新アニメ版ドラゴンクエスト ダイの大冒険の第9話 『ひとかけらの勇気』の見どころや、漫画版(原作)との比較、あらすじ、感想記事です。※この記事はネタバレを含んでいます
2020年10月3日(土)AM9:30~新アニメ ドラゴンクエスト-ダイの大冒険-がスタートしました。
この記事では、見どころや漫画版(原作)との比較を軸に、感想を述べていきたいと思います。
※第9話は、漫画版の第27話「ひとかけらの勇気」、第28話「ポップ!生命をかけろ!」、第29話「奇跡呼ぶ友情」、第30「ダイ怒りの紋章!!」、第31話「小さな勇者たち」のストーリーでした。
注意!この記事はネタバレを含んでいます!
もくじ
1.奮い立つポップ
①絶対絶命のピンチ
獣王痛恨撃をくらったダイたちは、瀕死の状態です。
クロコダインは、ダイに止めを刺そうと真空の斧を取りにいきます。
ダイを助けようと、マァムが魔弾銃を構えますが・・・悪魔の目玉の触手に自由を奪われてしまいます。
漫画では、マァムの「ポップ」という呟きに、ポップが嫌な予感を察知します。
アニメではそのシーンはなく、城壁を突き破る"獣王痛恨撃"を見たポップが異常を察知していました。
しかし、どちらにしてもポップは「俺には関係ない」と、助けに行く素振りを見せません。
②まぞっほの名言
ポップの元に一人の魔法使いが現れます。その魔法使いとは、ニセ勇者一行の"まぞっほ"でした。
「俺たちの仲間にならないか?」とまぞっほが誘います。しかしポップは、「俺は勇者アバンの弟子だぞ!お前らと一緒にするな!」と誘いを断ります。
するとまぞっほは、「アバンの弟子というのは、仲間を見捨てるような奴でも務まるんだな」と突っ込みと入れます。
同様するポップに、まぞっほはダイたちの様子を見せました。
そしてここで、ダイの大冒険屈指の名言です。
「勇者とは勇気あるもの」
「そして真の勇気とは打算なきもの」
「相手の強さによって出したり引っ込めたりするのは本当の勇気じゃない」
ポップはその言葉に胸を打たれます。
この名言は、実はまぞっほが考えたのではなく師匠の言葉だそうです。
昔は正義の魔法使いを目指していたという、まぞっほ。彼も勇気が出ずに、仲間を見捨てて逃げる事が多かったと言います。
そんなまぞっほは、同じような境遇のポップに自分を重ねたのでしょう。放っておけずに背中を押してくれました。
まぞっほに背中を押されたポップは、ダイたちの元に急ぎます。
そしてマァムの言葉や、アバンの死、ダイの事が頭の中を駆け巡り、その目には涙が浮かんでいました。
2.ポップVSクロコダイン
①ポップ参上
戦場に現れたポップは、クロコダインの姿を見て恐怖を感じます。
しかし、今のポップは吹っ切れています。自分を奮い立たせる事もあってか、クロコダインに相手にたんかをきります。
しかし、目の前には正気を失っているブラスの姿が・・・
そこでポップは、「俺と一対一で勝負しろ!」とクロコダインを煽り、ブラスに攻撃が当たらない状況を作り出す事に成功します。
魔法使いのポップは、身体的には一般人と大差ありません。クロコダインの斧を食らえば即死してしまいます。
なんとか攻撃をかわすポップは、自身の最強呪文"メラゾーマ"を放ちます。
しかし、クロコダインは"真空の斧"で空気流のバリヤーを作り、あっさりと防いでしまいます。
クロコダインの一撃を食らってしまったポップ。斧ではないとはいえ、あまりの威力にのたうち回ります。
自分の非力さを痛感するポップは、もう心が折れそうです。
②伝説の呪文
心が折れかけていたポップに、瀕死の状態のダイが「ポップ・・・逃げろ・・・」と語り掛けます。
ダイが生きていた事を喜ぶと同時に、ダイの痛みはこんなもんじゃないと、自分を奮い立たせます。
ポップは、アバンのように相討ちとまでいかなくとも、ダイが回復するまでの時間稼ぎをすると決意します。
「アバン先生みたいに・・・か!?」、ポップはある呪文を思い出します。
そしてポップは、手に持っていた魔法の杖で殴り掛かりました。周りから見れば、気でもふれたかの様な行動です。
結果はやはり魔法の杖が粉々に砕けただけでしたが、ポップはその破片をブラスに向けて何個も飛ばします。
しかしそれは、全てポップの作戦通りでした。
ブラスの足元に魔法陣が描かれます。そしてポップの叫び声と共に、ブラスが眩い光に包まれました。
ポップが唱えた呪文とは、アバンが得意とした伝説の呪文"ミナカトール"でした。
邪悪なるものを退ける"ミナカトール"によって、ブラスは正気を取り戻します。
その結界は、いかにクロコダインであろうとも破る事が出来ません。
そして正気を取り戻したブラスには、洗脳されていた時の記憶は無いようです。自分がダイを襲っていた事や、目の前にいる巨大なクロコダインの姿に驚いています。
アバンの「修行で得た力というのは、他人のために使うもの」という教えが分かったというポップ。
仲間を見捨てて自分だけぬくぬくと生きていく・・・そんなのは死ぬよりカッコ悪いと、ポップは仲間のために命を捨てる道を選びました。
そんなポップの姿に、クロコダインは自問自答します。
元々は騎士道精神をうたっていたクロコダインです。こんな少年が生命をはってまで戦っているのに、自分は己の身の可愛さに誇りを捨て卑劣な手段を用いてしまった・・・本当にこのままでいいのか!?
