地底魔城に潜入!マァムは何処に?そしてヒュンケルは!?新アニメ版ドラゴンクエスト ダイの大冒険の第12話 『ふたりのライデイン』の見どころや、漫画版(原作)との比較、あらすじ、感想記事です。※この記事はネタバレを含んでいます
2020年10月3日(土)AM9:30~新アニメ ドラゴンクエスト-ダイの大冒険-がスタートしました。
この記事では、見どころや漫画版(原作)との比較を軸に、感想を述べていきたいと思います。
※第12話は、漫画版の第40話「これが地底魔城だ!」、第41話「稲妻にかけろ!」、第42話「潜入!死の迷宮」、第43話「決着の瞬間・・・!!」のストーリーでした。
注意!この記事はネタバレを含んでいます!
もくじ
1.これが地底魔城だ!
①連れ去られたマァム
マァムが目を覚ますと、彼女はミイラ男に担がれ、地底魔城へと続く階段を下りている所でした。
何処までも続く螺旋階段が、地底魔城の恐ろしさを醸し出しています。
地底魔城の一室で、王座に構えるヒュンケル。
彼の元にモルグから、ハドラーがここに向かっているという情報が入ります。
②老戦士バダック
前回のラストで現れてた男は、"バダック"というレオナのお付きの兵士でした。
今は落ち武者だと言うバダックは、ダイたちの手当をしてくれました。
レオナの行方は知らないと言うバダックですが、レオナにはパプニカ三賢者が付いているから大丈夫だと太鼓判を押します。
そして、レオナはいつも「ダイ君が来れば必ず勝てる!それまでみんながんばろう!」と言っていたそうです。
ここで、漫画には無かったシーンが追加されていました。ガルーダが何処かへ向かい飛び去って行くシーンです。クロコダインの命令しか聞かないというガルーダは、一体どこへ向かうのでしょうか?
ポップに何故、紋章の力を使わなかったのかと問われたダイ。
ダイは、モンスターに拾われ育てられたという同じ境遇から、ヒュンケルに対して本気で怒れなかったと言います。
それを聞いたポップは、「奴を倒せなけりゃ・・・マァムも姫様も救えねえんだぞ!」と怒り、もう一度戦うんだと喝を入れます。
③ハドラーとヒュンケル
地底魔城へ訪れたのは、15年ぶりだと言うハドラー。
地底魔城は、かつてハドラーが魔王を名乗っていた頃、主城にしていた場所だったのです。
そして、ハドラーを出迎えたヒュンケルは、「これは魔軍司令閣下・・・随分と立派になられましたな・・・」と、上司に対する言葉とは到底思えない様なセリフを言い放ちます。
戦場視察に来たというハドラーに、必要ないとバッサリ斬り捨てるヒュンケル。
ダイの事を、問題にならん相手だと吐き捨てるヒュンケルは、そのダイに負けたハドラーを馬鹿にしているかの様な口ぶりです。
ヒュンケルは、フレイザードの事も馬鹿将軍と罵ります。
そして、自分は大魔王バーンの勅命を受けたのであって、いかなる者も口出し無用だと言い放ちます。
ふと、ハドラーがクロコダインの行方を知らないか尋ねます。
ヒュンケルは、自分の部下にクロコダインの治療を命じています。しかし彼は、クロコダインの行方は知らないと答えました。
去ろうとするハドラーに、ヒュンケルは「ゆっくり見物なさっていってはいかかですか?」と言った後、「"兵どもが夢の跡"をね・・・」とこれ以上ない程の皮肉を言ってのけます。
ザボエラは、自分たちの上司であるハドラーに偉そうな口を利くヒュンケルが許せません。
何故、大魔王バーンがヒュンケルかっているのか?そんな疑問に、ハドラーはバーンの言葉を思い出します。
それは以前、バーンがヒュンケルを不死騎団長に命ずると言った時の事です。
人間、しかもアバンの弟子であるヒュンケルを団長に命ずる事に、ハドラーは反対です。
不死騎団を統率するには、生命ある人間が最適だと言うバーン。しかし、本当の理由はそこではなく、ヒュンケルの"目"が気に入っているようです。
バーンは、"己以外の全てを呪い、やり場のない怒りをみなぎらせた目"が、素晴らしいと言うのです。
ヒュンケルがダイを倒してくれれば、それも良し。
もし失敗すれば、それを理由にヒュンケルを処罰すればいいと、ハドラーは画策します。
2.稲妻にかけろ!
