漫画版ドラゴンクエスト ダイの大冒険の第300話 『ミスト最終決戦』ネタバレ、ストーリー振り返り感想記事です。
※漫画版ネタバレを含みますので、まだ読んでいない方は注意。
前回のあらすじ
現実世界に戻ってきたキルバーンですが、バーンを助ける義理はあっても義務はないと、闘いに参加するつもりはなさそうです。
一方、ダイは、このままいけば勝ててしまうかも知れないと、戸惑いを感じていました。
ダイの心の中を見透かすバーンは、その戸惑いはすぐにいい気分に変わると断言します。
そして、バーンの謎の自信に押され、後手後手に回ってしまっているダイに対して、バーンは"カイザーフェニックス"と突撃の同時攻撃を仕掛けました。
その頃、ミストバーンと闘うポップたちは、いくら攻撃しても全くダメージを与えられない事から、焦りが見え始めました。
ラーハルトの回復をマァムに任せたポップが、ミストバーンに特攻をかけようと空中に舞い上がった所を"ビュートデストリンガー"に狙われます。
空中では逃げ場がなく、全身を貫かれてしまうと思われた瞬間、間一髪の所でヒムが助けに入りました。
ヒムが仲間に加わった事を知らないポップたちは驚愕しますが、同時に現れたヒュンケルたちに、その事実を知らされました。
ここから本文
ヒュンケルが無事だったことを知ったマァムは、彼に駆け寄り、彼の腕を力強く握りました
思わず力が入ってしまったマァムに、ヒュンケルは一瞬痛がりますが、「大丈夫だ心配いらない」と彼女を安心させます
ところが・・・
「バッ・・・バカ野郎ッ!!」
そう叫んだのは、ポップでした
口には絶対に出しませんが、ヒュンケルの事を人一倍心配していたポップは、彼の「心配いらない」という言葉に、怒ると共に安堵の涙を浮かべています
ポップに詫びを入れるヒュンケル
しかし、もう彼が一人で恰好を付ける事もありません
何故ならば、残る敵は限られているからです・・・
ヒュンケルはミストバーンに対し、これが正真正銘の最後の闘いであり、お前の破滅の瞬間だと宣言しました
しかしながら、今更クロコダインやチウが出てきた所で、ロン・ベルクやラーハルトでもダメージを与えられないミストバーンの肉体を、破滅させられる訳がありません
ましてや、肝心のヒュンケルは、再起不能の状態です
そしてヒュンケルはここで、アバンがキルバーンと決闘の真っ只中だという事を知ります
「・・・いや・・・!まだ・・・一人いる・・・!!」
そうです!新しく仲間に加わったヒムがいます!!
彼は、ヒュンケルが倒すはずであった敵は、全て代わりにブッ倒すと約束していたのです
しかし、マキシマムと闘い、オリハルコンの駒が身体が硬いだけのデク人形だと認識しているラーハルトは、引っ込んでいた方が身のためだと、ヒムの参戦に前向きではありません
ましてや、先ほど彼らが出会った際、ヒムは傷付き動けなかったから尚更です
すると・・・!?
一瞬で闘気を高めたヒムの銀髪が、見る見るうちに逆立ちます!!
「こいつがオレの強さの真骨頂よ!」
今のヒムは、先ほどまでとは違い体力が満タンなのです!
するとここで、隊長の許しなしで勝手に敵と闘おうとしているヒムに、チウからストップがかかります
そこでヒムは、正式に許可を申請しました
「・・・こいつをボコボコにぶちのめしてもいいかい!?」
隊長からは、二つ返事でOKが出ます!
そして、次の瞬間!?
ヒムの拳が、ミストバーンの腹部にめり込みました!
あまりの速さに反応すらできなかったミストバーンは、相当効いたのか、うめき声を上げています!!
しかし、ヒムの攻撃はこれだけでは終わりません!
彼はミストバーンの顔面に、凄まじい数の連打を浴びせました!!
ヒムの闘気は、暗黒闘気でも魔炎気でもありません!
彼の放つ闘気は、紛れもなく光の闘気なのです!!
ヒュンケルとの決着のみを純粋に願った彼は、もはや悪ではないのです
そして、光の闘気こそが、ミストバーンの最も苦手とするもの・・・
ヒムの活躍を目の前に、チウは思わぬ拾い物をしたと目を光らせます
そして・・・!?
「いいぞーっ!そのままいけーっ!ヒムちゃあーんっ!!」
"ヒムちゃん"という、何とも気の抜けた呼ばれ方にズッコケるヒム
どうやら遊撃隊では、あだ名を付けるのが習わしのようです
チウは他に、"ヒーたん"、"ヒムすけ"という呼び名を考えていました
劣勢を強いられるミストバーンは、ヒムとチウがやり取りをしている隙を狙い、必殺の暗黒闘気"闘魔滅砕陣"を放ちました!
ヒムだけでなくその場にいた全員が、暗黒闘気の糸に絡みつかれてしまいます!!
しかし・・・仲間たちが悲鳴を上げる中、ヒムだけは不敵な笑みを浮かべています
そして!?
蜘蛛の巣状に広がった暗黒闘気の糸を、思い切り踏み付けたヒム!
なんと!?その一踏みだけで、滅砕陣を吹き飛ばしてしまいました!!
次回に続く・・・
まとめ
ヒムの闘気は、光の闘気でした。
もう彼は、れっきとした正義の戦士なのです。
ハドラーの魂が宿ったヒムが、完全にダイたちの仲間になったとは、感慨深いものですね。
そして、光の闘気と言えば、ミストバーンの最も苦手とする相手です。
暗黒闘気を切り裂けるのは光の闘気だけであり、ヒュンケルが戦えない以上、この場はヒムにかかっています。
"闘魔滅砕陣"も容易に吹き飛ばしてしまったヒムは、このままいけば楽勝モードのようですが・・・ミストバーンは、そんな簡単に倒せる相手ではないのでは!?
記事一覧、サイトマップへはコチラから→