しかし、様子がおかしいクロコダインに横やりを入れる者が・・・それは妖魔司教ザボエラでした。
「軍団長の座を失ってもいいのか?」その言葉を聞いたクロコダインは、再度闘志に火が付きます。
3.ダイVSクロコダイン
①ダイ復活
ポップに止めを刺そうと、クロコダインは斧を構えます。
しかし、そのピンチを救える者は誰もいません。
そんな中、唯一動けるゴメちゃんがダイを起こそうと、必死に何度も体当たりします。
そして、涙を流すゴメちゃん。その涙が奇跡を起こします。
ゴメちゃんの涙を浴びた、ダイの身体が光出しました。そして立ち上がったダイ。
仲間を傷付けられた怒りによって、その額に竜の紋章が浮かびます。
紋章の輝きは、悪魔の目玉を通じてザボエラの元にも届いていました。
そして、その光を浴びた悪魔の目玉は音をたてて崩れ去りました。
②獣王痛恨撃VSアバンストラッシュ
復活したダイにクロコダインが襲い掛かります。
しかし、なんとダイはその攻撃を片手で受け止め、更に斧を砕いてしまいます。
そして、そのままクロコダインごと投げ飛ばしてしまいました。
ダイの余りの強さに驚愕するクロコダイン。
しかし、絶対に負けられないクロコダインは"獣王痛恨撃"で勝負に出ます。
いくら紋章が浮かんでるとはいえ、今のダイは丸腰です。
そこで、動けるようになったマァムがポップを回復させます。
そしてポップが、地面に突き刺さっていたロモス兵の剣をダイに手渡しました。
剣を手にしたダイは、"アバンストラッシュ"の構えをとります。
そして、ダイの"アバンストラッシュ"と、クロコダインの"獣王痛恨撃"が激突しました。
③獣王の最期
二人の必殺技が激突しました。
結果は・・・見事ダイの勝利です。
クロコダインは致命傷をうけ、血しぶきを上げました。
最後は素直に負けを認めたクロコダイン。
クロコダインは、正々堂々と戦わなかった事を悔やみ涙します。
そしてダイに「負けるなよ・・・勇者はつねに強くあれ・・・!」とげきを飛ばし、自害します。
クロコダインが地面に落下した音を聞いた、百獣魔団のモンスターたち。
彼らは「まさか団長が・・・」といった困惑した表情を浮かべながら、逃げ出していきました。
そして漫画にはなかった、ガルーダがクロコダインの遺体を運んでいくというシーンが追加されていました。
ダイの凄まじい強さに驚愕するザボエラは、ハドラーに一部始終を報告するつもりです。
ここで、漫画ではクロコダインが棺桶に入れられ運ばれるシーンがありましたが、アニメでは省略されていました。
先ほどのガルーダのシーンと差し替えられたようです。
まとめ
まぞっほの名言によって、背中を押されたポップでした。そして、ポップの勇気ある行動が勝利へと導きました。
一人では倒せない強敵でも、仲間と強力して倒すというのが、ダイの大冒険の醍醐味だと思います。
それにしても、竜の紋章が浮かんだダイの強さは驚異的ですね。
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