漫画版ドラゴンクエスト ダイの大冒険の第343話 『大魔宮 脱出せよ』ネタバレ、ストーリー振り返り感想記事です。
※漫画版ネタバレを含みますので、まだ読んでいない方は注意。
前回のあらすじ
竜魔人と化したダイは、鬼神の如き強さでバーンを追い詰めます。
彼は、唯一バランにあって彼になかった、"底知れぬ殺気"を手に入れたのです。
しかし、バーンも負ける訳にはいきません。
2人の闘いは激しさを増し、その衝撃でバーンパレスが崩壊し始めます。
一方、バーンパレスの奥底へと落とされたポップたち。
"瞳"に変えられた仲間たちは、バーンの魔力が弱った事で元の姿に戻る事が出来たようです。
しかし、現在閉じ込められている場所は、"閃華裂光拳"や"メドローア"も吸収され、物理攻撃で傷を付けても直ぐに再生してしまい、脱出する事が出来ません。
ここから本文
ヒムまで復元し、全員の闘気技を試してみましたが・・・やはり、全く効いていないようです
しかし、よく見ると闘気技であれば、傷は付いています
だとすれば、再生能力を上回る強さで一瞬でも吹っ飛ばす事が出来れば、その瞬間に"ルーラ"で逃げる事ができそうです
単純な破壊力だけでは、この壁を突き通す事は出来ないと言うクロコダイン
圧倒的なエネルギーを誇る、竜の騎士の"ドルオーラ"だからこそ、破壊出来るのです
例えクロコダインが5人いた所で、"ドルオーラ"には遠く及びません
ここで、ポップが閃きます!
"ドルオーラ"とまではいかなくとも、闘気エネルギーの最大放出技がありました!
その技とは、"グランドクルス"です!!
しかし・・・今のヒュンケルにそんな事をさせたら、今度こそ本当に死んでしまいます
マァムは、物凄い剣幕でポップを責めますが、彼もヒュンケルに頼むつもりではないようです
「元々、あの技をヒュンケルに教えたのは誰だよ?」
しばしの沈黙の後、アバンは快諾してくれました
よくぞ、それに気が付いたと言うアバン
彼は、かるく一発と、本家本元の"グランドクルス"を見せてくれるようです
すると・・・!?
「やめろッ!!また・・・師を犠牲にしたいのか・・・!?」
ヒュンケルは、アバンには無理だと断言します
確かに"グランドクルス"は、アバンがヒュンケルに授けた隠し技のひとつです
しかしそれは、剣が使えない状態の切り札としてでした
その技を、最大最強の必殺技へと進化させたのはヒュンケルであり、アバンではありません
ヒュンケルでなければ、あの凄まじい威力にはならないのです
また、ヒュンケルでなければ、超威力の"グランドクルス"を放っても生き残れない・・・
"グランドクルス"は、力のコントロールが極めて難しいため、下手をすれば自爆技になってしまうのです
「私には無理・・・かもしれないが・・・」
この場はあえて、不可能に挑戦すると言うアバン!
彼は、命と引き換えに"グランドクルス"に挑戦するつもりです!!
「・・・いや、その必要はないっ・・・!」
すると、ヒュンケルが立ち上がりました
なんと彼は、半死半生の身体であの技を放とうというのです!
誰かが、生命の危険を承知でやらなければならない事ならば、少なくとも確実に技だけは成功するオレがやるべきだと!!
その時です!?
物凄い揺れが、彼らを襲います!
このままでは、バーンパレスの崩壊に巻き込まれてしまいます!!
お互い自分がやると言い、譲る気配がないアバンとヒュンケル
そこに・・・!?
いつの間にかヒムが、己の闘気を最大限に高めています!
なんと彼は、見よう見まねで"グランドクルス"をはなつと言うのです!!
ヒムが腕を十字に構えると、すぐに彼の腕にヒビが・・・
このままでは、ヒムの身体が持ちそうにありません
ヒュンケルは、俺がやるから任せておけと言いますが、ここで死なれたら永久に勝てないと、ヒムは闘気を高めたままです
「・・・本当・・・言うとな・・・」
ヒムは好きになってしまったのです・・・人間たちを・・・そして仲間たちを・・・
絆を守るためであれば、生命をも捨てる、ここにいる全員が好きだと言うヒム!
彼らは、ヒムの戦友たちとそっくりなのです!!
ヒュンケルを、生涯最大のライバルと認めているヒム!
ヒュンケルが不死身なら、彼もまた不死身である事を証明します!!
「てめえが不死身ならっ・・・!オレもまた不死身だぁーっ!!」
しかし!?
"グランドクルス"を放つと共に、彼の身体は砕け散っていきました!!
ポップの予想通り、"グランドクルス"は外壁を吹っ飛ばしました!
そして、そのチャンスを逃さず"ルーラ"で脱出する事に成功します!!
その直後です!?
バーンパレスの心臓部は墜落し、激しい炎に包まれました
まさに、間一髪といった所です!
ヒムの名誉ある死を称え、獣王遊撃隊12番を永久欠番としたチウ
ところが・・・!?
次回に続く・・・
まとめ
"グランドクルス"をヒュンケルに授けたのはアバンですが、彼が教えたのは、剣が使えない状況でその場をしのぐ程度の技でした。
それをヒュンケルが、闘気を最大限に高めつつも、死んでしまわないように神がかり的な調整をしているのです。
まさに、不死身の男と呼ばれる彼だからこそ出来る芸当なのですね。
そこで、ヒムの登場です。
ヒュンケルを生涯最大のライバルと認めた彼からすれば、ヒュンケルに出来て自分に出来ないなど、認めたくありません。
好きになってしまった仲間たちのためもあり、生命をかけて一か八かの賭けに出たのです。
結果、両腕が完全に粉砕するという大ダメージを負ってしまいましたが、見事、みんなの脱出を成功させました。
もうこれで、ダイとバーン以外は地上に降り立ち、彼ら二人だけが上空で闘っている状態です。
地上の命運はダイにかかっています。
記事一覧、サイトマップへはコチラから→