漫画版ドラゴンクエスト ダイの大冒険の第312話 『死を超えた決着戦』ネタバレ、ストーリー振り返り感想記事です。
※漫画版ネタバレを含みますので、まだ読んでいない方は注意。
前回のあらすじ
アバンは死んだという、キルバーン。
ミストバーンは、そんな事よりも先ほど彼が言った、正体を知りたいといった言葉が気に入らないようです。
要らぬ詮索は不要と釘を刺してあったと言うミストバーンに対して、キルバーンは「大魔王に協力する義理はあっても、義務はない」という事を忘れては困ると言いました。
数百年前、キルバーンがバーンの前に始めて姿を現した時のことです。
彼は"あのお方"から派遣されたと、バーンの大望の協力者として登場しました。
しかしバーンは、キルバーンという名前から、自身の暗殺者として派遣されてきた事を見抜きます。
そんな物騒な死神であるキルバーンを、バーンは自身の片腕として飼っておく事を決めました。
キルバーンからすれば、ミストバーンの正体がバーンであるとするならば、数百年の間、別人に力を貸してきた事になり、更にはミストバーンとの友情も偽りだったという事になってしまうのです。
ここでキルバーンが呟いた"ミストバーン"という言葉に、一瞬の沈黙のあと、急に怒り攻撃に転じたミストバーン。
それは、キルバーンが彼の事を呼ぶときは"ミスト"のはずであり、偽物であると見破ったからでした。
その予想どおり、キルバーンはアバンが"モシャス"で変身していた、偽物だったのです。
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アバンの声を聞いたキルバーンは、ピクピクと不気味に指が動いている、アバンの腕を手に取りました
すると・・・!?
なんとそれは手袋だけであり、中には砂が・・・
そして閃光と共に、アバンとバラバラになったジャッジが姿を現します
しかし、一体何故!?
その答えは、手袋の中の砂でした
その砂は、ムラムーン草を材料に使った、敵に対する目印だったのです
アバンは砂を目印に、"リリルーラ"で後を付けてきたのでした
手袋の中に砂をしのばせ、あえて手を切られるような動きをしたと言うアバン
切られる瞬間に手を引き抜き、手袋ごと現実空間に戻す事に成功したのです
ジャッジに捕まったアバンでしたが、最後の賭けに勝つ事ができました
しかし、キルバーンが驚いているのは、そんな手品の話ではありません
何故、ジャッジの"メガンテ"を食らって、生きているのかという事です
それは、どうやらアバンにも分からないようです
紙一重の奇跡としか言いようがありませんが、生き残ったからには、残る生命を全力でぶつけるのみです!
アバンのスピードに驚愕する、キルバーン!
相当なダメージを負っているはずなのに、何故これほどまでの力が出せるのか!?
死神と呼ばれるキルバーンが、生まれて初めて恐怖を感じていました!!
"ファントムレイザー"を使い切り、ジャッジも失ったキルバーンに、もはや罠は残されていないはずです
「・・・今度こそとどめをっ・・・!」
アバンが止めを刺そうとした、次の瞬間!?
なんとキルバーンは、あろう事か自身の腕を切り落としてしまいました!
しかし、手足や胴が切れても死なない身体だという彼は、正気を失い奇行に走った訳ではありません!!
決して己の身を傷付けない主義のキルバーン
そんな彼が腕を犠牲にしなければならない程、追い詰められたのです!
キルバーンはアバンの事を、流石は大魔王様が認めた男と称賛し、自身最大の必殺技を捧げます!
"バーニングクリメイション"と名付けられたこの技は、キルバーンに流れる魔界のマグマに炎がついた、灼熱地獄に等しい巨大な火球なのです
"アバンストラッシュ"の構えを見たキルバーンですが、恐るるに足らないと一蹴しました!
それだけ、自身の技に自信があるのです!!
しかし、アバンも負けてはいません!
「・・・よく言う!生まれて初めて真剣勝負をするような男がっ・・・!!」
アバンの侮辱をしたような物言いに、怒り心頭のキルバーン!
「ボクはっ・・・あらゆる者の生と死を統括できるっ・・・死の神なんだああっ!!」
キルバーンが灼熱の火球を放つと、なんとアバンは自ら炎に突っ込んでいきました!
その自殺行為ともいえる行動に、キルバーンは喜びを隠せません!
キミの最期に火葬を選んでよかったと、高笑いをしています!!
炎の中から現れたアバン!
なんと!?彼の身体は何一つ燃えていません!!
「さらばだ死神!!」
次回に続く・・・
まとめ
ジャッジに捕らわれ絶対絶命のピンチの状態で、アバンは巧妙な罠を仕掛けていたのです。
一か八かの賭けとは言えますが、あの状況でこれだけ機転を利かせ実際に行動に移すとは・・・これはまさに、アバンにしか出来ない芸当ですよね。
しかし、ジャッジの"メガンテ"に巻き込まれたのに、生きていた理由が気になります。
アバンは奇跡と言っていましたが、それだけではかたずけられない"何か"がありそうです。
そして、 "バーニングクリメイション"の中を駆け抜けてこられた事も、普通に考えれば有り得ない事です。
次回以降に明かされるであろう、これらのトリックが気になります。
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