漫画版ドラゴンクエスト ダイの大冒険の第98話 『思い出のナイフ』ネタバレ、ストーリー振り返り感想記事です。
※漫画版ネタバレを含みますので、まだ読んでいない方は注意。
前回のあらすじ
ヒュンケルは、ラーハルトの凄まじい素早さに翻弄され、攻撃を全く当てる事が出来ません。
スピードでは勝てないとふんだヒュンケルは、わざと攻撃をくらいその体制のまま反撃する作戦に出ます。
しかし、ラーハルトはヒュンケルの作戦を読み切っており、失敗に終わります。
隙だらけのヒュンケルは、ラーハルトは秘技"ハーケンディストール"をまともに食らってしまいました。
ここから本文
テランの地下牢では、ダイの紋章が反応し始めていました
額の紋章から血がにじみます・・・
「誰かここに来るよ」
バランが近づいている事を察知したダイ
記憶は失っていますが、やはり親子です
本能的に他人ではない事を感じ取っています
そしてついに、バランが到着してしまいました!
その表情からは、息子は返してもらう!という強い意志が読み取れます
何物にもまさる血の絆・・・
バランには、ダイの居場所は手に取るようにわかるようです
一方、地下牢ではメルルがバランの到着を察知していました
バランがダイの居場所を突き止めるのも時間の問題です
レオナはクロコダインと共に、バランを食い止めるつもりです
クロコダインはレオナを止めますが、当然レオナは引き下がりません
レオナはメルルたちに、ダイを絶対に牢から出さないよう釘をさします
みんなの慌ただしい様子に、ダイは困惑した表情を浮かべています
そんなダイを見つめるレオナ・・・
レオナは急に思い出したかのように駆け出します
そして、"パプニカのナイフ"を持って戻ってきました
デルムリン島でレオナがダイにあげた、思い出のナイフ・・・
レオナはデルムリン島の時と同じように、ダイにナイフを装備させてあげました
しかしあの時とは違い、戦うのは嫌だ!とダイは泣き出してしまいます
やっぱり思い出してはくれない・・・
そうなる事は分かっていましたが、目の前の現実に打ちひしがれるレオナ
すると突如レオナは、ダイを抱きしめました・・・
このまま一生、記憶が戻らないのでは?
しかし目の前にいるのは、紛れもなく大好きなダイです
「キミは勇者なのよ・・・ちっちゃいけど、勇気があって明るくてまっすぐで・・・」
それが本当のダイの姿であると、レオナは必死で訴えかけます
しかしダイは、自分が勇者である事などウソにしか聞こえません
しかも、自分は守られる側の立場であり、バランが自分を守ってくれると信じています
ダイの言葉に、レオナの表情が険しく変わります!
バランは、ダイの心からかけがえのない思い出を奪った、許せない敵!
間違っても、味方だなんて思ってはいけない!!
戦って自分を取り戻せ!
思い出と勇気を取り戻すんだ!!
レオナは最後まで訴えかけました
それが、今のダイには届かないと分かっていても・・・
一方その頃、"ハーケンディストール"を食らい瀕死のヒュンケル
しかし彼は、まだ諦めてはいませんでした
ラーハルトは、ダイを奪い返すためにバランの元へと急ぐと言います
それを聞いたヒュンケルは、なんとか食い止めようと起き上がり戦おうとします
ダイは地上の人間の全ての希望・・・バランに渡すわけにはいかない・・・
そんな強い意志が、瀕死のはずのヒュンケルを突き動かします!
「地上のゴミの人間どもに、そんなものを抱く権利などない!」
そう吐き捨たラーハルト!
何故、彼らは人間の事をそこまで悪く言うのか?
ラーハルトは、バランが人間を憎む理由を語り出しました
そして、驚愕の事実が判明します・・・
バランがこの世でただ一人愛した女性・・・
ダイの母親でもある"ソアラ"は、なんと人間に殺されたと言います!!
その頃、ダイはレオナに貰ったナイフを、恐る恐る眺めていました・・・
「なんだか前にも、こんなことがあったような気がする・・・」
レオナの行動が、失われたダイの記憶を揺さぶります
次回に続く・・・
まとめ
ついに、バランがテラン王国に到着してしまいました。
ダイはバランの事を、自分を守ってくれる味方だと信じています。
レオナがとっさにとった行動・・・それは思い出のナイフを渡し、勇者として戦う事を思い出させるものでした。
しかし、記憶のないダイは怖がって泣き出してしまいました。
現実を突きつけられ絶望するレオナでしたが、目の前にいるのは紛れもなく"ダイ"です。思わず抱きしめ、その温もりを確かめます。
どれだけ訴えかけても思い出さないダイですが、パプニカのナイフを眺める彼に変化が見られました。もしかしたら、記憶を取り戻すきっかけになったのでしょうか?
そして、ラーハルトから驚愕の事実が語られました。
それは、バランがこの世で唯一愛したと言う、ダイの母親でもある"ソアラ"が人間に殺されたという事でした。
これが本当であれば、バランがあれほど人間を憎むのも無理はありません。果たして、真相はいかに・・・!?
記事一覧、サイトマップへはコチラから→