漫画版ドラゴンクエスト ダイの大冒険の第335話 『瞳の中の奇蹟』ネタバレ、ストーリー振り返り感想記事です。
※漫画版ネタバレを含みますので、まだ読んでいない方は注意。
前回のあらすじ
地上では、ノヴァたちがそれぞれ、柱の凍結に向かおうとしていました。
しかし、"ルーラ"を使える人材が限られており、時間の制限からも非常に厳しい状況です。
フローラは、世界中の人々との交信が出来ないかとメルルに尋ねますが、彼女にはそこまでの力は無いようです。
一方、ロン・ベルクの言葉を聞いたポップが立ち上がりました。
彼は、バーンやヴェルザーに比べて極めて寿命が短いが、一瞬でも閃光のように眩く輝く事が人間の生き方だと、まだ諦めた訳ではありません。
そんなポップの言葉に背中を押され、先ほどまで戦意を失っていたダイが立ち上がります。
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次の柱を凍結し終わったノヴァは、極度の疲労からか転落してしまいました
彼は、オーザムに向かわなければなりませんが・・・一度も行った事がない場所へは、"ルーラ"で行く事が出来ません
しかし、ここで諦める訳にはいかないのです!
今こそ、ダイたちから学んだ事を実践する時なのです!!
一方、闘志を取り戻し、バーンに立ち向かっていくダイとポップ
彼らは、何度弾き返されても立ち上がり、絶対に諦める事はありません
そんな彼らの姿に、バーンは違和感を感じていました
どう考えても、事態が収まるはずは無いのに・・・!余に挑んでも、何の解決にもならんのに・・・!!
その上、これ以上戦う術すらないくせに、まるで亡者の群れのようにまとわりついてくる・・・
バーンの感じた違和感は、恐怖心へと変わっていきます
彼らにおぞましさを感じたバーンは、何故こんな無駄な挑戦を続けるのだと問いました
しかし、ポップの答えは至ってシンプルです
バーンを倒せば、バーンパレスの結界が消えるからです
「きっ・・・消えろーッ!!」
ポップの底知れぬ自信に満ちた表情に、バーンは取り乱したかのように"カイザーフェニックス"を放ちました!
しかし・・・!?
なんとポップは、不死鳥の口に両手を突っ込み、そのまま消し去ってしまったのです!
「・・・おまえは昔から天才だよっ!ポップ!!」
バーンがポップに気を取られている隙に、ダイが思い切り彼を殴りつけました!
バーンは必死に"ダイの剣"を抜こうとしますが、どれだけ力を入れても引き抜く事が出来ません!!
"ダイの剣"は、自らの意志でバーンに刺さっているのです!
ポップだけでなく、"ダイの剣"も諦めずに戦ってくれているのです!
ここにいる誰一人として、決して諦めてはいないのです!!
そんな不屈の闘志で闘う彼らに対し、ついにバーンの堪忍袋の緒が切れました!
「・・・い・・・いい加減にしろ!この不愉快な生物めらが・・・!!」
彼は今、はっきりと悟りました
地上だけでなく、人間どもも、彼にとって耐えがたい存在であるという事を
バーンは、次元装置の作動を待たずに、全てを終わらせるつもりです!
眼下の柱に、膨大な魔力をぶつけて・・・
"瞳"に変えられた仲間たちは、何とかして動けないかと必死に念じます
何のためにここまできたのか!?ここで身体を張れないで、何のための仲間なのか!?
お願い動いて!ダイ君たちを助けるために・・・!!
集中した魔力をバーンが振り下ろした、次の瞬間!?
何者かが、バーンの顔面を大きくへこませました!
それはなんと!?凄まじいスピードで飛んできた"瞳"だったのです!!
次回に続く・・・
まとめ
バーンは、絶対に諦めないダイたちに、恐怖心すら抱いている様子でした。
いくら大魔王でも、自分の理解を超えてくる相手には、恐怖するのですね。
そして、理由を聞かれたポップの回答は、確かに間違ってはいません。
しかし、バーンからすれば、どうやっても勝てないと分かっている状況で、なぜ諦めないのかが理解できないのだと思います。
魔族や竜族が持っていない、人間特有の"心"が彼らを突き動かしているのでしょう。
そんな彼らが、またしても奇蹟を起こしたようです。
動く事が出来ない筈の"瞳"が、明らかに意思を持ってバーンに攻撃をしていました。
果たして、ここから戦況が変わっていくのでしょうか!?
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