ドラゴンクエスト ダイの大冒険の外伝的なスピンオフ作品である、 勇者アバンと獄炎の魔王の第5話 『新天地への旅立ち』ネタバレ、感想記事です。
今回の内容は、Vジャンプ2021年4月号でご覧になれます
最新の単行本はこちら↓
※ネタバレを含みますので、まだ読んでいない方は注意。
・新天地への旅立ち
①キギロ撃破!?
"大地斬"によって真っ二つになったキギロ。その体から、何かの"玉"が出現します。
集まってきた"しにがみ"たちが、キギロの体から出現した"玉"手に取り、その場を去っていきました。
原作では、ロモス城から飛び降りたクロコダインを棺桶に入れる役目を、"ゆうれい"が担っていました。
※"ゆうれい"は鎌を持っておらず、"しにがみ"は鎌を持っています
どうやら先ほどの玉は、キギロの"種"のようです。
植物だけに、種を植えればまた生えているのでしょうか?
完全にこの世から消し去る事は、出来なかったみたいです。
しかしアバンは、ブロキーナから「見事に大地を斬れた」と、"大地斬"習得の太鼓判を押してもらいました。
その場を去るアバン。
しかしここでブロキーナは、巨大マンイーターにしっかりと止めを刺しておきます。
彼は、武神流奥義である"閃華裂光拳"を放ち、マンイーターを完全に消し去るのでした。
※閃花裂光拳とは、過剰な回復促進エネルギーで標的の生体組織を壊死させ破壊する、武神流の奥義の一つです。
②3人目の仲間
ネイル村へと帰還したアバンたち。
大怪我を負っていたロカですが、レイラに気遣い我慢していたようです。
彼らは、これ以上長居すると皆に迷惑がかかると、明日にも旅立つつもりです。
そんな二人の会話を聞いていたレイラは、複雑な表情浮かべていました。
出発の朝、アバンたちを見送る村人たち。
そこにはレイラの姿も・・・
不器用なロカは、胸中を上手く言葉に出来ません。
そして、二人は旅立っていきました。
そんな二人を無言で見送る、レイラの目には涙が・・・
アバンたちの力になりたい!
そんな思いと葛藤していたレイラは、アバンたちに付いていく事を決心します。
彼女は村人たちの前で"影女"に変身し、僧侶の身でありながら刃物を手にした自分を破門にするよう、自ら名乗り出ました。
こうやって強引に村から出て行こうとしたレイラ。そこで父親であり神父のアリアムは、「勇者様が世界に平和を取り戻す、その日まで」村への立ち入り禁止を命じます。
これは裏を返せば、アバンと共にレイラが世界に平和を取り戻す事が出来れば、村に帰ってきても良いと捉える事ができます。
アバンと共に魔王軍と戦う旅に出る事を、認めてくれたというわけです。
持ち前の素早さで、先回りしてアバンたちを待ち構えていたレイラ。
こうして、正式にレイラが仲間に加わります。
これで、戦力が一気に増強されました。
僧侶と盗賊という、二つの職業をこなすレイラ。
アバンは、そんなレイラが仲間に加わって欲しいと願っていたようです。
レイラ、マァム共に3人目の仲間であったというのは、運命なのかも知れません。
レイラは、アバンには"様付け"ですが、ロカには呼び捨てです。
しかも、"あんた"と呼ぶなど、二人の距離がグッと縮まった感がありました。
将来的には結婚する彼ら・・・今後の発展が楽しみです。
③キギロの末路
場面は変わって、ここは"地底魔城"です。
何やら如雨露を持った"ミイラおとこ"が、植物に水を与えています・・・
その植物は、なんとキギロです!
彼はハドラーの罰として、こんな所に植えられていたのでした。
強者にしか興味がないと言う、ハドラー。
だから、アバンの活躍を気にかけているのです。
彼はこの頃から、強さのみを信じる心を持っているのでした。
アバンたちの行動を監視するガンガディア。
次に訪れようとしている場所とは・・・?
④大魔導士
フローラ姫の元に、アバンからの手紙が届きました。
アバンたちの次の目的地は、何処かの秘境のようです。
その秘境は人が立ち入り難く、良くない噂しか聞かないという、とても危険な場所みたいです。
アバンたちが向かった秘境・・・そこは、古来より様々な願いを叶える摩訶不思議な力が眠ると言われる、秘境の里"ヨミカイン遺跡"でした。
そこで彼らを待ち受けていたのは、"バーサーカー"の大軍です。
人が立ち入り難い秘境とは、"バーサーカー"が根城にしているからだったのです。
アバンは早速、"大地斬"で敵を蹴散らします。
元々の戦闘センスが高い彼にとって、一度覚えた"大地斬"はお手の物のようです。
そして、仲間に加わったレイラも大活躍です。
持ち前の素早さで、"バーサーカー"に反撃する余地さえ与えません。
しかし、ロカだけは苦戦を強いられているようです・・・
劣勢のロカが、とっさに素手で敵をぶん殴ります。
すると・・・!?
その余りの超威力に、"バーサーカー"たちは逃げ出していきました。
アバンは、ここ"ヨミカイン遺跡"で何かを探しにきたようです・・・
そして、偵察に行ったレイラが発見したのは"ヨミカイン図書館"という、何とも不思議な形をした建造物でした。
この図書館には、一体どの様な秘密が隠されているのでしょうか?
ひとり項垂れるロカ。
怪力だけしか取り柄のない彼は、パーティーにおける自分の必要性に悩みます。
そんな彼に、何処からともなく語り掛けてくる声が聞こえてきました・・・
そして、声に導かれたロカが発見したのは、岩の下敷きになった一冊の本でした。
なんと!?本の表紙には、人の顔が・・・!?
どうやら、ロカに語り掛けていたのはこの本のようです。
よく見ると、その顔は大魔導士マトリフにそっくりなような・・・?
・感想、まとめ
原作でのレイラが言っていた、15年前に村を飛び出したという経緯が明らかになりましたね。
レイラが仲間に加わる流れが、原作のマァムが仲間に加わる流れのオマージュになっており、感慨深いものがありました。
そして、次は"あの人"が登場しそうです。
記事一覧、サイトマップへはコチラから→