漫画版ドラゴンクエスト ダイの大冒険の第207話 『太陽を我が手に・・・!!』ネタバレ、ストーリー振り返り感想記事です。
※漫画版ネタバレを含みますので、まだ読んでいない方は注意。
前回のあらすじ
バーンの凄まじい強さに、攻め続けなければ全滅してしまうと考えた一行。
しかし、ヒュンケルの"ブラッディースクライド"は指で止められ、マァムやクロコダインも軽くいなされてしまいます。
更に、ポップが"メドローア"を放ちますが、バーンの"マホカンタ"により跳ね返されてしまいました。
何とかもう1発"メドローア"を放ち相殺したポップでしたが、魔法力はほとんど残されていません。
そして、マァムをかばい暗黒闘気の直撃を受けてしまったヒュンケルは、バーンが桁違いの魔法力によって、こちらが1回動く間に2回動ける事に気が付きます。
魔法力の桁が違いすぎる相手に、マァムしかまともに動ける仲間がいない状況・・・
そこで、冷静に辺りを見渡したポップは、"逃げる"という決断を下します。
そして、仲間たちを集め"ルーラ"で逃げ出した彼らでしたが、なんと見えない壁に阻まれ、地面に叩きつけられてしまいました。
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バーンの強大なる魔力によって、封印されているバーンパレス
この中から"ルーラ"で逃げようとしても、無駄なあがきなのです
そんな事をしている間に、攻撃の一つでもしていた方が長く生きれただろうにと言う、キルバーン
しかし、どの道ダイたちは戦える状況ではありません
このまま全滅する他、道は残されていないのでしょうか・・・!?
「・・・終わりだな」
今度こそ、止めを刺そうと手をかざしたバーン!
すると!?
なんと彼の手に、大きな音と共にヒビが入ります!!
ひび割れた手を自ら切り落とした、バーン
実は、マァムが最初に放った"閃華裂光拳"がかすっていたのです
そして、大魔王バーンも生物である事に変わりないと、手応えを感じたマァム
しかし、彼女の心の中は見透かされていました
側近の二人は手を出さない上に、バーンは片腕です・・・
自身のピンチに千載一遇のチャンスだと煽る、バーン
戦う意志を固めたマァムが、バーンに向かって一直線に飛び掛かります!
しかし!?
それと同時に、危険を察知したポップがマァムに飛び掛かり、彼女の足を抱えました!
すると!?
なんとバーンの腕が一瞬で再生し、暗黒闘気を放ったのです!!
そしてその闘気は、マァムの髪の毛をかすっていきました!!
ポップが止めなければ、マァムは今頃バーンの暗黒闘気の餌食でした
なんとバーンは、いつでも瞬時に腕を再生できるにも関わらず、やられたふりをしてマァムをからかっていたのです
「・・・ひどい!!なんて残酷なっ・・・!」
バーンに残酷なやり方に、怒り心頭のマァム
しかしバーンは、強大な力で弱者を思うようにあしらう行為を面白いと言います
"力"ほど純粋で単純で美しい法律は無いと言う、バーン
本来、生物はすべからく弱肉強食です
バーンは、魔族も竜も例外なくそうであるのに対し、人間だけが気取った理屈をつけて、そこに目をそむけていると続けます
マァムの言葉に、バーンの表情が険しくなります
「・・・お前たちは知らぬのだ・・・!!」
彼女が言う"平和"も、より強大な力によって支えられていると言う、バーン
それは、"神々の力"によるものなのです!
バーンたち魔族が住む魔界は、人間が住む大地のはるか地底に存在します
マグマがたぎる、見渡す限り不毛な大地・・・なにより魔界には、"太陽"が無いのです
"太陽"の力を素晴らしいと称えるバーンは、彼の魔力をもってしても"太陽"だけは作る事が出来ないと言います
そのためバーンは、数千年にわたり力を蓄え、地上を跡形もなく消し去る準備をしてきました!
そして、間もなく地上は消えて無くなり、魔界に太陽が降り注ぐのです!!
今までの敵とは、スケールが違いすぎる・・・
何千年も前から、地上を消し去る準備をしていた神相手に、人間なんかがどうあがいても勝ち目はない・・・
バーンの強大さに気付かされたポップたちは、完全に心が折れてしまいました
戦う事を諦めてしまった、ポップたち
思ったよりは楽しめたと言うバーンは、今度こそ彼らを消すつもりです・・・
しかし・・・諦めていない人物が一人だけいました!?
不屈の精神で立ち上がった、勇者ダイ!
勇者の武器は、誰にでも立ち向かっていく"勇気"です!!
果たしてダイは、この戦況を打破する事が出来るのでしょうか!?
次回に続く・・・
まとめ
力こそが、全てを司る真理だと言うバーン。
確かに彼が言うように、自然界は弱肉強食で成り立っています。
しかしそれは、弱者を喰らう強者もいずれ弱者に食われるという、循環ありきです。
強者だけが弱者を喰らい続ける世界は、自然の摂理ではないような気がします。
そして、魔界へ太陽が降り注ぐ邪魔をしている、地上を消し去ろうとしています。
確かに、人間だけが太陽を独占しているのであれば、魔族や竜が不満に思うのも無理はないですね。
しかし、だからと言って消し去ってしまうのは、いくら何でもやり過ぎです。
3者が争わず共存出来ればいいのですが・・・人間同士でも争いが絶えない事を考えると、それも難しいのでしょう。
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