漫画版ドラゴンクエスト ダイの大冒険の第92話 『決裂・・・!!?』ネタバレ、ストーリー振り返り感想記事です。
※漫画版ネタバレを含みますので、まだ読んでいない方は注意。
前回のあらすじ
ベンガーナ王国を襲っていたガルダンディは、バランが帰ってくる時間を見計らい、元居た場所に戻ってきました。
火の海となったベンガーナの街並みを見たバランは、特に咎める事もなくテラン王国に向けて出陣しました。
一方その頃、テラン城にきていたダイたち。レオナがテラン王にダイをかくまって欲しいと懇願します。
テランにとって竜の騎士に背く事は、神に背くのと同じ事ですが、レオナの勇猛な態度にテラン王は協力を承諾しました。
その後、メルルが人々を救う能力を持っていると見抜いたテラン王は、彼女に「自分の力を信じて強く生きろ」と伝えます。
メルルが戸惑いながら頷くと同時に、彼女は何かを察知し震えだしました。
メルルが察知したものは、巨大な憎悪のエネルギーと、更に3つの同じ様なエネルギーでした。
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テラン城の地下牢に入れられたダイ
いくら何でも牢屋に入れなくても・・・
しかし、この地下牢がテラン城で最も地下深く堅固な場所なんだそうです
クロコダインはダイとブラスの関係が、自然界における"すりこみ"であったと言います
しかし今のダイは、いわば卵からかえったばかりの状態です
そんなダイが、同じ紋章を持つバランを父親として受け入れる事は明白です・・・
そうなればダイは、人間を滅ぼすためにその力を振るう事になってしまうでしょう
それだけは、絶対に避けなければなりません!
そのために可哀そうではありますが、こうするしか方法はないのです
すると突然、ナバラがうなり声を上げました!
どうやら、メルルが察知したエネルギーの居場所をとらえたようです!!
ナバラの水晶に映し出されたのは、バランと竜騎衆たちでした!
クロコダインは一目見て、彼らが竜騎衆である事に気が付きます
魔王軍の軍団長に匹敵する強さを持つ、竜騎衆・・・それが3人も・・・
それを聞いた一同は、血の気が引き青ざめていきます・・・
ダイが戦えない今、戦力になるのはポップとクロコダインのみです
回復ができるとはいえ、レオナは戦力としては厳しいかもしれません
そして相手は、軍団長をも凌ぐと言われる竜騎衆3人とバランの4人・・・
迫りくるバランと竜騎衆、そして泣き続けるダイ・・・
黙ってそれらを見ていたポップは、何かを決心した表情を見せます
突然、大笑いしだしたポップ!?
「どう考えても打つ手はなし!」
そう言うとポップは、「一足先にトンズラさせてもらうから、後は適当にやっておいてくれ!」と、開き直った態度を取り始めました!
「今の状況で一戦交えるなんて、ムダ死にするだけ・・・バカらしくてやってられるか!」
アバンの使徒にはあるまじき発言を繰り返すポップ!
一体、どうしてしまったのでしょうか?
そしてなんと!?「ダイは人間じゃなくてあいつらの仲間だから、あいつらに返してやればいい」と、自分が前に言った言葉と正反対の事を言い出しました・・・
そして高笑いするポップ
そんなポップに我慢できないレオナは、ポップのほっぺたを思いっきりひっぱたきました!!
レオナは「どこへでも消えなさい!」と言い放ち、ポップを突き放しました!
そう言ってくれてありがたい、とポップはその場をあとにします・・・
ポップを追いかけようとするクロコダイン
しかし、クロコダインにはこの場を守ってもらわなければならないと、レオナが引き止めます
そんなレオナの目には涙が・・・
アバンの使徒に憧れていたレオナは、ポップも最後まで戦ってくれると信じていました
それなのに裏切られた・・・レオナの心の中は、そんな悲しい気持ちでいっぱいです
そして、ロモスの戦いでのポップの姿に心を打たれたというクロコダインも、彼の言動が信じられません・・・
城の外に出たポップを追いかけてきたのは、メルルでした
メルルは、ポップに問います
ポップが「おれとお前は友達、仲間じゃねぇか!お前の正体が化け物だって構わない!そんなの関係ねぇよ!!」と涙を流しながら叫んでいた、あれは嘘だったのかと・・・
ポップは遠くを見つめたまま、何も答えようとはしません・・・
メルルにも嫌われてしまたポップは、昔マァムに殴られた事を思い出しました・・・
ロモスの宿屋で、クロコダインに臆してダイを助けに行こうとしなかったポップ
マァムは、そんな臆病なポップを思い切りひっぱたきました!
しかし今度はあの時と違う!
とことん嫌われてしまえば、あの場を去る事を誰も引き止めない・・・
ポップの言動は、自分を引き止めない様にするための演技でした!
あいつらは、刺し違えても俺が食い止める!!
みんなはダイを守ってくれ!!
ポップは、一人でバランたちと戦うつもりです・・・
驀進するバランたちでしたが、バランが目の前に見える一人の男に気が付きます
そして急ブレーキをかけ止まるバラン!
彼らの前に現れた男とは・・・死を覚悟した"ポップ"でした!!
次回に続く・・・
まとめ
竜騎衆を従えてテラン王国に進行するバラン、そして記憶を失い牢屋で泣きわめくダイ。
万事休すといった状況に、ポップは自分一人で戦いに行く事を決意します。
嫌われてしまえば誰も後を追ってこないと、ポップは心にもない事を言い放ちます。
「ダイは人間ではなく、あいつらの仲間だから、あいつらに返してやったほうがいい!」
こんな事を言うのは、ポップも相当心が痛かったと思います。
そしてみんなに嫌われたポップは、以前マァムに殴られた事を思い出しました。
クロコダインが怖くてダイを助けに行かなかったポップ。しかし、今回は違います。ダイを守るために、自分一人で戦いに向かうつもりです。
刺し違えても食い止める!一人でも二人でもいいから人数を減らしてやる!
ポップは一体、どんな手で戦おうというのでしょうか?
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