漫画版ドラゴンクエスト ダイの大冒険の第302話 『闇の衣』ネタバレ、ストーリー振り返り感想記事です。
※漫画版ネタバレを含みますので、まだ読んでいない方は注意。
前回のあらすじ
ヒムの闘気にハドラーを見たミストバーン。
ヒム自身もそうあって欲しいと願っているようですが、ミストバーンには認められません。
人形風情がハドラーの生まれ変わりの様な顔をするのは、断じて許す事が出来ないミストバーンは、右手を刃に変えて襲い掛かります。
しかし、オリハルコンの身体を砕く事が出来るのは、この世にたった一人しかいないと言うヒムは、闘気を全開にしてミストバーンを返り討ちにします。
このままではまずいと、窮地に陥ったミストバーンは、バーンに"あの力"を使う許しを請いますが、ダイとの闘いに集中しているバーンには届きません。
そこでミストバーンは、己の全力でなんとかするしかないと、左手に全暗黒闘気を集中させた"闘魔最終掌"でヒムを粉々にするつもりです。
これに対しヒムは避ける事すらせず、右拳を集まっている暗黒闘気にぶつけました。
そして、見る見る内に粉々になっていくヒムの右拳。
しかし、ヒムの狙いは右拳をおとりにし、ミストバーンを懐に誘い込み、必殺の左拳である"闘気拳"を喰らわせる事だったのです。
ヒュンケルはヒムに、"闘気拳"をまともに喰らって戦闘不能状態の、ミストバーンの仮面をはげと言いました。
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ミストバーンの素顔は、長年謎に包まれてきました
それは恐らく、彼の素顔こそが大魔王バーンの秘密に直結していると、ヒュンケルは睨んでいます
以前は、声すら発しなかったというミストバーン
一度口を閉ざしたら、何十年も口を開かない無口の男と言われていました
親友のキルバーンですら、喋る所を見たのは何十年ぶりだとうと言っていました
相手によってはその声すらもが、バーンにとっては、他人に知られてはならない重大な秘密なのかもしれません
ヒュンケルは、ミストバーンの素顔を見れば、バーンの秘密の一端が垣間見えそうだと考えています
そして、それをダイに伝える事が出来れば、彼が有利に闘えるかも知れない・・・
仮面を暴く事に快諾したヒム
どうせミストバーンは抵抗不能であり、倒そうと思えばいつでも倒せます
そしてヒムが、ミストバーンの衣に手をかけた、その時です!?
「まっ・・・待てっ!!」
急にヒムを止めたのは、クロコダインでした
ミストバーンの仮面を暴くのは、何か危険な気がすると言うクロコダイン
どうやら彼は、地上でロン・ベルクから伝言を預かっているようです
"闇の衣"・・・
ロン・ベルク自身にも、漠然とした表現しか出来ないという、ミストバーンが自分の力を強く押さえつけている何か
それは自身のように、出したくとも全力が出せないのではなく、何か"大きな力"で、パワーそのものを押さえられているということを、ロン・ベルクは闘いの中で知りました
つまりロン・ベルクは、ミストバーンの力を封印する"何か"を"闇の衣"と表現したのです
そして彼は、闘って倒せるチャンスがあれば、真の力を見せる前に倒してしまえと言いたいのです
ブッ飛ばすか?それとも、ひっぺがそうか?
痺れを切らしたヒムが、ヒュンケルに催促します
すると!?
突如、地響きが起こります
もう、ダイと大魔王バーンの最後の闘いが始まっているのです
そして、意を決したヒュンケルは、正体を暴かず止めを刺す決断を下します
ロン・ベルクの助言を無視できない事や、先を急ぐ必要があるからです
「・・・あばよ!ミストバーンさん!!成仏してくんな!!」
ヒムの左拳に闘気が集まり、いつでも"闘気拳"を放てる状態です!
一方、"カイザーフェニックス"と打撃の同時攻撃を放った、バーン!
それを見ていたレオナの目の前には、両者が激突した後、立ち尽くしているバーンの姿だけが・・・
そして!?
恐るべし!竜の騎士よ!!
大魔王バーンは、自身最強の技ですら止めを刺せないダイに、苦悶の表情を浮かべています!!
次回に続く・・・
まとめ
ミストバーンの"闇の衣"は、ドラクエⅢのラスボス"ゾーマ"を始めとする、ボスキャラが纏っている衣と同名です。
ゲームでの"闇の衣"は、纏う者の能力や耐性を上げる、一種の"バリア"として登場しましたが、ミストバーンが纏っているのは、逆に力を押さえ込むようです。
以前、鬼岩城が破壊された際に怒りの感情が爆発し、"闇の衣"を自ら脱ぎ捨てようとした事がありました。
その時は、キルバーンに止められ未遂で終わりましたが、凄まじい力が解放されようとしていた覚えがあります。
果たしてヒムは、このままミストバーンの力が解放される前に、止めを刺す事が出来るのでしょうか!?
また、"カイザーフェニックス"と打撃の同時攻撃を受けたダイでしたが、どうやら無事どころか、バーンに一太刀食らわせていたようです。
こちらの闘いも、いよいよ佳境に入ってきました。
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