ドラゴンクエスト ダイの大冒険の外伝的なスピンオフ作品である、 勇者アバンと獄炎の魔王の第2部「先生編」 51話『魔鎖と魔弓』ネタバレ、感想記事です。
今回の内容は、Vジャンプ2025年7月号でご覧になれます。
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※ネタバレを含みますので、まだ読んでいない方は注意。

・間一髪!!
前回、シュプレの背中を貫かれたか思われましたが、間一髪の所でヒュンケルが鎖の先端を掴んでいました。
鮮血はヒュンケルの物だったのです。
これには攻撃した側のタークスも驚愕しています。


ヒュンケルの資質を見たタークスは、相棒の分け前には丁度いいと、ヒヒの身体として目を付けます。
その時!1本の矢がヒュンケルたちを襲います。
離れた場所から彼らを狙うヒヒもまた、ヒュンケルの身体に標的を定めました。
そして、1本の矢が無数に増殖し、ヒュンケルたちの頭上から雨の様に降り注ぎます。
魔弓奥義“矢降雨”です。


“矢降雨”による地鳴りの様な轟音を聞いたアバンとグノータは、はぐれ武器たちが襲来した事に気づきます。
迎え打つ気満々のグノータを抑えたアバンは、「・・・今お話ししていた件・・・頼みます」と、なにやら意味深な事を言っていました。
その言葉に頷いたグノータは、腐るほどある武器を好きに使っていいとアバンを送り出します。


・2対1
アバンの登場を喜び、自己紹介をするタークス。
アバンは“鎖”という言葉に疑問を抱きます。てっきり“魔剣”誰かが挑んでくると思っていたからです。
剣などという単純な武器は、誰でも振るえると言うタークス。
彼は鎖こそセンスがいると豪語し、それこそ万能と評判のアバンの身体は、自身にこそ相応しいと言います。
「では・・・打ちのめされてもらおうかな・・・僕たちに!」
上空からアバンを襲う弓矢の雨!!
魔弓のヒヒは、既にアバンを標的として狙いを定めていました。


タークスの卑怯なやり方に怒りを露わにするアバン。
タークスに比べればライゼやフーガが正統派に見えてくると言います。
そして、アバンが地面を蹴ると武具の入ったボックスが出現します。
出現した槍と盾を装備したアバンは、タークスの猛攻を防ぎながら距離を詰めていきます。
その後、鎖が巻き付くよう槍を突き出すと、巻きついた鎖ごと地面に突き立てタークスの動きを封じます。


アバンが再度、地面を蹴りつけると、今度は剣が出現します。
剣を装備したアバンがタークスの背後取りますが・・・!?
あと一歩の所で、ヒヒの矢に邪魔されてしまいました。
アバンの実力を見せつけられたタークスは、奥義“凱輪”を放ちます。
高速で回転する鎖は、まるで巨大な回転ノコギリの刃の様です。
その威力は“まほうの盾”を真っ二つに切り裂き、“バスターソード”も欠けさせてしまうほどです。


・シュプレの実力
迫り来る円輪。アバンはその隙を狙ってタークスに、“海波斬”を放ります。
しかし、すぐにタークスが円輪を引き寄せ、防がれてしまいました。
タークスの鎖は攻撃だけでなく防御にも使える、まさに攻防一体なのです。
その様子を見ていたヒュンケルは、地面を蹴り付け武器を出現させます。
その武器は、”ハンマー”でした。
彼はその武器でヒヒを倒しに行って欲しいと、シュプレに差し出しました。
いくらアバンでも2対1では勝機がないと言うヒュンケル。
はぐれ武器の攻略法は、“空烈斬”で武器と肉体を切り離すか、武器そのものにダメージを与えて怯ませるしかありません。
しかし、ヒュンケル自身が“空烈斬”を使えない以上、武器そのものにダメージを与えるしか方法がないのです。
ヒュンケルは原作時点でも“空烈斬”を使う事が出来ません。よって彼の“アバンストラッシュ”は完全版ではないため、闘気を使った“グランドクルス”という別の奥義を得意とします。



身体が小さいから囮になると言うヒュンケルは、彼がヒヒの攻撃を引き付けている間に、岩山まで行ってぶん殴って欲しいと、シュプレにとって無茶な作戦を言い出しました。
そんなのは超人の理屈だと狼狽えるシュプレ。
彼女からすれば、武器マニアの祖父に頼まれてやっている仮装みたいな物だからです。
しかし、彼女の実力は並の兵士より強いと言うヒュンケル。
アバンの相手をまともに務められていた事こそが、その証拠です。


新たなアバン流殺法
シュプレは、グノータの武器知識を正確に再現し続けた事で、達人の動きを再現出来るようになっていました。
お前と違って勇者の役になんて立てるようになれないと言うシュプレ。
しかし、ヒュンケルも好きでアバンといる訳ではありません。
彼はただ、自分が倒したいアバンを武器の化け物なんかに倒されたくないのです。
そして、ヒュンケルはシュプレに問います。
あんたの力がなければ、みんな助からない。それでもいいのかと。
「頼んだぞ!」
そう言って飛び出したヒュンケルは、アバンの側まで駆け寄りヒヒを挑発します。


挑発されたヒヒは、ヒュンケルの狙い通り彼に狙いを変更します。
ハンマーを持つシュプレを見つけたアバンは、ヒュンケル無茶ともいえる作戦に気付きます。
しかし、現状ほかに手がない以上、それに応えるしかありません。


アバンが地面を蹴り付け出現した武器は、なんと“モーニングスター”でした。
鎖には鎖いう事でしょうか・・・?
アバンの使うモーニングスターは、タークスの円輪とぶつかり合っても、剣や盾と違って削り取られていません。
困惑するタークスでしたが、より闘気が込められた武器は強度が高まると言うアバン。
ヒュンケルが囮になってくれているおかげで、彼は両手で武器に集中できているからです。
そしてアバンは、理論上で完成しつつあるという“アバン流鎖殺法”を披露すると言います。



・感想、まとめ
目には目を、鎖には鎖をといった所でしょうか?
まさか鎖の殺法まで開発中だったとは驚きです。
また、ヒュンケルがハンマーを選択したのも以外でした。
ヒヒを思い切りぶん殴って気絶させる作戦でしょうか?
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