漫画版ドラゴンクエスト ダイの大冒険の第219話 『起てよ勇者!!!』ネタバレ、ストーリー振り返り感想記事です。
※漫画版ネタバレを含みますので、まだ読んでいない方は注意。
前回のあらすじ
森に逃げ込んだダイが無我夢中で"ルーラ"を唱えると、そこはテラン王国でした。
ダイがいない事に気が付いた仲間たちは、必死で彼を探します。
そんな中、落ち込んでいるマァムを励ましたポップは、ダイが"ルーラ"で飛び去った事に感づきます。
一方、ダイはテランの少年と出会っていました。
しかし、その少年が、勇者が大魔王を倒してくれると心から信じている事を知ると、重圧に耐えきれずその場から走り去ってしまいます。
もう、どうしていいか分からず途方に暮れるダイの前に、"ルーラ"で追いかけてきたポップが現れました。
ここから本文
何故ここが分かったのか、不思議に思うダイ
デルムリン島からずっと一緒に冒険してきたポップは、ダイが"ルーラ"で行ける場所には全て行く事が出来るのです
そして、"ルーラ"は頭にイメージした場所へと移動する呪文です
ダイにとって印象深い場所・・・
それは、始めて父親と会ったこの場所だったのです
逃げ出した自分を責めないのかと問う、ダイ
彼は、仲間がピンチだと分かっているのに、戦いから逃げてしまった自分を責めています
しかし、ポップは怒りに来たのではありません
今でこそ逃げ出しはしませんが、ポップは"逃げ出し"の大先輩です!
そう言って自虐的にダイを励ますポップは、彼を責めるどころか、よくやったと賞賛を送ります
悔しさに打ちひしがれるダイが柱を叩くと、柱は粉々に砕け散ってしまいます
しかし、こんな常人離れの力を持ってしても、大魔王にはまるで歯が立ちませんでした
それなのに、みんなはまだ何か出来ると思い込んでいる・・・
ダイは限界を感じている自分と、彼に期待する仲間とのギャップに苦しんでいるのです
「・・・わかったよ・・・もう・・・無理には言わねえ・・・」
しかし、ダイが行かなくても、ポップはもう一度大魔王と戦うつもりです
逃げ回ってばかりいたポップを変えてくれたのは、戦いです
仲間たちとここまでやってこれた事は、彼の中でたった一つの誇りだと言います
今ここでやめてしまえば、勇気を振り絞り頑張ってきた戦いの日々が無駄になってしまいます
今までは誰かのために戦ってきたと言う、ポップ
しかし、今ではそれだけが戦う理由ではありません!
みんなの為だけではなく、自分自身の為にもここで戦いを投げる訳にはいかないのです!!
自分の事は、自分で決めろと言うポップ
そして彼は、ダイを信じています!
それは、ダイが勇者かどうかなど関係なしに、彼がダイだから信じているのです!!
後ろを振り返らずに飛び立っていった、ポップ!
その背中に、ダイの決心は固まります!
最初から答えはひとつしかないのです!!
一方、勇者不在の中、フローラが魔王軍との最後の決戦の作戦を発表しようとしていました
しかし、勇者なしでは、兵士たちの士気も上がりません
みんな一様に、不安そうな顔を浮かべています・・・
「・・・静粛に・・・!」
フローラが舞台に立ち、彼女の最後の策を伝えます
「その前に・・・彼の話を聞いて下さい!」
その彼とは・・・勇者ダイです!!
ちょっと頭を冷やしてきたと言う、ダイ
そして彼は、大魔王バーンは神よりも強いという事を明かしました
その上、ダイには武器もありません・・・
しかし、このまま力任せに世界を踏みにじろうとしているバーンを、放っておく事は出来ない!
ダイには、誰にも負けない"気持ち"があります!!
兵士たちの士気が最高潮に達した所で、改めてフローラから作戦が発表されます
その実行に必要な条件はふたつ
ひとつはアバンの使徒が五人揃う事・・・
そして、もうひとつは・・・!?
次回に続く・・・
まとめ
ダイを追いかけてきたポップは、流石はデルムリン島からの仲間です。
ダイの居場所を、一発で当てる事が出来ました。
"逃げ出し"に関しては大先輩だと、自虐的にダイを慰めるポップでしたが、今となっては彼の勇気は仲間の中でも随一だと思います。
そんな彼の、"おれたち自身の戦い"という言葉に、ダイは戦う事を決意してくれました。
ダイが現れた際の、兵士たちの士気の高まりを見ると、これぞ勇者のカリスマ性だと思わざるを得ません。
そして、ダイが戻ってきた所で、フローラから作戦が発表されました。
彼女の言う、アバンの使徒5人とは・・・どう数えてもダイ、ポップ、マァム、ヒュンケルの4人しかいませんが一体?
そして、もうひとつの条件とは・・・!?
次回 第220話『五つめのしるし・・・!!!』につづきます。
記事一覧、サイトマップへはコチラから→