漫画版ドラゴンクエスト ダイの大冒険の第101話 『強敵に捧ぐ・・・!!』ネタバレ、ストーリー振り返り感想記事です。
※漫画版ネタバレを含みますので、まだ読んでいない方は注意。
前回のあらすじ
バランの過去を知り、彼を助けたいと立ち上がったヒュンケル。
再度ラーハルトと戦い、わざとやられたふりをします。
そして、"ハーケンディストール"で止めを刺しにきたラーハルトに、ヒュンケルは"グランドクルス"でカウンターをきめました。
見事ラーハルトを倒したヒュンケルでしたが、背後には殺気に満ちたボラホーンの姿が・・・
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ヒュンケルの背後から襲い掛かるボラホーン!!
背後に気配を感じ、間一髪の所で攻撃をかわすヒュンケル!
"グランドクルス"で消耗しきったヒュンケルですが、ボラホーンを倒す力ぐらいなら残っていると剣を構えました!
「グフフッ・・・できるかな?」
なにやらボラホーンが不敵な笑みを浮かべています・・・
すると!?
ボラホーンがヒュンケルに突きつけたのはポップでした!
ポップの頭は、その巨大な手で今にも握りつぶされそうになっています!!
「さあ武器を捨てろ!さもないとこの小僧の頭を握り潰すぞ!!」
ポップを人質にとられ、身動きのとれないヒュンケル
ボラホーンは、脅しじゃないぞと言わんばかりに、ポップの頭に指をめり込ませます!!
ポップの頭から聞こえる鈍い音・・・
たまらずポップも悲鳴を上げます!
「俺を殺せば、本当にそいつを見逃してくれるのか?」
ポップの命をなんとしてでも助けたい!ヒュンケルは、自分の命と引き換えにポップを助ける選択をしました
剣をおろし、無防備状態になるヒュンケル・・・
しかし、ポップがそれを許しません!
「俺なんかにかまうな・・・」
「魔法力が空っぽの俺とお前じゃ、どっちがダイの役に立てるかぐらいわかるだろ!」
必死にヒュンケルを説得するポップ
「お前が死ぬと、すごく悲しむやつがいるんだよ!」
マァムの涙だけは見たくないというポップ・・・
そしてポップは、ヒュンケルにマァムを幸せにしてやってほしいと告げます
「俺は人を幸せになど出来ん・・・」
「自分は人を不幸にする事しかできない、だからせめてこの世の悪党どもを不幸にしてやる・・・」
どれだけポップが訴えかけても、ヒュンケルの想いは変わりません・・・
そしてヒュンケルは後輩を見殺しになどできんと、剣を投げ捨て覚悟を決めます!
意を決したヒュンケルに、ボラホーンが襲い掛かります!
「やめてくれぇっ!!」
ポップの悲痛な叫び声が、辺りにむなしくこだまします・・・
ボラホーンの渾身の一振りが、ヒュンケルの首めがけて一直線に襲います!
しかし、死を覚悟したヒュンケルは微動だにしません!
そしてポップの願いもむなしく、鈍い音と共に辺り一面に血しぶきが舞い上がりました!!
!?
なんと血しぶきを上げたのは、ヒュンケルではなくボラホーンの方でした!?
ボラホーンの喉元を貫く一本の槍・・・
これはもしや・・・!?
この槍の持ち主は、やはりラーハルトでした!
しかし何故・・・?
ラーハルトは、人質をとるなどして竜騎衆の名を汚したボラホーンが許せなかったようです
しかも人間なんかを相手に・・・
ラーハルトがそこまで人間を憎む理由・・・
その理由は、ラーハルトの過去にありました
なんとラーハルトは、人間と魔族の混血児だったのです
魔族の父は早く死に、人間の母親に育てられたというラーハルト
幼少期にハドラーと人間たちとの戦いが怒ると、人間たちはラーハルトを迫害し始めたと言います
しかも、彼だけでなく彼の母親までも・・・
そして、母親も病気で亡くしたラーハルトの悲しみを、唯一わかってくれたのがバランだったのです
その話を聞いていた、ポップとヒュンケルの目には涙が・・・
他人の悲しみを、まるで自分の事のように悲しむ二人
「お前達のような人間には始めて会った」
彼らなら、バランさまの悲しみを分かってくれるかもしれない・・・
そう言ってラーハルトは、二人にバランとダイの事を託します
突然、ヒュンケルの腕を掴むラーハルト
彼にはもう一つだけ頼みがあると言います・・・
なんとそれは、"鎧の魔槍"をもらってほしいという願いでした
「お前に使ってほしいんだ・・・」
ラーハルトの頼みに、ヒュンケルは静かに頷きます
「たとえ戦場でとはいえ・・・最後にお前達のような男に出会えてよかった・・・」
そう言い残し、ラーハルトは静かに息を引き取りました・・・
一方その頃、テラン城ではレオナとクロコダインの前に、バランが姿を現しました!
竜の紋章を輝かせ、一直線にテラン城へと向かってくるバラン!
次回に続く・・・
まとめ
死んでいなかったボラホーンは、ヒュンケルを背後から襲ったり、ポップを人質にとったりと、勝つためなら手段は選ばないといった様子です。
そして、お互い仲間のためなら自分が死んでもいいと考えている、ヒュンケルとポップ。
彼らの友情もさることながら、ポップのマァムを想う気持ちには真実の愛を感じます。
マァムが幸せであれば、相手は自分でなくてもいい・・・だからヒュンケルにマァムを幸せにしてやってほしい。
相手の幸せを一番に考える事が、本当の愛だと思います。
また、ヒュンケルとラーハルトの間にも、固い絆が結ばれました。今後の"鎧の魔槍"を装備した、ヒュンケルの活躍に期待したいと思います。
一方、テラン城では、レオナたちの前にバランが姿を現しました。果たして、彼女たちはダイを守り切る事が出来るのでしょうか?
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