漫画版ドラゴンクエスト ダイの大冒険の第336話 『神の涙』ネタバレ、ストーリー振り返り感想記事です。
※漫画版ネタバレを含みますので、まだ読んでいない方は注意。
前回のあらすじ
ノヴァは2本目の柱の凍結を終わらせますが、極度の疲労から立ち上がる事すらままなりません。
しかし、ここで諦めてしまっては、ダイたちから学んだ事が生かされないと、這ってでも次の柱に向かうつもりです。
一方、闘う術が全くない筈なのに、何度も立ち上がり立ち向かってくるダイたちに、バーンは恐怖を感じていました。
そして、ポップに何故、こんな無駄な挑戦を続けるのかと問うバーン。
ポップの答えは、バーンを倒せば結界が消え、結界が消えれば柱を凍らせにいくという、至ってシンプルですが常軌を逸したものでした。
ポップの、底知れぬ自信に満ちた表情に取り乱したバーンは、彼に向かって"カイザーフェニックス"を放ちます。
ところが、ポップはいとも簡単に不死鳥を消し去ってしまいました。
続いてダイが、思い切り殴りかかります。
バーンは、胸に突き立てられた"ダイの剣"を引き抜こうとしますが、ピクリとも動きません。
"ダイの剣"を含めた、ここにいる誰もがまだ勝利を諦めていないのです。
業を煮やしたバーンは、時限装置の作動を待たずに、自身の魔力で柱を誘爆させようとしています。
"瞳"に変えられた仲間たちが、何とか身体が動くようにと必死に願いを込めた、次の瞬間!?
なんと"瞳"が、バーンを攻撃し始めました。
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次々と襲い掛かる"瞳"に、バーンは恐怖を感じている様子です
ポップは、今の状況を"奇蹟"だと言いますが・・・
バーンからすれば、"瞳"が自分で動く事など、絶対に有り得ないのです!
「・・・そこかーッ!!」
"瞳"を操る魔力を探ったバーンは、額から光線を放ちました!
その光線は、ひとつの"瞳"に命中し、中からレオナが現れます!!
レオナの魔力を侮っていたと言うバーン
しかし、当然ながら彼女にそのような力はありません
もし、そんな奇蹟が起こせるとしたら・・・
それは、ゴメちゃんしかいません
レオナが自身の胸元を確かめると、ゴメちゃんは眩い光を放っています
すると!?突如バーンが慌て始めました!
ダイたちが、"神の涙"を持っていた事に驚愕するバーン!
「一体どこで手に入れたのだあッ!!」
バーンは、怒り狂ったように、レオナの胸元からゴメちゃんを強奪しました!
そして、ゴメちゃんを握り潰そうとしています!!
「天下の大魔王が、スライム一匹にムキになって恥ずかしくねぇのかっ!!」
ダイたちは、何とかゴメちゃんを助けようとしますが・・・
バーンから、彼らが知らなかった意外な事実が明かされます
それは、ゴメちゃんがスライムでなく、生き物ですらない"道具"であるという事でした
神々が創った、生きた道具である"神の涙"だったのです!
神々の力を内に秘め、手にした者の願いを叶え奇蹟を起こすという、"神の涙"・・・
しかしながら、そんな突拍子もない事を言われても、ダイは信じる事が出来ません
ゴメちゃんは、デルムリン島で出会った時からゴールデンメタルスライムであり、二人はその時からずっと仲良しだったのです!
ダイからすれば、ゴメちゃんが道具な筈がありません!!
ところが、ゴメちゃんがバーンの"瞳"の魔力を打ち破ったのも事実です
そんな事が出来るのは、神々の力以外に考えられん!
バーンは、これは紛れもなく"神の涙"だと断言しました!!
「それは違うわ!!」
バーンの言葉に、真っ向から反論するレオナ
確かに彼らは、ゴメちゃんの不思議な力に何度も助けられました
しかし、決して奇蹟に頼ってきた訳ではありません
そして、彼らが叶えてもらったのは、とてもちっぽけな物ばかりでした
それらは、彼らの願いを"道具"が叶えてくれていただけだったのかも知れません
ゴメちゃんが"神の涙"だろうが何だろうが、友達である事に変わりはないのです!
「お願いっ!あたしたちの友達の生命を奪うのはやめて!!」
確かに、今までのような小さな望みであれば、魔法の道具でも出来る事だと言うバーン
しかし、それはダイたちが使い道を知らなかっただけの話です!
バーンのゴメちゃんを握る手に、力が入ります
「真の力を知った今!捨ておくことなどできんわっ!!」
そして・・・!?
次回に続く・・・
まとめ
ゴメちゃんが"神の涙"という、持つ者の願いを叶える、神々が創った生きる"道具"である事が判明しました。
にわかには信じがたい話ですが、確かに今までゴメちゃんが起こした奇蹟は、その時々の願いを叶えてくれていた事に間違いはありません。
本当にゴメちゃんが"神の涙"であるのならば、バーンの言うように、"竜の騎士"と"神の涙"という神々の遺産が集結した結果、魔界の神と呼ばれる大魔王バーンを、ここまで追い詰められたのかも知れません。
しかし、道具だろうが何だろうが、ゴメちゃんはダイとデルムリン島から一緒の友達であり、数々の闘いを共にくぐり抜けてきた、れっきとした仲間です。
そんな仲間が、最期の言葉を交わす間もなく、バーンの手によって粉々にされてしまいました。
果たして、ゴメちゃんとは本当にこれでお別れなのでしょうか!?
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