①ポップの作戦
次の日、ダイはバダックに"くさりかたびら"を手渡されます。
漫画では、地底魔城へ侵入する前の晩に、ダイがバダックから"くさりかたびら"を貰ったと言っているシーンがありました。
ダイとバダックが話をしていると、背後から眩い光が・・・。
二人で光の方へ向かうと、そこには新しい呪文の契約を済ませたポップがいました。
何としても、自分たちの力でヒュンケルを倒さなければならないと言うポップ。
剣で勝てないのであれば、呪文で勝つしかないと力説するポップですが、ヒュンケルには呪文が効かないはずです・・・一体どういう意味なのでしょうか?
ポップが新たに契約したのは、雨雲を呼ぶ呪文"ラナリオン"でした。
一晩中、ヒュンケルに通じる呪文を考えていたと言う、ポップ。
そしてポップは、確実にヒュンケルにダメージを与えられる呪文を思いつきました。
その呪文とは、"ライデイン"です。
それは、"ライデイン"なら鎧を伝って、ヒュンケルの身体にダメージを与えられるであろうという作戦でした。
しかし、"ライデイン"は勇者しか使えない呪文です。自分はまだ、真の勇者ではないから"ライデイン"は使えないと言うダイ。
そこで、ポップが思い付いた方法とは、ポップが"ラナリオン"で雷雲を呼び、ダイが稲妻を落とすという連携技でした。
ポップの名案に納得したダイは、ヒュンケルを倒しマァムを救うため"ライデイン"の特訓を始めます。
ポップは、さっそく契約したばかりの"ラナリオン"を唱え、雷雲を呼び寄せました。
ダイには初歩的な呪文と説明していたポップですが、実は彼にはレベルが高すぎる呪文だったようです。ポップは、全身の精気が抜けていく様な感覚に陥ってしまいます。
上空に集まってきた雷雲により、辺りは真っ暗になりました。
ここでダイの出番です。ダイは稲妻を落としますが、目標には当たりません。
稲妻を落とせた事に喜ぶダイ。しかし、雷雲が上空にあるため、稲妻を落とせるのは当たり前です。
的に命中しなければ、意味がありません。
②マァムとヒュンケル
囚われの身であるマァムの元に、ヒュンケルが訪れます。
父親から、「たとえ敵でも、女は殺すな」と教わったというヒュンケルは、マァムに用が済めば逃がしてやると言います。
父親を尊敬しているというヒュンケルは、その生命を奪ったアバンが許せません。
しかしマァムは、正義を憎んでもお父さんは喜ばないと、涙ながらに訴えかけます。
「う・・・うるさい・・・!」と、聞く耳を持たないヒュンケル。
「目を覚まして!」と、更に訴えかけるマァムに、怒りのやり場がなくなってしまったヒュンケルは・・・!?
「だまれっ!!」と、平手打ちを放ちます。
漫画では、思い切り平手打ちするシーンがありましたが、アニメでは、音だけであり実際に殴るシーンは省略されていました。
やはり、無抵抗な女性に、男性が平手打ちするというのは、倫理上NGなのかも知れません。
ヒュンケルは、無抵抗の女性に手を上げてしまった事を後悔します。
マァムの目を見ていると、何故か言葉が返せなくなってしまったようです。
後悔の念に苛まれるヒュンケルの元に、妖魔司教ザボエラが現れます。
ザボエラは、ヒュンケルがマァムの事を気にしている点を指摘します。
そして、「ワシの呪文でお前の恋の虜にしてやろうか?」と誘惑するのでした。
しかしヒュンケルは、そんなザボエラの首根っこを掴み、壁に押し付けます。
その後、「とっとと消えないと、骸の仲間入りをさせてやるぞ!」と言い放ち、ザボエラを投げ捨てます。
クロコダインが負けたのも、ザボエラのくだらん入れ知恵のせいだと吐き捨てたヒュンケルは、「俺は俺のおもむくままに戦うのみ・・・!!」と心に強く誓うのでした。
③百発百中!
