漫画版ドラゴンクエスト ダイの大冒険の第297話 『誰がための勝利』ネタバレ、ストーリー振り返り感想記事です。
※漫画版ネタバレを含みますので、まだ読んでいない方は注意。
前回のあらすじ
バーンに一撃を喰らわせたダイ。
彼はレオナの助言で、考え過ぎていた自分に気が付きます。
そして、吹っ切れたダイは、自身の持つ力を片っ端からバーンにぶつけていくと、まずは"大地斬"で斬りかかっていきました。
その後も、バーンと対等にせめぎ合うダイは、既に竜魔人と肩を並べる程にアワーアップを遂げているのでした。
しかし、そんな事は想定内のバーンは、ダイの力を推し量るため"カラミティウォール"を放ちました。
前回とは違い、今回は本気だと言うバーン。
凄まじい速さの光の壁に、避ける事が出来ないダイは、一瞬で"カラミティウォール"の性質を見抜き剣を構えました。
そして、両拳の紋章の力を放出したダイは、なんとそのまま"カラミティウォール"をすり抜けてしまいました。
彼はバーンの読み通り、竜の騎士の"闘いの遺伝子"が、身体の中で完全に脈づき始めていたのです。
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先ほどの離れ業は、ダイが思い付いたのではなく、彼の身体が瞬間的に反応したのでした
ダイは、"ドルオーラ"を打った時も出来るのが当たり前のごとく、身体が自然に動いた事を思い出します
天魔の塔の壁にナイフを突き立て、何とかやり過ごしていたレオナ
彼女はダイに言われた通り、自分の身は自分で守ったのです
ダイは、始めて紋章の力に目覚めた時のように、自分の中で"何か"が動き出しているのを感じていました
彼は、たとえ相手が大魔王であっても、引けを取らない闘いが出来そうな気がすると言います
すると・・・!?
突如、大声で笑いだしたバーン
彼は、ダイが全く理解していない事がおかしいようです
それは、ダイがバーンに引けを取らないと考えている事でした
バーンは言います
ひけを取らないどころか、ほぼ互角だと・・・
それほどの力を持ちながら、何を成すべきなのかも考えていないダイを、バーンは可愛く無欲だと言いました
バーンは、バランにだけは一目を置いていました
たとえ竜魔人と化しても、バーンとやり合える相手ではありませんが、その刻まれた"闘いの遺伝子"があるからです
そして何より、そこまでの力がある者であれば、その強さが惜しくなってくる・・・
今のダイの強さは、竜魔人と化したバラン以上です
バーンは、今まで出会った誰よりも強いダイに、念のために聞いておきます
ダイの父親であるバランは、バーンの問いに"YES"と答えました
純粋な竜の騎士であるバランは、それ故に人間がいかに醜く、愚かな生物であるかを知っていたのです
そして、人間は最低だと罵るバーンは、ダイを揺さぶります
人間は、苦しい時にだけすがり、平和に慣れればすぐに不平不満を言い始めると言うバーン
勝った直後は少々感謝しても、いずれ純粋な人間ではないダイを迫害すると断言しました
しかし、そんな事は絶対にしないとレオナは言いますが・・・
それは彼女がダイに、個人的好意を抱いているからにすぎないのです
バーンは、いかなる種族であっても、強い奴に差別はしないと断言しました
今でも、反旗を翻したバランやハドラーに対する敬意は、変わらないと言います
無益と分かっている勝利のために、生命を賭けるのか?
それとも、自身の価値を認めてくれる者のために働くか?
ダイは、人間がたまに酷い事をするというのも、百も承知です
しかし、それでもいいのです!
それでも彼は自身を育ててくれた、この地上の生き物全てが好きなのです!!
もし仮に、バーンの言う通り、地上の人々が望むのであれば・・・
ダイの決意を知ったバーンは、これ以上彼を揺さぶるような真似はしません
その代わりに、思い知らせると言います
そんな連中に肩入れしたのが、ダイの最大の不運だということを!!
一方その頃、異空間で戦うアバンとキルバーン
何かに焦るキルバーンは、外界の情報が手に入るようです
次回に続く・・・
まとめ
強い者には敬意をはらうというバーンは、父親のバランだけでなくダイも部下に勧誘しました。
人間を心底憎んでいたバランは、バーンの誘いに"YES"と答えましたが、ダイは違いました。
確かにバーンの言う通り、人間は酷い事をしますが、それでもダイは彼らが大好きなのです。
そして、全ての人間が、酷い事をする訳ではありません。
レオナや仲間たちのように、素敵な人間も沢山いるでしょう。
一方、アバンとキルバーンの決着が近いようです。
恐らくキルバーンは、思いのほかダイがバーンと互角に渡り合っている事に、焦りを感じているのでしょう。
次回 第298話『血塗られた決着・・・!!!』につづきます。
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