ダイの大冒険 勇者アバンと獄炎の魔王

【スピンオフ】ドラゴンクエスト ダイの大冒険 外伝 勇者アバンと獄炎の魔王・第10話『海に消えた勇者』

ドラゴンクエスト ダイの大冒険の外伝的なスピンオフ作品である、 勇者アバンと獄炎の魔王の第10話 『海に消えた勇者』ネタバレ、感想記事です。

←前回、第9話『第二の必殺剣』はこちらから

今回の内容は、Vジャンプ2021年9月号でご覧になれます。

今回の内容は、Vジャンプ2021年9月号でご覧になれます。

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※ネタバレを含みますので、まだ読んでいない方は注意。

・ハドラーとザボエラの関係

ハドラーがザボエラの元を訪れた理由・・それは、新しいモンスターの買い付けでした。

ここでハドラーは、原作でブラスが持っていた"金の筒"に触れています。

ブラスに渡した"金の筒"です
アバン10
まさに、この筒です
確かに"おおめだま"がいます

しかし、それはただの"おおめだま"ではありません。

禁呪法で"おおめだま"と"悪魔の目玉"を合成した、情報伝達能力と機動力を併せ持った、新たなモンスターだったのです。

ヨミカイン魔導図書館にも合成モンスターがいました

ハドラーは、優秀な知能を持つザボエラを魔王軍に勧誘します。

ここでの誘い文句が、「世界の四分の一ぐらいはくれてやる」でした。

これは、ハドラー及び"りゅうおう"の名セリフのオマージュですね。

半分・・・とまではいかないようです
アバンには半分やると言っていました
"りゅうおう"の名セリフです

ザボエラの強みは、頭脳だけではありません。

力ずくで従えさせてもいいと脅すハドラーに対し、彼は絶大な魔力で威嚇します。

流石は、将来の妖魔士団長です
原作では様々な呪文を扱いました

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・ザボエラの狙い

ザボエラが、魔王軍に入りたいと考えている事を知っているザムザ。

彼が何故、断ったのかを尋ねると、額にグラスが飛んできました。

ハドラーの誘いに対し、隠居が似合うと自虐的に断りをいれたザボエラでしたが、それには狙いがあったのです。

それは、自身の価値を高めるための、いわゆるセルフプロデュースです。

相変わらずといった感じです
ザムザとザボエラの関係も相変わらずです
大魔王バーンの軍では、"魔軍司令補佐"まで上り詰めました

先ほどの禁呪法で合成したモンスターは、ザムザが研究中の"超魔生物学"で造ったものでした。

それをザボエラは、あたかも自分が造ったと言わんばかりに、ハドラーにアピールをしていたのです。

将来的にザムザは、この"超魔生物学"でダイたちを苦しめる事になります。

そしてまた、それが原因で自身が灰と化してしまうとは、この頃には知る余地もありませんね。

この頃から研究していたのですね
アバン10
超魔生物に変身したザムザ
アバン10
最期には灰になってしまいます

因みに、その後ハドラーも、自身の身体を超魔生物と化すことになります。

それが原因で、最期は灰と散っていきました・・・

この禁呪法を自分に使うとは、夢にも思っていなかったでしょう
やはり、最期には灰に・・・

この後に、"クロコダイン"と思われる描写がありました。

今後、若かりし頃の彼が登場するのでしょうか?