半日近くも"ライデイン"の特訓と続けていた、ダイとポップ。
最初は全く的に当てる事が出来なかったダイですが、徐々に当たる様になってきました。
そして更に特訓を続ける二人は、ついに百発百中で当てられる様になったのです。
手応えを確かめあい、安心しきった二人は、疲労がピークに達しその場に倒れこんでしまいます。
3.潜入!死の迷宮
①いざ!地底魔城へ
翌朝、地底魔城へと続く螺旋階段の前まで来ていたダイたち。
いつもなら、見張りのガイコツが何匹もうろついているのですが、今日は誰も見当たりません。
ここでダイは、自分を助けてくれたクロコダインの身を案じます。
漫画では、前日の晩にダイとポップが小屋で語り合うというシーンがありました。
そして前述の、バダックから"くさりかたびら"を貰ったとダイが言うのが、この小屋でのシーンにありました。
またポップが、悪いはヒュンケルの方だ~、ヒュンケルと戦った時に怖かったが逃げなかった~と小屋で話した内容が、アニメでは地底魔城へ続く階段を下りながら話す、に変更されていました。
ダイたちが出発しようと立ち上がると、バダックも一緒に行こうとします。
「パプニカにこの人あり、とうたわれた剛剣の使い手」であるという、バダック。
しかし、バダックではヒュンケルに手も足も出る訳がなく、「いざって時のために、ここで見張っててくれよ」と上手く丸め込み、待機させる事にします。
螺旋階段を下るダイたちは、"ライデイン"を成功させるために、ヒュンケルを外まで連れ出す必要があると作戦を練ります。
ここでポップは、やっぱり悪いのはヒュンケルだと切り出します。ヒュンケルには同情するけど、悪い事はやっぱり悪いと断言するポップ。
そしてポップは、ヒュンケルとの戦いで恐怖を感じ、逃げ出してしまいそうであった事を告白します。
しかしポップは、マァムのためやダイのためと思い、死んでも頑張らなければという気になったと言います。
するとダイが、「なあんだ!俺はマァムの次かあ・・・」とからかいます。
痛い所を突かれたポップは、顔を真っ赤にして否定します。
②その頃マァムは
ダイたちが侵入した事に気付いた不死騎団のモンスターたちが、慌ただしく騒ぎ出します。
モンスターたちは、「ヒュンケル様の指示通り、例の場所に追い詰める所だ」と会話しており、今からダイたちの身に起こる事の布石になっています。
そしてマァムは、モンスター同士の会話からダイたちが近くまで来ている事に気付きます。
漫画では、ダイたちの後ろ姿を見つめる"ミイラおとこ"の姿がありましたが、アニメでは省略されていました。
マァムが、なんとか抜け出さなければと考えていると・・・なんと!?服の中から、ゴメちゃんが現れます。
ゴメちゃんはマァムを心配し、コッソリ服の中に隠れてついてきていたのでした。
マァムはそんなゴメちゃんに、お礼のチューをします。するとゴメちゃんは、顔を真っ赤にして喜んでいました。
ゴメちゃんの性別は、オスなのでしょうか・・・?
ゴメちゃんなら、牢屋の格子の間をすり抜ける事が出来ます。
マァムはゴメちゃんに、魔弾銃を取ってきて欲しいとお願いします。
そして見事、ゴメちゃんが魔弾銃を取って戻ってくると、"メラミ"を放ち壁をブチ破ります。
③追い詰められるダイたち
マァムを探すダイたちですが、迷宮のように入り組んだ地底魔城で簡単に見つける事は出来ません。
背後から"ミイラおとこ"に襲われたダイたちは、一目散に逃げ出します。
ダイたちの逃げる場所、逃げる場所にモンスターが出現します。
それはまるで、一つの場所に追い詰められているかの様です。
どんどん追い詰められていくダイたち。彼らに残された道は、目の前にある上り階段だけです。
必死に階段を駆け上がっていくダイたちですが、モンスターたちはそれ以上は追ってきていません。
階段の先に、光が差す出口が見えます。
階段を上り終えたダイたちは、だだっ広い広場に出ました。
闘技場のように見える、この場所は一体・・・?
