漫画版ドラゴンクエスト ダイの大冒険の第202話 『父・バランの死』ネタバレ、ストーリー振り返り感想記事です。
※漫画版ネタバレを含みますので、まだ読んでいない方は注意。
前回のあらすじ
人知を超えた巨大さを誇る、バーンパレス。
特殊な材質で出来たバーンプレスは、大魔王バーンの驚異的な魔力で浮遊しているのでした。
そして、ポップが上空から入り口を見つけます。
"ルーラ"で入り口まで移動した一行は、ダイとバランが破壊した"魔宮の門"から内部に侵入しました。
そこで彼らは、驚きの光景を目にする事になります。
その後、目を覚ましたダイ。彼が見上げると、そこにはなんとバランの変わり果てた姿がありました。
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ダイに、お前にいる場所をよく見てみろと言うヒュンケル
ダイが辺りを見回すと、彼が立っている場所だけが無傷です
それはまるで、ダイを守ったかのように見えます・・・
大爆発からダイを守るために、全闘気を使い果たしたバラン
そして彼は、力なく地面へと落下していきました
そんなバランに駆け寄る、ダイの目には涙が・・・
ダイがバランに駆け寄り、必死で呼びかけます
どうやら、かすかではありますが、息はあるようです
バランが生きている事を確認したダイは、"ベホイミ"をかけるようマァムをせかしますが・・・
マァムは、ある程度の生命力が残っている肉体にしか、回復呪文は効果がないと言います
そして今のバランには、その生命力は残されていません・・・
「・・・よせ・・・ダイ・・・」
力なく語り掛けるバランは、もう目が見えないようです
仲間は無事かという問いかけに、ダイはバランの手をしっかり握りながら答えます
そしてバランは、もう自分は助からないと言いました
彼はあの瞬間、黒の結晶をハドラーの身体から引きちぎり、"ドルオーラ"の応用で全竜闘気を放出し爆発の規模を抑えたと言います。
これも全て、息子であるダイを守るためです
もはや、一片に生命力さえ残されていないと言うバラン
父親の死を受け入れられないダイは、真の竜の騎士は最強なんだろ!?と食い下がります
そんなダイを見て、過去の自分を重ねたヒュンケルには、痛い程その気持ちが伝わってきました
「私は真の竜の騎士ではない・・・」
竜の力と魔族の魔力、そして人間の心を持つ竜の騎士
バランには驚異的な力と魔力はありましたが、心の部分が足りませんでした
そしてバランは、ダイが人間の心を持っているのは、彼を育てた"ブラス"のおかけだと言います
「私の死などで泣く事は無い・・・お前にとっては、その方が父だ・・・」
そう言って諭すバランでしたが、ダイにとってブラスは、あくまでも育ての親です
俺の"父さん"とは違うと言います
もう、言葉すら聞き取る事が困難になってきたバラン
クロコダインは、最後に大きな声で"父さん"と呼んでやれと、ダイの肩を叩きました・・・
もう涙で言葉も出ないダイ
バランは最後の力を振り絞り、ダイの手を握りしめます
強く生きろ・・・
そう言い残したバランの手から、力が抜けていきました・・・
そしてダイの叫び声だけが、辺りに響き渡ります・・・
次回に続く・・・
まとめ
命を捨てて、ダイを守ったバラン。
最後の最後に彼は、ダイが持つ"人間の心"の強さを認めていました。
そして、それを持つダイこそが、真の竜の騎士である事も・・・
そんなバランに、彼の事を"あの人"と呼んでいたダイも、"父さん"と認めます。
目の前で父親が死んでしまう・・・しかも自分を助けるために・・・
こんな辛い状況に追い込まれたダイは、果たしてこのまま戦い続ける事が出来るのでしょうか・・・!?
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