ドラゴンクエスト ダイの大冒険の外伝的なスピンオフ作品である、 勇者アバンと獄炎の魔王の第2部「先生編」 49話『怪人島上陸』ネタバレ、感想記事です。
今回の内容は、Vジャンプ2025年5月号でご覧になれます。
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※ネタバレを含みますので、まだ読んでいない方は注意。

・一番手は誰だ?
開始早々、アバンとヒュンケルが物凄い勢いで墜落してきました。
ヒュンケルが危惧していた通り、アバンのルーラは着地に難がありそうです。
彼らがやってきたのは、以前にも立ち寄った"サババ"でした。
なんでも、武器や伝説のアイテムに詳しそうな人物がいるようです。


場面は変わり、スイグンの攻撃を華麗にかわすライゼ。
スイグンはライゼが侮辱したからだと、怒りを露わにします。
「我輩がアバン討伐の一番手で、何の問題がある?」
その問いに、お前みたいなノロマには仕留められないと、冷静に返すライゼ。
冗談は顔だけにしとけとスイグンを煽り、更に怒りを増幅させます。
そんな様子を見ていたフーガは、巨大なパンダ、"魔甲のベアーチェ"に傷を治してもらっているようです。



・魔鎖のタークス
スイグンの攻撃を受け止めるライゼ。
その攻撃の重さに、ライゼの足元は地割れがしています。
更にもう一撃を振りかぶったライゼでしたが・・・何者かが放った鎖が彼の身体に巻き付き、動きを止められてしまいました。
"魔鎖のタークス"です。
喧嘩両成敗ではないかとのスイグンの問いに、ライゼは言葉で止まるが、あなたは止まらないと答えたタークス。
自身を"ベルクスの天秤役"と言うタークスは、公平に皆をまとめようと名乗り出たのです。


現状を整理しようと言うタークス。
"魔斧のグロイサン"が死んだ事から、ベルクスは残り7振りとなったと言います。
"魔剣のライゼ"、"魔重剣のスイグン"、"魔妖剣のテンペスト"、"魔槍のフーガ"、"魔甲のベアーチェ"、"魔弓のヒヒ"、そして"魔鎖のタークス"。
問題は、残り7振りに対し最適な肉体が一人だけしかいない事です。
フーガの戦いでアバンが武芸百般である事が判明し、彼の身体の争奪戦は激化しました。
ベルクスたちは同じ金属で出来ているため、彼ら同士が1日中戦っても決着はつきません。
だからフーガは、アバンを先に倒して優劣をつけようとしたのです。
しかし、ここで一つの疑問があります。
フーガはどうやってアバンの居場所を突き止めたのでしょうか?
どうやらそれは、"魔弓のヒヒ"の力のようです。
魔剣たちから、肉体が以前占いの名人であったヒヒに、アバンの足取りを掴みたいと依頼がありましたが、フーガが占い結果を盗み見していたのでした。


・怪人島
この場を預けてほしいと言うタークス。
彼は、無駄な争いはせずフェアにアバンとの戦いが楽しめるよう、順番の決め方を考えると提案しました。
「それを乱す者はこの僕が審判する!」
スイグンは任せてみてやると、タークスの提案を受け入れました。
一方、アバンが訪ねた人物は、"ディードック"でした。
ディードックに現状を説明するアバン。すると、彼から一人、役に立てそうな奴に心当たりがあると言われます。
しかし、やっぱりやめた方がいいかもと、かなり迷っている様子です。
そもそも、話を聞きに行く事自体が難しいと言うディードック。
それもそのはず、その人物は"怪人島"という潮の流れが急激な場所に囲まれ、どんな船でも上陸不可能で近寄る事すら出来ないというのです。


その"怪人島"には、"グノータ"という世界一武器に詳しい人物が住み着いているようです。
ディードックが言うには、その"グノータ"は怪人も怪人であり、正直"変態武器マニア"だと言います。
"ルーラ"で飛ぶにも、目に見えているのは鋭く切り立った岩だけであり、アバンの着地技術では死ぬのが目に見えています。
少し考えたヒュンケルは、持ち金を確認しどこかへ出かけて行ってしまいました。
その後、木製の船を担いで現れたヒュンケル。
彼曰く、これを漕いで島へ向かい、激突して破壊される瞬間に飛び降りて岩山にしがみつけば上陸できる。
一見、無謀なようで現状の最適解を導き出したヒュンケルに、アバンは感心しています。


素人が漕ぐよりも、多少成功率が上がるとディードックも付いてきてくれました。
そして、急激な潮に飲まれる3人。
ヒュンケルの提案通り、船が破壊される瞬間に岩山に飛び移りしがみつく事で、何とか島に上陸する事に成功します。
島の内部には、"グノータ"が住んでいると思われる家がポツンと建っていました。
その家に近付く3人でしたが、次の瞬間!?
「危ない!」
危険を察知したアバンが叫びます。
岩山の上から放たれたであろう、衝撃波のような物がアバンたちを襲いました。
間一髪の所でよけたアバンたち。
その犯人は、"謎の女戦士"でした。


一方その頃、タークスが消えたと大声で叫ぶスイグン。
どうやらタークスは、彼らを出し抜いてアバンの元へと向かったようです。
怒り狂うスイグンに対し、ライゼは冷静です。
優等生ぶっておいて、このゲス加減。それでこそ、はぐれ武器だと。
その頃、タークスとヒヒは既にサババに到着していました。



・感想、まとめ
ベルクスたち全員の武器種と名前が明らかになりました。
全員が戦闘に特化している訳ではなく、回復役や占い役など補助係もいるようです。
しかし、彼らがアバンの身体を欲しがっているのは変わりないようです。
変態武器マニアといわれる"グノータ"ですが、アバンたちを攻撃してきた女戦士が"グノータ"なのか、はたまた違う人物なのかは今の所判明していません。
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