4.決着の瞬間・・・!!
①ヒュンケル現る!
「ここは地底魔城の闘技場だ・・・!」
この声は、ヒュンケルの声です。
目の前には、既に鎧をまとったヒュンケルの姿が・・・
ここはかつて魔王ハドラーが、捕らえた人間と魔物を戦わせ、その死闘に酔いしれたという血塗られた場所のようです。
ここを、ダイたちの死に場所として選んだというヒュンケル。城内でモンスターたちが追い詰めたのは、このためだったのです。
しかし、ここは地上です。ここなら、雷雲を呼ぶ事が出来ます。
ヒュンケルが剣を振りかざした時がチャンスですが、彼は剣を抜かずに襲ってきました。
剣を鞭のようにしならせ攻撃するヒュンケル。その猛攻に、ダイたちは避けるのが精一杯です。
②ダイVSヒュンケル
このままでは、ポップが"ラナリオン"を唱える隙がありません。また、ヒュンケルに剣を抜かせなければ、"ライデイン"を命中させる事は不可能です。
そこでダイは、自分が一人でヒュンケルを引き付け、その間にポップが雷雲を呼ぶという作戦に出ます。
ダイがヒュンケルに斬りかかりますが、全て簡単に防がれてしまいます。
ヒュンケルの攻撃をかわし、反撃するダイ。防がれはするものの、先ほどまでより惜しくなってきました。
ヒュンケルは、ダイのスピードが以前よりも増している事に気付きます。
まさか、一度戦っただけで自分の動きが読まれているのか?と、ダイの才能に驚きます。
そしてポップは、ヒュンケルがダイとの戦いに集中している間に、雷雲を呼び始めました。
③隠し部屋
一方その頃、牢屋を抜け出したマァムは、人ひとりがやっとの狭い通路を進んでいました。
すると!?その先に、隠し部屋を発見します。
そして、そに部屋には一つの宝箱が・・・
こんな所に置いてある宝箱・・・もしかしたら"人喰箱"かも知れません。
しかし隠してあるという事は、強力な武器が入っている可能性もあります。
意を決したマァムが宝箱を開けると・・・!?
④ふたりのライデイン
ダイの飛び掛かりに、カウンターを合わせたヒュンケル。
地面に落下するダイですが、着地の瞬間に身を翻し、再度飛び掛かります。
なんとダイは、服の下にバダックから貰った"くさりかたびら"を着ていたのでした。
ヒュンケルは、ダイの予想外の動きに驚き、反応できません。
ダイは、その勢いのままヒュンケルの顔面に、飛び膝蹴りをぶち込みます。
その後、ダイが膝を痛がりながらピョンピョン跳ねる姿が、可愛らしいです。
顔面に一撃入れられたヒュンケルは、激怒し剣を抜きます。
そして、天高く剣を振りかざしたヒュンケル。ダイの狙い通りです。
それと同時に、ポップが待ってましたとばかりに"ラナリオン"を唱えます。
上空に雷雲が集まると、今度はダイの出番です。
ダイは、天を指さし"ライデイン"を唱えました。
何度も練習した"ライデイン"。その稲妻は、ヒュンケルの剣に向かって一直線に走っていきます。
そして見事、ヒュンケルに命中させる事が出来ました。
稲妻が落ちたヒュンケルの身体は、物凄い爆発音と共に、爆煙に飲み込まれました。
そして、煙の間からヒュンケルの姿が見えると、彼は座り込み全く動いていない様子です。
まとめ
勇者のみが使えるという"ライデイン"を、ダイとポップが二人で協力し合って放つというストーリーでした。
雷雲を呼ぶ"ラナリオン"という呪文は、ダイの大冒険オリジナルの呪文です。
ゲームに存在する、昼夜と入れ替える"ラナルータ"と同じ、"ラナ"系の呪文のようですね。
見事、"ライデイン"を直撃させたダイたちは、ヒュンケルを倒す事が出来たのでしょうか?
また、マァムが開けた宝箱の中身とは・・・!?
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