漫画版ドラゴンクエスト ダイの大冒険の第１５６話 『勇気ある撤退』ネタバレ、ストーリー振り返り感想記事です。
※漫画版ネタバレを含みますので、まだ読んでいない方は注意。
前回のあらすじ
"超魔爆炎覇"がダイを襲います。
かわすには間に合わないと判断したダイは、竜闘気で防御しようとしますが、闘気が尽きてしまっていたようです。
ダイは防御する事も出来ませんが、すんでの所でポップが"ルーラ"を使い救出します。
そしてそのまま逃げるポップ。二人は一旦パプニカに戻ろうとしますが、ポップの魔法力が切れており"ルーラ"が使えません。
そうしている間に、ハドラーに追いつかれてしまいました。
ハドラーは再度、"超魔爆炎覇"で襲い掛かかります。残り少ない竜闘気で防御しても意味はないとふんだダイは、攻撃で迎え撃ちました。
一瞬で全闘気と魔法力が爆発する技・・・ダイは、その一瞬に全てをかけます！
激しくぶつかり合った二人の結末は・・・空高くから落下してきたダイが、氷山に打ち付けられポップの視界から消えていきました。
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冷たい海に消えていったダイ・・・
「"ダイの剣"は地上最強じゃなかったのかよっ！・・・出て来いよダイッ！！」
ポップの叫びも虚しく、ダイの姿は現れる気配がありません・・・
本当にダイは、負けてしまったのでしょうか・・・？
爆煙の中から現れたハドラーは、仁王立ちで静かに佇んていました
ハドラーの圧勝・・・！？
どうやら、そうではないようです・・・
力なくよろめいたハドラーは、ダイと同じく氷塊の浮かぶ海深くへと落ちていきました
ミストバーンにハドラーを任せたキルバーンは、ポップを始末するつもりです
彼の持つ大鎌は、ひび割れながらも鈍い光を放っています・・・
ダイをハドラーに取られたキルバーンは、少々格が落ちてもアバンの使徒を殺っとかないと立場がないと、ポップの事を完全に格下に見ています
馬鹿にされたポップは、頭に血が上ってしまいキルバーンと戦うつもりです
「・・・フフッ・・・そうそう、ダイ君の弔い合戦をしなくちゃいけないよね」
ポップは、ミストバーンの言葉にハッとしました
ダイは俺のためにやられてしまった・・・この俺の先走りのために・・・
それなのに、自分がカッっとなってやられてしまったら、一体だれがダイを助けるんだ！！
そこでポップは、マトリフの言葉を思い出しました
「魔法使いは、常にパーティーで一番クールでなければならない！」
冷静さを取り戻したポップは、今ダイのために出来る事を必死で考えます・・・
更に挑発を続ける、キルバーン！
彼は、やる気満々です！！
すると！？
ポップは残り少ない魔力を使って、その場から逃げ出しました！！
必死に逃げるポップ！
しかし、キルバーンはすぐ後ろに迫っています！！
そして、ついに追いつかれてしまいました！
攻撃呪文を撃つ余力もないポップは、どうする事も出来ません！！
もうだめか・・・
目をつぶって歯を食いしばるポップでしたが・・・！？
突如、キルバーンに向かって闘気の渦が飛んできました！
クロコダインです！
獣王クロコダインの登場です！！
クロコダインは再度、闘気の渦を放ちました！
しかし！？
何故かキルバーンにではなく、海面に向かって撃ち込んだのです！！
凄まじい水しぶきと共に、キルバーンの視界から消えたクロコダイン！
なんと！？獣王クロコダインが、いきなり逃げをうったのです！！
岩陰に隠れていた、ポップとクロコダイン・・・
なんとか、キルバーンをやり過ごせたようです
ポップは、ダイを見捨てて逃げるしかなかった事に、悔しくて涙が止まりません
今のポップが、簡単に一人で逃げたりしない！
クロコダインはポップの行動から、状況を読み取ったのです
「そろそろ付き合いも長いからな」
そう言って、笑みを浮かべるクロコダイン
ポップはその大きな胸を借り、男泣きです・・・
次回に続く・・・
まとめ
ハドラーの圧倒的勝利に見えた二人の対決、実は相討ちだったのです。
一体ダイは、あの一瞬にどの様な技を放ったのでしょうか？
そして、キルバーンの挑発に乗らなかったポップは、パーティーの中で一番冷静さが求められる魔法使いとしての役割を果たしました。
今は一旦逃げて、体勢を立て直す事が先決です。どう考えても、キルバーンとミストバーンを相手に勝てる訳がありません。
しかし、ダイを残して一人で逃げてしまったという、罪の意識を感じてしまうのは無理はないですよね。
パプニカで待つ仲間たちが、暖かく迎えてくれる事を祈ります。
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