す術を失い、絶望に打ちひしがれます。
どうやらミストバーンは、"フェニックスウイング"という、あらゆる呪文を弾き返す禁断の技を使ったようです。
ヒュンケルはこの"フェニックス"という言葉に、ミストバーンがバーンである事に気が付きます。
ヒュンケルに謎を解き明かされたミストバーンは、彼らを始末しようと手をかざしました。
そこへ、ボクもキミの正体を知りたいと、キルバーンが現れます。
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アバンは死んだと言う、キルバーン
彼はその事実が信じられないマァムたちに、落ちていたアバンの腕を証拠として持ってくればよかったかと、嬉しそうに尋ねました
ポップとブロキーナに続き、アバンまでもを立て続けに失ったマァムは、耳を押さえながら発狂しています
しかし、ミストバーンには、そんな事よりも気になる事があります
彼は、先ほどキルバーンが言った言葉が気に入らないようです・・・
キルバーンは、ミストバーンがこの姿で闘う所を、この数百年の間に何度か見た事があるようです
そして、その時にも釘を刺されていました
いらぬ詮索は無用と・・・
いかにキルバーンでも、この姿の真の意味を知れば、生命はない!
それはミストバーンでも同じ事であり、だからこそキルバーンは、以前パプニカで姿を晒そうとした時に、彼を殺そうとしたのです
それなのに何故!?
しかし・・・
「そちらこそ、忘れてもらっちゃ困るな」
ミストバーンは、思い出しました
キルバーンだけは、全魔王軍の中でも別格だという事を・・・
なんと彼は、大魔王バーンと対等に近い立場にあるのです
ミストバーンは、キルバーンが初めて彼の前に現れた日の事を、未だに忘れないと言います
それは数百年前のある日のこと、バーンの前に1枚のトランプのカードが舞い降りてきました
そして、そのカードは道化師へと変化します
「・・・どちら様が・・・バーン様で・・・?」
その名前にピンときたバーン
「・・・まさか、あやつのッ・・・!」
バーンの予想は当たっていました
彼の特技は暗殺・・・道化の姿も、バーンのためにわざわざコーディネートしてきたようです
あの方からの友情の証として、バーンの大望を実現するために、協力者になれと派遣されてきたと言います
しかし、協力者という言葉に笑うバーン
そんなものは名ばかりであり、バーンが計画をしくじれば、たちどころに彼の暗殺者へと変貌する事は見え見えなのです
そんな物騒な死神を飼っておくのも、一興だと懐の深さを見せるバーン
この瞬間からキルバーンは、ミストバーンと共に大魔王バーンの片腕となったのです
ミストバーンとキルバーンは、対極の性格ながら妙に気が合いました
しかしキルバーンは、自分だけが騙され続けていたと嫌味を言います
当然、彼の言い分も分かります
彼は、自らの主の命により、大魔王に強力していただけ・・・
もし、目の前にいるミストバーンが本物のバーンであるのなら、別人に力を貸していたという事になり、ミストバーンとの友情も偽りだったという事になってしまうからです
「違うのかね?」
一瞬の沈黙のあと、突如ミストバーンは手を上げ、キルバーンを殺しにかかります!
その突然の奇行にキルバーンだけでなく、その場にいた全員が目を疑いました!!
キルバーンは、彼の事を"ミストバーン"とは呼びません!
彼は最初からずっと、"ミスト"と呼んでいるのでした!!
「偽物ッ!正体をあらわせッ!!」
ミストバーンの攻撃が、キルバーンの顔面をかすります!
そして・・・!?
なんと!?そこに現れたのは、死んだはずのアバンでした!!
後から駆け付けてきたと言う彼は、丁度ヒュンケルが謎解きをしている時に到着したようです
そこで、"モシャス"でキルバーンに変身し、秘密を聞き出そうとしていたのでした
「大魔王を助ける義理はあっても、義務はない」
この言葉も、キルバーン本人から拝借したまで
そして、彼がここにいるという事は・・・
次回に続く・・・
まとめ
キルバーンの過去が明かされました。
彼は始めてバーンと会った時から、その飄々とした態度は変わっていないのですね。
彼は"あの方"から派遣されたと言っていましたが・・・大魔王を殺そうとしている人物とは、一体誰なのでしょう?
また、バーンも自身の生命を狙っている者を、あえて傍に置いておくとは、その余裕には驚きです。
そして、アバンが生きていました。
しかし彼は、異世界でジャッジの"メガンテ"に巻き込まれて死んだはずです。
ミストバーンの正体や、アバンがなぜ生きていたかなど、分からない謎が増えてきました。
次回以降、それらの謎が解明されていくはずです。
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