漫画版ドラゴンクエスト ダイの大冒険の第299話 『不安な優勢』ネタバレ、ストーリー振り返り感想記事です。
※漫画版ネタバレを含みますので、まだ読んでいない方は注意。
前回のあらすじ
予想以上のアバンの強さに苦戦する、キルバーン。
彼は、"仕掛けて殺す"という楽な闘い方に慣れ過ぎたせいで、普通の闘い方が出来なくなっていたのでした。
残酷な殺し方に快感を覚えてしまったキルバーンからすれば、普通に相手を倒す闘い方など面白味もなく退屈で仕方ないのです。
そんなキルバーンを許せないアバンが、再度、剣を構えます。
ところが、次の瞬間アバンの剣が真っ二つに折れてしまいました。
なんとキルバーンはアバンが気付かない間に、彼にしか見えない透明な刃を13本も仕掛けていたのでした。
見えない刃に四方八方から切り刻まれ、追い詰められたアバンは、苦肉の策として"メガンテ"での相討ちを狙います。
しかし、なんとジャッジに羽交い絞めにされてしまい、"メガンテ"を唱える事が出来ませんでした。
キルバーンは、審判であるジャッジを相手と自爆するよう、改造していたのです。
動く事が出来ないアバンとジャッジを残し、キルバーンは現実世界へと戻ってきました。
←前回 第298話『血塗られた決着・・・!!!』はコチラから
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キルバーンが戻ってきた場所・・・
それは、元いた"白い宮庭"ではなく、バランがダイをかばって死んだ場所、バーンパレスの先端でした
今まさに、バーンは最上部でダイと死闘を繰り広げています
主を心配し、すぐにでも駆け付けるべき状況ですが、キルバーンにとってバーンは主ではありません
一方、バーンに対して優位に闘いを進めるダイは、この闘いが始まって以来、最大の戸惑いを感じていました
勝ててしまう・・・
大魔王バーンの強さは、こんなものだったのか!?
自身が飛躍的に強くなったのか?
それとも、"ミナカトール"の影響で、バーンの魔力が弱まったのか?
「・・・どうかな?気分は」
まるでダイの心の中を見透かすかのように、バーンが問いかけます
そして、にわかに自分の成長度が掴めないのだろうと、ダイの心情を読むバーン
しかし彼は、すぐにいい気分になってくると断言しました
バーンが本気で闘っているのは、紛れもない事実です
しかし、バーンには余裕が見られます
そんなバーンの謎の気迫に押されるダイは、後手後手に回ってしまっているのです
そこでレオナは、ダイを後押しするために、優勢のうちに押し切ってしまえとエールを送りました
一方のバーンは、ダイの強さのベールをあばくつもりです
見る見るうちに、彼の背後に炎の鳥が・・・!!
巨大化した炎の鳥が、ダイを襲います!
しかし、"カイザーフェニックス"を見た事があるダイは、"アバンストラッシュ"で迎撃できると剣を構えました!!
すると!?
なんとバーンは、炎の鳥と共に自身もダイに飛び掛かってきたのです!!
一方その頃、ポップ、マァム、ラーハルトの3人は、連携プレーで何とかミストバーンと渡り合っていました
しかしながら、何度切り裂こうが、ミストバーンはすぐに傷が治ってしまうだけでなく、全く疲れている様子がありません
それはまるで、疲れを知らないかのようです・・・
先ほどからラーハルトは、何度も完璧なタイミングで致命の一撃を入れていますが、傷んでいるのは彼の武器だけです
ミストバーンには、ダメージというものが無いとしか思えません
長期戦になれば、どちらが有利かは明白です
このままでは、疲労したラーハルトが直撃を受けてしまいます
なんとかミストバーンの不死身の秘密を暴かねば、いかにラーハルトの技を持ってしても、彼に止めを刺す事は出来ません
対するミストバーンは、主の加勢にいくために、そろそろこの闘いに決着をつけるつもりです
珍しく、この状況に焦ったポップは、マァムにラーハルトの回復を任せ、ひとりミストバーンに向かっていきました!
ところが、ミストバーンは忠告していたはずです
お前程度では、足止めすらできないと・・・
飛び上がったポップを、"ビュートデストリンガー"が襲います!
空中では、避ける事も防御する事も出来ません!
もうだめだ!!
誰もがそう思った、次の瞬間!?
死んだはずの、ハドラー親衛騎団がなぜ!?
ポップとマァムは、目の前で起こった出来事が理解できません
すると、どこからか聞き覚えのある声が・・・
「・・・仲間だっ!!」
次回に続く・・・
まとめ
ダイは、凄まじいレベルアップを遂げた自身の強さに、戸惑いを見せていました。
これは、ゲームでもレベル上げをした後に、以前全滅させられた相手を難なく倒せた時の感覚を再現したのですね。
あんなに苦戦した相手なのに、と少し戸惑いの様なものを感じるのは共感できます。
そして、バーンの言う"すぐにいい気分になる"という感覚も、確かに分かる様な気がします。
ダイがそのような感覚になるかは別ですが・・・
一方、ミストバーンにどれだけ攻撃しても、彼にはダメージを与えられていないようです。
彼の身体の謎を解明しない限り、現状を打破できないのでしょうか?
ですが、ここにヒムたちが駆け付けてくれました。
オリハルコン対不死身の身体、予想外の闘いが始まろうとしています。
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