漫画版ドラゴンクエスト ダイの大冒険の第75話 『また会う日まで』ネタバレ、ストーリー振り返り感想記事です。
※漫画版ネタバレを含みますので、まだ読んでいない方は注意。
前回のあらすじ
突如現れたキルバーン。ハドラーの連敗を指摘する彼に対し、自分がダイの息の音を止めにいくと息巻くハドラー。
しかし、そこに竜騎将バランが現れます。バランは、ダイが"竜の騎士"であり、ハドラーが自分とダイを会わせない様、画策している事を指摘します。
言い合いになるハドラーとバラン。そこに割って入ったのは、キルバーンでした。自分の目的をさっさと済ませたいキルバーンは、彼にとってはどうでもいい言い争いを止めたのでした。
彼の目的とは、大魔王バーンの命により、鬼岩城の位置を動かす事でした。キルバーンが"バーンの鍵"を回すと、鬼岩城がゆっくりと動きだしました。
その頃、ダイたちはマァムを見送りに来ていました。皆としばらく別れると言い出したマァムは、武闘家になる修行をするためにロモスに帰ると言います。
素直になれずすねているポップでしたが、レオナに背中を押されて自分の気持ちを伝えようと、マァムのそばへと駆け寄りました。
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マァムに駆け寄るポップを見守る、ダイとレオナ
どうやらレオナは、ポップのためを・・・と言いながら、内心楽しんでいるようです
てっきりポップは、マァムが故郷のネイル村の帰ると思っていましたが、マァムにはその気はなさそうです・・・
魔王軍を倒して、アバンの敵をとるまではネイル村へ帰らないと言うマァム
意志の固いマァムのことです、武闘家になるという目標もしっかり達成するでしょう
マァムは、ロモスの山奥に住むという、武術の神様に会いに行くつもりです
ロモスの山奥に、マトリフと共に行った事があるというポップは、ルーラで連れってやると言ってマァムを誘います
一度は遠慮するマァムでしたが、ポップの押しに負けて連れてってもらう事にしました
ポップは男らしくマァムの肩に手を置き、ルーラを唱えて一気に飛び立ちました!
いきなり二人きりに持っていったポップに、レオナも興奮しています
・・・と、かっこよく飛び立ったポップでしたが、着地にまだ慣れておらず墜落してしまいました
ここはロモスの山奥・・・!?
どうやら違うようです・・・
何処かで見た事のある景色・・・
ここは"魔の森"でした!
ポップとマァムが始めて出会った場所です!!
ルーラは目的地のイメージ化が重要な呪文
今、ポップの頭の中はマァムでいっぱいです
その中でも、"魔の森"は特に印象が強い場所・・・
その状態でルーラを唱えたため、ロモスの山でも"魔の森"に到着してしまったのです
始めて出会った場所に二人きり・・・
なんだかんだで、とてもいいムードです・・・
今しかない!
ポップは告白する事を決心します
すると、先にマァムがきりだしました・・・
ポップの成長に驚き、尊敬しているというマァム
正直、最初出会った時の印象は最悪でした
臆病で自分勝手な奴・・・
しかし、今は違う!
戦いを乗り越えるたび、どんどん勇敢になって、何度でも自分を助けてくれる
ポップに負けていられない!負けたくない!
ポップに助けられてばかりでは申し訳ない!!
マァムから見たポップは、あくまでも一緒に戦う大切な仲間といった感じです・・・
マァムの想いを聞いたポップ・・・
申し訳ないなんて言わないで欲しい!
好きな人の命を助けるのは当たり前の事です
ポップは、マァムのためなら自分の命を捨てられる覚悟があります!
しかしマァムからすれば、ポップは大切な"仲間"であり、"恋人"の対象ではなさそうです
ポップはそんなジレンマを感じながら、遂に自分の気持ちを伝えます・・・
ポップの口から出た言葉は、「すばらしい仲間」でした・・・
お互い、いい仲間同士だと思っている・・・
ポップは自分の気持ちを素直に伝える事は出来ませんでした
今はまだ「好きだ」なんて言っている時じゃない
マァムだって魔王軍との戦いの事だけに集中しています
それにマァムには・・・
その目には悔し涙が溢れていました
ビックリするくらい強くなって駆け付けるというマァム
そんなマァムに、ポップはいつも通りの口調で切り返します
強がりを言って、その場を後にしたポップ・・・
気持ちを伝える事は出来ませんでしたが、今はまだ言う時ではない!
そしてもっと強くなってやる!
強くなって今より勇気が付いてから告白する!!
そう自分に言い聞かせて、泣きながらマァムの元を走り去っていきました・・・
一方その頃、クロコダインとヒュンケルは鬼岩城があった場所に到着していました
・・・のはずでしたが、鬼岩城が見当たりません・・・
目の前には、えぐれた様な跡と大きな足跡が・・・
城に足が生えて動き出すなんて、そんな馬鹿な事が!?
しかし、大魔王バーンの超魔力を持ってすれば、鬼岩城を移動させる事も可能ではないのか?
ヒュンケルはダイへの伝達をクロコダインに任せ、足跡を追います・・・
その夜、"世界の果て"と呼ばれる"死の大地"に近い洋上で、一隻の大型船が沈没しました・・・
生き残りの船乗りたちは、恐怖におののきながら口を揃えて証言したと言います・・・
次回に続く・・・
まとめ
好きだという気持ちを伝えるはずのポップでしたが、結局言えませんでした。
マァムから出た言葉からすると、どう考えてもポップの事は"大切な仲間"であり、"恋人"の対象ではありません。
そして、マァムの"恋人"の対象はヒュンケルだと知っています。
そんな事が頭の中で交錯し、口から出た言葉は、"すてきな仲間"でした。
告白するのは今じゃなくて、もっと強くなってからだ!というポップの考えは正しかったのだと思います。
多分、今告白してもマァムから、いい返事は聞けなかったでしょう。
マァムには、魔王軍と戦うために強くなる!という強い意志があります。
今は恋愛どころじゃない、と考えているのではないでしょうか?
今後の二人を見守りましょう。
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