漫画版ドラゴンクエスト ダイの大冒険の第250話 『真竜の闘い!!!』ネタバレ、ストーリー振り返り感想記事です。
※漫画版ネタバレを含みますので、まだ読んでいない方は注意。
前回のあらすじ
マァムの目を見て、愛の告白をしたポップ。
マァムの答えを聞かずその場を離れようとしたポップですが、彼女に引き止められます。
そしてマァムの答えは、今の自分には男に人の求愛に、答えを返す資格がないという物でした。
人が異性を愛する気持ちが、とても激しくて強い事を知った彼女は、それに気付かずポップを傷付けてしまった事に、心を痛めているからです。
しかしマァムは、ポップさえ良ければチャンスが欲しいと言いました。
戦って未来を勝ち取った時、それまでとは違う自分に成長しているかもしれない!だから力を貸して欲しい!これが今の彼女にとって、精一杯の返事なのです。
そんなマァムの答えに、ポップは改めて彼女の事が好きでよかったと噛みしめるのでした。
そして、ダイの元へと向かった二人。
そこには既にヒュンケルの姿がありましたが、肝心のダイとハドラーの姿がありません。
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ヒュンケルの見つめる先に、二人の姿はありません
そこにあるのは、凄まじい熱気の渦だけです
しかし・・・!?
その中心をよく見ると、なんとそこには肉眼では捉える事が困難なほどのスピードで、ぶつかり合う二人の姿がありました!
この凄まじい熱気は、ダイとハドラーの激突による物だったのです!
その様子を見ていた大魔王バーンは、彼らの戦いを"真竜の闘い"の再来だと言いました
互いの力がぶつかり合い、闘いの舞台は超高熱の地獄と化しました
そして、力のみが勝負を決めるこの闘いを制したのが、"ヴェルザー"でした
これによって彼は、"冥竜王"の名を手にしたのです
以来、魔界ではこの闘いの事を"真竜の闘い"と呼び、史上最も激しく過酷な決着として称えられ続けています
ダイの加勢に入らない事を怒るポップ
それを聞いたヒュンケルは、鎧に仕込んであるナイフを彼らに向かって投げつけました
すると・・・!?
なんとそのナイフは、熱気の渦に触れた瞬間に粉々に砕け散ってしまったのです!
割って入れるのであれば、既に入っているというヒュンケル
しかし、ダイたちの周りには誰も近づく事が出来ないのです
どちらかが剣を抜いた時は、最後の決着の時・・・
言わずとも、その事を分かっている二人は、激しい格闘戦を続けています!
どちらも一歩も引かない、凄まじい攻防が続きます!!
ハドラーに蹴り上げられ、上空へと吹っ飛んだダイ!
僅かながら、格闘術ではハドラーが上回っているようです!!
そんなダイを見ていられないポップは、"メドローア"で援護しようとしますが・・・
「きれい事言っている場合かよ!!」
立っているのがやっとの場では、体力が無くなれば死を意味します
いくら竜の騎士だとは言え、ダイとハドラーの体格を見れば、どちらが有利か一目瞭然です
卑怯と言われても構わない!そう言ってダイを救おうとするポップですが、レオナからも引き止められてしまいます
ダイの甘さを指摘するポップ
しかし、ハドラーの言い分を無視できないダイこそ、"私たちのダイくん"だと言うレオナ
彼女はずっと考えていました
ダイの心の力だと思っていた"勇気"が、ポップの力であったのであれば、ダイの力とは一体何なのかを・・・
モンスターの島で育ったダイは、相手を差別したり先入観を持ったりする事なく、誰とでも平等に自然体で接する事が出来ます
そして、それこそが彼の一番の魅力であり、だからレオナやポップ、それにヒュンケルやクロコダインまでもが仲良くなれたのです!
今、こうやって大魔王を倒すためにみんなが集まっているのも、ダイのおかげなのです!!
レオナの言う事はもっともですが、ピンチのダイを目の前に何も出来ないポップは、胸中複雑です
すると・・・!?
このまま格闘を続ければやられてしまうと考えたダイが、剣に手を伸ばしたのです!
ダイの顔を見たハドラーは、満足そうな表情を浮かべています
ダイが何かとてつもない事をしでかす時、いつもその顔をすると言うハドラー
しかし、今となってはそれが、彼にとって一番好きな顔なのです
次回に続く・・・
まとめ
凄まじい攻防を繰り広げる、ダイとハドラー。
敵の言い分を聞き入れて戦うダイは、ポップの言う通り甘いと言えば甘すぎますが、それがダイの良い所でもあるのです。
ダイが純粋で素直な心を持っていたからこそ、そんな彼を慕って仲間たちが集まり今があります。
ダイがいなければ、間違いなくクロコダインやヒュンケルは仲間になっていないでしょう。
しかし、ポップの心境も分かります。
大事な仲間が目の前でピンチなのに、何も出来ずただ見ている事しか出来ないというのは、歯がゆくて当然だと思います。
それはポップだけでなく、ヒュンケルやレオナも同じ気持ちでしょうね。
そして、ついにダイが剣に手を伸ばしました。
ハドラーの言う、何かとんでもない事をしでかす時の顔をしているダイは、果たしてハドラーに打ち勝つ事が出来るのでしょうか!?
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