漫画版ドラゴンクエスト ダイの大冒険の第271話 『未完の究極剣』ネタバレ、ストーリー振り返り感想記事です。
※漫画版ネタバレを含みますので、まだ読んでいない方は注意。
前回のあらすじ
ロンベルクが呼び出した、禍々しい物体。
そんな石ころは超魔ゾンビには通じないと自信満々のザボエラは、その物体の破壊を試みますが自身の刃がへし折れてしまいました。
その中から出現したのは、"星皇剣"というロン・ベルク専用の2本の剣でした。
その後、超魔ゾンビの攻撃をただひたすらよけるロン・ベルクは、相手を恐れているのではなく、自身の剣の破壊力を恐れていたのです。
そして、意を決したロン・ベルクは、最強奥義"星皇十字剣"を放ち、超魔ゾンビを十字に切り裂く事に成功しました。
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見事、超魔ゾンビを十字に切り裂いたロン・ベルク!
しかし、その凄まじい破壊力に"星皇剣"は音を立てて砕け散りました!!
ロン・ベルクの元に駆け付けたノブァは、彼の両腕を見て驚愕します!
どうやら先ほど砕け散ったのは、"星皇剣"だけではなかったようです
「・・・また・・・やっちまったな・・・」
魔界に生まれて、10年もたたない内から最強の剣技を極めてしまったと言うロン・ベルク
しかしそれは、あまりにも強力すぎる技でした
強敵に対し"星皇十字剣"を試したロンの両腕は、剣と共に壊れてしまったのです
そんな経験から彼は、武器の弱さを憎みました
そして、自身が全力で戦える武器を生み出すために、武器作りへの道へと入っていったと言います
ロン・ベルクが"ダイの剣"に入れ込めたのは、彼の姿を過去の自分に重ねたからでした
武器が自分についてこず、全力で戦えないもどかしさに共感したのです
ミストバーンが去り際に言った、ロン・ベルクが全力で攻撃してきたらという言葉の裏には、このような事情があったのでした
ノブァは、自分の身体が破壊される事を知りながら、生命を助けてくれたロン・ベルクの行動に涙します
しかし、ロン・ベルクからすれば、若いノブァが目の前でムダ死にする事は耐えられません
彼の中で唯一の心残りといえば、もうダイたちに武器を作ってやれない事です
魔族の再生能力を持ってしても、このダメージの回復には70年近い年月が必要だと言います
すると、ノブァはロン・ベルクに自身の手を差し出しました
ロン・ベルクの事を、強いだけではなく尊敬に値すると称賛するノブァは、これからも彼から多くを学びたいと弟子入りを懇願します
そしてノブァの真剣な眼差しに、ロンはその申し出を快諾しました
ノブァの父親であるバウスンは、彼が心から師と仰げる人と歩む道が見つかった事に感無量です
師匠の要望通り、酒瓶を開けようとするノブァですが・・・
手こずって中々開けられないノブァ
どうやらロン・ベルクが彼に最初に教える必要があるのは、酒瓶の栓の開け方のようです
一方、勝利に沸く兵士たちを尻目に、その場から逃げようとしているザボエラ
しかし、重症を負った彼は立ち上がる事すら困難であり、這いつくばりながら移動する事しか出来ません
すると・・・!?
ザボエラのしぶとさを知っているクロコダインは、彼が逃げ出している事を予想していたのです
しかし、今までのザボエラであれば、まだ何か奥の手を隠していると思われますが・・・
ザボエラの性格であれば、ひとまず遠くへ逃げるはず・・・
しかし、こんな所で這っているとは、魔法力もアイテムも底をついている証拠です
彼は、ロン・ベルクの一撃で全魔力を失い、脱出するのが精一杯だったとクロコダインは読みました
そして、全てが図星のザボエラは、返す言葉が見当たりません
今まで散々馬鹿にしてきた、クロコダインに知恵で追い込まれている状況が許せないザボエラ
ワシがこんなデクの棒と、知恵比べで負けるはずがない!
何か手があるはずだと、頭をフル回転させ知恵を絞ります!!
次回に続く・・・
まとめ
ロン・ベルクが、武器作りの道へと進んだ理由が明かされました。
自身の剣技に耐えられる武器がなかったとは、まさに紋章の力に耐える剣を探していたダイと同じ境遇です。
しかし、10年ほどで最強の剣技を極めてしまうとは・・・その才能には驚かされます。
そして、ノブァがロン・ベルクに弟子入りしました。
登場当初の彼を思い出すと、誰かに弟子入りを申し出るなど想像もつきません。
しかし今の彼なら、ロン・ベルクの元で素晴らしい武器を作ってくれそうです。
そして最後に、魔法力が底をついたザボエラが、クロコダインに見つかり追い詰められています。
今まで散々、力だけの能無しと馬鹿にしてきた相手に対し、果たしてザボエラはどの様にしてこの場を切り抜けるつもりなのでしょうか!?
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