漫画版ドラゴンクエスト ダイの大冒険の第131話 『ザムザ落日に消ゆ・・・』ネタバレ、ストーリー振り返り感想記事です。
※漫画版ネタバレを含みますので、まだ読んでいない方は注意。
前回のあらすじ
ザムザはマァムを掴み、握り潰そうとしています。
一方、ダイはチウに担がれ、"覇者の剣"の元まで向かいます。
ダイはマァムの戦い方を見て、攻撃の瞬間にだけ力を爆発させればいい事に気付きました。
"覇者の剣"にたどり着いたダイは、"涙のどんぐり"で少しだけ体力を回復させます。
しかし、このまま攻撃したらマァムも巻き込んでしまいます。
そこでゴースト君の言葉により、ポップがマァムの拳に"メラ"を放ちました。粘液が溶け拳が解放されたマァムは、"閃華裂光拳"を放ち自由の身となります。
そして、隙だらけになったザムザの胸元を、ダイ渾身の"アバンストラッシュ"が切り裂きました。
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ダイ渾身の"アバンストラッシュ"が、ザムザの胸元を切り裂きました!!
その一撃に全てを込めたダイ!
彼の拳からは紋章が消え、剣の支え無しでは立っていられないほど体力を消耗しきっています
「・・・勝った・・・!」
マァムの言葉と共に、ザムザの身体が崩壊していきます!
胸元まで崩壊した巨体が、その場に倒れます!
ザムザは自分が負けた事を、信じる事が出来ません!!
ザムザの身体は、見る見る内に小さくなり元の姿に戻りました
「どこで計算が狂ったんだ!?」
自分に負ける要素はなかったはず・・・
「・・・ネズミにでも聞いてみるんだな、追いつめられたネズミによ・・・」
ポップの言葉を聞いたザムザは、敗因が自分の心の中にあった事に気付きます
ダイの"アバンストラッシュ"を称えるポップ
「・・・ああ、この覇者の剣のおかげ・・・!?」
そう言って、ダイが"覇者の剣"に目をやると、なんと!?刀身がボロボロになっています!
どうやら、ダイが手に持っている剣は偽物だったようです
本物はハドラーが持っているようです・・・
せっかく、ダイの力に耐えうる武器を手に入れたと思ったのですが・・・
武器の剣は、振出しに戻ってしまいました
「そして・・・これさえ献上出来れば・・・!」
突然ザムザは、額に装着していた装置を外し、天高く放り投げました!!
ザムザが投げたのは、超魔生物に関する知識が全て詰まった装置でした
あれさえあれば、残りの研究は妖魔士団が引き継いで完成させてくれる!
父親であるザボエラに、装置を送ったザムザ
しかしザボエラは、ザムザの事を自分の道具としか見ていません
俺が死んでも、涙ひとつ流さないだろうと分かっているザムザですが、あんな父でも自分の父親であることに変わりはないと言います・・・
そしてダイは、その言葉に複雑な表情を見せます
ザムザの身体は、少し触れただけで音を立てて崩れてしまいました
超魔生物となった者は、敗北時には死体すら残らないのです
自分の研究結果であり、生きた証でもある"超魔生物"!
その超魔生物が、いつの日か勇者を倒す時が来る!!
ザムザはそう信じて、灰となり消えていきました・・・
実の父親に道具扱いされ、ゴミとまで呼ばれていたザムザ
そんなザムザは、超魔生物を成功させ、父親に褒めてもらいたかったのでしょう
心の底では、父親の愛に飢えていたのかも知れません・・・
境遇は違えど、ダイにはザムザの気持ちが分かります
敵としてダイの前に立ちはだかるバランも、ダイの父親に変わりありません
そしてダイも、人間として育てられた自分を認めて欲しいと願っています
一方、ザムザからの研究結果を受け取ったザボエラは、大喜びしていました
「お前の人生は、わずか200年足らずの短いものだったが、実に有意義なものだったわい!!」
やはり彼は、息子の死をこれっぽちも悲しんではいませんでした
高笑いするザボエラの背後には、ハドラーの姿が・・・
超魔生物と化す道を選んだハドラーは、一体どの様な姿へと変貌するのでしょうか?
次回に続く・・・
まとめ
ついにザムザを倒す事が出来ました。
しかし"覇者の剣"は偽物であり、ダイの力に耐える武器の件は、振出しに戻ってしまいました。
父親の愛を求めていたザムザは、最後までザボエラに褒められたいという思いを持っていました。
道具扱いされ、ゴミとまで罵られたザムザですが、父親には変わりないと言います。
ダイにとってのバランも同じです。やはり親子の絆というものは、切っても切れない特別な物なのですね。
そして、ハドラーの超魔生物化が始まったようです。まだそこまで変化はないようですが、今後どのような姿へと変化していくのでしょうか?
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