このシルエットは、彼にしか見えませんが・・・?
アバン10
若い頃の彼を見てみたいものです

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・囚われのアバン

一方、アバンをさらった"オトギリ姫"も、ザボエラと同じように覇権を狙う強豪の一人でした。

そんな彼女は、強くて美形なアバンにご満悦です。

強くて美形のアバンは、大当たりのようです
原作には、こんなカッコイイ描写も

このままでは、無理やり結婚させられてしまうため、自分はとても弱いと嘘をつくアバン。

オトギリ姫は、ためしに"ぐんたいガニ"と彼を戦わせますが、当然わざと負けます。

弱いアバンを見たオトギリ姫は、ガッカリです。

実は彼女、最初は同族の夫を探していたのですが、そのとてつもない力に耐えきれず、みんな引きちぎれてしまったようです・・・

その事実を知ったアバンは、顔を真っ青にして驚愕していました。

その後アバンは、牢屋に入れられてしまうのでした。

わざと弱いふりをするアバン
牢屋へと運ばれていきます

牢屋には、ウルス村の若い男たちが入れられていました。

彼らもまた、アバンと同じ様にさらわれたようです。

どうやらアバンは、彼らの存在を知って、わざと捕まったみたいです。

何故か"ヤスリ"を取り出すアバン

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・アバン救出作戦

一方、アバンが海に引きずり込まれてしまった事を知ったロカたち。

マトリフは、同じように海に消えた村の男たちの水死体が上がっていない事から、海底で何者かに捕まっていると読みます。

彼には、敵の拠点の位置さえ正確に分かれば、良い策があるようです。

そこでレイラが、海に潜って探しに行く事になります。

さっそく影女の姿になり、海に飛び込もうとするレイラでしたが、ここでマトリフからそんな彼女にプレゼントが・・・

どう見ても、ドラクエではお馴染みの"あぶない水着"です
アバン10
原作では、レオナが着ていました

とんでもない物を出してきたマトリフに対し、ロカは顔を真っ赤にしながら詰め寄ります。

しかし、当のレイラは既に着替えており、潜りやすそうだと気に入った様子で海に入っていきました。

レイラの水着姿を見逃したマトリフは、怒り心頭です。

やはり、いかがわしい目的だったみたいですね。

ただのエロ親父です
アバン10
スケベさは相変わらずです

その頃アバンは、若い男たちと共に、出口を探し海底宮殿を探索していました。

しかし、彼らには武器がなく、敵に見つかってしまったら戦う事が出来ません。

そこでアバンは、壁の硬さを調べ、なにやら壁を削りはじめました・・・

何をするつもりなのでしょうか?

海に潜ったレイラは、海底宮殿を発見します。

するとその時・・・!?

巨大な触手が彼女を襲います。

一旦は捕まってしまったレイラでしたが、忍ばせていた"くない"で切り裂き、脱出しました。

海底宮殿を見つけたレイラ
何とか脱出できました

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・マトリフの策

争いを終えたマトリフとロカ。

マトリフは、アバンとの距離が掴みずらいと打ち明けます。

それに対しロカは、アバンの"家柄"のせいだと答えました。

学者家系であるアバン・ジニュアール家ですが、アバンの祖父であるジニュアールⅠ世は、とんでもない天才だったようです。

しかし、地震や竜巻などの天変地異をピッタリ言い当てるジニュアールⅠ世は、みんなから気味悪がられてしまったのです。

そのせいでジニュアール家は、王家や世間から距離をおく羽目になってしまいました。

アバンが自分の能力を隠したり、人と距離をおいたりするのは、そういった所からきているのでした。

そんなアバンと親友になれたロカは、フローラ姫の強い勧めで騎士団に入ってきた彼に興味を持ち、ドンドン巻き込んでいったと言います。

その結果、鬱陶しがられる事もありましたが、気付いたら凄く気が合っていたのです。

祖父の肖像画を見つめる、幼少期のアバン
代々、学者家系のジニュアール家

二人がそんな会話をしていると、海面にレイラの姿が現れました。

手を振り何かを伝えたそうにしている彼女ですが、よく分かりません。

すると・・・!?

なんと!とんでもなく巨大なイカのモンスターが現れました。

色が分からないため判別できませんが、恐らく"クラーゴン"、もしくは"だいおうイカ"だと思われます。

巨大なイカが現れました
クラーゴン

あっさりとイカを倒したロカたち。

敵の城の場所が分かったマトリフは、言っていたを実行します。

その策とは、"バギ系の呪文"で海を左右に切り裂いておき、"マヒャド"で凍らせ道を作るという荒業でした。

見る見る内に道が出来上がっていきます
アバン10
弟子のポップは"ヒャダルコ"をよく使っていました

入り口が出現しましたが、ゆっくりしている時間はありません。

凍らせている海が溶けない内に、突入しなけらばならないのです。

入り口が出現しました
急がなくてはなりません

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・脱走成功!?

海上の振動は、アバンたちにまで伝わっていました。

彼らはアバンの作った武器で、ぐんたいガニを蹴散らしている所でした。

先ほど壁を削っていたのは、この武器を作るためだったのです。

しっかりガード出来ます
即席でこんな便利な武器を作ってしまうとは
簡易的な物から複雑な物まで、発想力が素晴らしいですね

このままの勢いで脱出か!?と思われましたが、そう甘くはありません。

ガニラスに負けたアバンを怪しんでいたオトギリ姫は、彼を監視していたのです。

アバンも策士ですが、彼女も頭が切れるようですね。

恐ろしい顔です・・・
やはりセレンとは根本的に違うようです

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・感想、まとめ

金の筒や超魔生物学、ザムザとザボエラの関係など、原作への布石が見られました。

そして、アバンの祖父の登場や、ジニュアール家の家柄など、原作では明かされなかった設定が印象的でした。

あとは、クロコダインのシルエットが気になります。

物語の方は、オトギリ姫に見つかってしまったアバンは、戦うのか、それとも何か他に手があるのでしょうか?

 次回が楽しみです。

次回 第11話「オトギリ姫の本性」はこちらから→

今回の内容は、Vジャンプ2021年9月号でご覧になれます。




『ダイの大冒険』最終回までに登場する、人物・魔王軍・モンスターたちに秘められた「物語」を徹底解剖! 主要キャラ20人には、今だからこそ言える三条陸先生と稲田浩司先生のコメントつき! さらに、『ダイ』の世界の歴史や呪文・技の分析、三条陸先生と芝田優作先生(『勇者アバンと獄炎の魔王』作画担当)の対談、稲田浩司先生へのインタビューなど、『ダイ』を深堀りする豪華コンテンツが盛りだくさん!

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