漫画版ドラゴンクエスト ダイの大冒険の第215話 『カールの女王』ネタバレ、ストーリー振り返り感想記事です。
※漫画版ネタバレを含みますので、まだ読んでいない方は注意。
前回のあらすじ
一度滅ぼされた国であれば安全だと、オーザム王国に身を潜めていたニセ勇者一行。
しかし、そんな場所にも魔王軍の攻撃は投じられます。
バーンパレスから放たれる、凄まじい攻撃を見て感心するザボエラは、どうやらハドラーの身体に黒の結晶が埋め込まれていた事を知っていたようです。
それを聞いたミストバーンは、更にハドラーを卑下するザボエラに対し、怒りを露わにします。
一方、海面を彷徨うポップたち。気絶してしまったポップが目を覚ますと、何処かの砂浜に打ち上げられていました。
そして、目の前の森には巨大なグリズリーの姿が・・・
自分をここまで抱えたまま、泳いできてくれたマァムは気を失っています。
覚悟を決め素手で戦う決意を固めたポップでしたが、なんとそのグリズリーはチウ率いる獣王遊撃隊の一員だったのです。
その後、保護されたポップたちは、カール北東の森にあるアジトに連れられてきました。
そしてそこには、以前レオナたちを誘導してくれた、謎の女性の姿がありました。
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4日も漂流していたという事実に、ポップたちは驚愕します
あの後、魔王軍はバーンパレスを使って、世界中を無差別に爆撃したと言うレオナ
ロモス北西にあるポルトスの町、オーザム南部の雪原、バルジ島、パプニカ西部のベルナの森・・・
最初は何故、王国を攻撃しないのか不思議に思っていたレオナですが、ポップたちからバーンの目的を聞いて理由が判りました
地上その物を消し去ろうとしているバーンからすれば、爆撃対象は何処でもいいのです
しかし、何はともあれポップたちが、無事に生還出来た事を喜ぶレオナ
彼女は、ダイが死んだと決まった訳ではないと、希望を抱きますが・・・
ポップたちは、聖母竜がダイを連れ去っていく所を見てしまいました
そして、ヒュンケルとクロコダインも、大魔王の必殺技をまともにくらってしまったと落胆しています
大魔王の恐ろしさを、肌身で味わったポップたちは、正直諦めかけてしまっています
そんな彼らに、直接戦っていないレオナがどんな励ましの言葉を言っても、何の効果もありません
すると・・・!?
「・・・だめじゃない・・・そんな事を言っては・・・」
アバンの使徒が、戦いを諦める様な事を言ってはいけない!
そうはっぱをかけたのは、例の女性でした・・・
彼女の名前は、"フローラ"。カール王国の女王です。
彼女は一握りの騎士たちとカール滅亡の難を逃れ、秘かに魔王軍に反撃する機会を伺っていたのです
アバンの事を知っているというフローラは、アバンの遺志を継ぐ者であれば、そんな弱音を吐いてはいけないと言います
父親が病床にあった彼女は、軍を率いて魔王軍に戦いを挑まなければなりませんでした
国民の士気をあおるため、表向きは強い態度を取っていた彼女ですが、強大な力を持つ魔王と本当に戦っていけるのか、内心はとても不安で怖かったと言います
それは彼女だけでなく、城のみんなも思っていました
今更ジタバタした所で、何も始まらないのではないかと・・・
そんな中、アバンだけは違いました
何もしなければ、まさに何もはじまらない
ジタバタしか出来ないなら、方法は一つ・・・ジタバタしましょう!
その言葉に、思わず吹き出してしまったと言うフローラ
その時、彼女は思いました
この人はみんなに希望を与える、生まれついての勇者なのだと・・・
そしてフローラは、今でも絶望しそうになったら、とことんまでジタバタしてやろうと思っているそうです
彼の言う事を・・・今でも信じているから・・・!
そこまでアバンの事を想うフローラに、ポップは彼が死んでしまった事を伝えようとしますが・・・
もし彼が生きているのであれば、この様に故郷を踏みにじられて黙っているはずがない!必ず助けに来てくれるはずだと言う彼女宇は、アバンが死んでしまった事に気がついていました
フローラの言葉に心を打たれたポップたちは、自分たちもジタバタしてみるとやる気を取り戻しました!
女性でありながら、その頼もしくあり、圧倒される程の雰囲気を持つフローラ
マァムは、レオナが尊敬する理由がわかりました
そして、アバンの恋人であれば30歳近いはずなのに、そんな風には微塵も見えないというポップ・・・
すると!?
そんなやり取りをしていると、突如バウスンが血相を変えて部屋に飛び込んで来ました!
なんと!?彼いわく魔王軍が彼らの故郷であるリンガイアを攻撃したようです!!
そして、その事実を知ったノヴァの顔からは、みるみる内に血の気が引いていきます・・・!
リンガイアを爆撃したバーンは、あまりにも思う通りに事が進んでいる事に味気なさを感じていました
全くその通りだと、おべっかを使うザボエラに対して、そうでもないと思うと水を差すキルバーン
なにやら、彼の占いでは何度やっても不吉なカードが出るようです
まだ大魔王にたてつく者が、地上の何処かにいるとでも言うのでしょうか?
しかし、不敵な笑みを浮かべるバーンには、何か秘策があるようです・・・
次回に続く・・・
まとめ
レオナたちを導いてくれた人物とは、カール王国の女王フローラでした。
流石はアバンを愛した女性です。最後の最後まで諦めないという鋼の精神を持ち合わせています。
レオナが尊敬する人物というのも納得ですね。
そして、次々と地上を爆撃するバーンは、更に何か秘策を隠しているようです。
果たして人間たちは、そんな大魔王に対抗する手立てがあるのでしょうか・・・!?
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