漫画 ダイの大冒険

【ネタバレ】漫画版ドラゴンクエスト ダイの大冒険 ・第298話『血塗られた決着・・・!!!』

漫画版ドラゴンクエスト ダイの大冒険の第298話 『血塗られた決着・・・!!!』ネタバレ、ストーリー振り返り感想記事です。

※漫画版ネタバレを含みますので、まだ読んでいない方は注意。

前回のあらすじ

 "カラミティウォール"を立ったまま、いなしてしまったダイ。

彼は、バーンとひけを取らない闘いができそうだと、自信を覗かせます。

しかし、ひけを取らないどころか、ほぼ互角だと言うバーンは、その力は天を左右できる力だと断言しました。

そして、その強さが惜しいバーンは、なんと部下にならないかとダイを勧誘します。

ダイの父親であるバランは、同じ質問に"YES"と答えました。

バーンは、人間がいずれダイを迫害すると揺さぶりますが、ダイの答えは"NO"でした。

自分を育ててくれた人間や、この地上の生き物全てが好きだと言うダイ。

彼はもし人間が望むのであれば、バーンを倒し、この地上を去るつもりです。

人間に肩入れするダイに思い知らせると、バーンは再度魔力を高めます。

一方、異世界では予想外のアバンの強さに、キルバーンが勝負を焦ってしました。

←前回 第297話『誰がための勝利』はコチラから

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予想外のアバンの強さに、劣勢を強いられるキルバーン

しかしアバンは、キルバーンがこの決闘を思い付いた時点で、彼の劣勢は決まっていたと言います

死神と呼ばれるキルバーンの必勝法はたった一つ・・・"仕掛けてはめる"それだけです

確実に相手を仕留める死神らしい殺し方ですが、それを続ける事によって、まともな勝ち方ができなくなっていたのです

キルバーンは、力も技もスピードも超一流です

しかしながら、詰めの部分で彼の攻撃には、必勝の気迫がありません

そのため、アバンの様に同じレベルの速さで動き回る相手には、致命傷を与える事が出来ないのです

プライドに傷を付けられたという屈辱に負け、決闘などという"らしくない罠"を仕組んだ時点で、お前は負けていたというアバン

キルバーン自身も彼の言う通り、罠なくして勝つ事はできないと認めました

なぜなららキルバーンは、まともな勝負での勝利に興味を持てなくなってしまったのです

「蜘蛛の巣にはまってもがく昆虫のように、罠にはまって狼狽している相手を見るのは最高さ・・・!」

それが、一途に努力を重ねてきた相手であればあるほど、彼は墜ちた時の表情を楽しめると言います

そんな相手に静かに止めを刺し楽にしてやる時こそ、彼にとって自分が死神なのだと心の底から思える至福の瞬間なのです

アバンは、かつてこれほどまでに非道な敵と出会った事がありませんでした

正義の使徒である彼にとって、キルバーンを許す訳にはいきません

「・・・覚悟しろっ!!」

そう言ってアバンが剣を構えた、次の瞬間!?

突如、アバンの持つ剣が真っ二つに折れてしまいました!

アバンは瞬時に、それが何かに当たった衝撃によるものと察知します

「・・・そうだよ・・・折れたんじゃない・・・切れたんだよ」

"仕掛けてはめる"だけが必勝法であるキルバーンは、闘い続けている間に秘かに罠を仕掛けていたのです

決闘と思い込み闘いに集中し過ぎていたアバンは、キルバーンの頭上のラインがどんどん減っている事に気が付きませんでした

なんとキルバーンの頭上のラインには、抜いたが最後、誰にも見えなくなる透明の刀身が隠されていたのです

そして既に、13本の彼にしか見えない刃が、この空間の各所に仕掛けられています

これこそが、キルバーン最後の罠・・・

四方八方から襲い掛かる見えない刃に切り裂かれ、致命傷を負ってしまったアバン

うかつに避け回っていると、それだけで死んでしまいます

そんなアバンにキルバーンは、心臓を一突きして終わらせてやると言います

このままでは攻撃も防御も出来ず、いずれにせよ確実に殺されてしまいます

そこでアバンは、二度と使いたくなかったという、あの技を使う事を決心します

その技とは、"メガンテ"です・・・

突如、キルバーンに飛び掛かったアバンは、剣を腹部に突き刺されながらも、こめかみに指を突き刺しに行きました

しかし・・・!?

「・・・メガンテか・・・そいつは困るな」

「・・・自殺ならそいつとしてくれ!」

これも、彼の用意した罠でした!

なんとキルバーンは、審判であるジャッジとグルだったのです!!

キルバーンは、いざという時には相手と一緒に自爆するよう、ジャッジを改造していたのでした

最後に物を言うのは、やはり罠だと言うキルバーン

咄嗟に足にしがみついたアバンでしたが、キルバーンは躊躇なくその腕を切ってしまいました

彼は「サヨナラ」と言い残し、その場を後にします

次回に続く・・・

まとめ

 アバンは、楽な殺し方ばかりしてきたキルバーンが、まともな勝ち方を出来なくなったと、確かに正確な読みをしていました。

しかしキルバーンは、更にその一枚上をいっていたようです。

闘いながら見えない刃を仕掛けていたとは・・・流石のアバンも見抜けなかったようです。

見抜けなかったというよりは、むしろ決闘を信じ込み、見抜けないように仕向けられたと言った方が正解かもしれません。

そして、ジャッジまでもが、キルバーンとグルであったとは驚きです。

これも最初の説明でアバンに信じ込ませた、彼の作戦勝ちといった所でしょうか?

二度とは使うまいと、封印していた"メガンテ"で相討ちを狙いに行きましたが、不発に終わってしまいました。

果たしてアバンは、このままジャッジの爆発に巻き込まれてしまうのでしょうか!?

次回 第299話『不安な優勢』につづきます。

 




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