漫画版ドラゴンクエスト ダイの大冒険の第258話 『ポップ・炎に死す・・・!!!』ネタバレ、ストーリー振り返り感想記事です。
※漫画版ネタバレを含みますので、まだ読んでいない方は注意。
前回のあらすじ
ポップが思い付いた脱出策とは、彼が"メドローア"で頭上を貫き、空が見えたその隙にダイが"ルーラ"を唱え脱出するというものでした。
しかし、予想以上に地獄の炎の威力は強く、ポップの片腕では耐える事が出来ません。
万事休すかと思われた、その瞬間、何とハドラーが立ち会がり炎を防いでくれました。
その隙に"メドローア"を作ったポップ。彼が呪文を放ち、頭上に空が見えたその瞬間、限界を迎えたハドラーの肉体が崩れ落ちました。
そして作戦通り、ダイは"ルーラ"で脱出する事に成功しますが、ポップの姿がありません。
なんと彼は、炎の中に取り残されたままなのでした。
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炎の中に取り残されたポップ
「・・・誰かなんとかしてぇっ!!」
涙ながらに叫ぶ、マァムの叫び声だけが無常に響きます
しかし、誰も彼女の叫びに応える事は出来ません
彼らはかつてないほど、自分たち、そして正義の力の無力さを感じていました
一方、その様子を見物していたキルバーンは、♢9の最後の瞬間が一番好きだとご満悦です
最高限に高まった炎が、中央部の♢に集中し魔界へと還っていくその時、焼き尽くした相手の灰一つ残さず消してしまいます
トランプと同じ数だけ、罠をしかけてあると言うキルバーン
むしろ彼は、ダイよりもポップが死んでくれた方がありがたいのです
キルバーンは、ポップの成長スピードはダイ以上であると見ています
そして、そのポップさえいなくなれば、数々の彼の罠を突破できる者はいなくなると断言します
後は、一人一人ジワジワと始末していくだけです
炎の中で死を覚悟したポップ
しかし・・・!?
彼がうっすらと目を開けると、そこには覆いかぶさるハドラーの姿がありました!
ポップをかばい、もう一度あきらめずに立てと言うハドラー
しかしポップにはもう、魔法力も体力も残されてはいません
あの時、とっさにためらったポップは、必死に自分たちを生かそうとしてくれるハドラーを、他人には思えなくなってしまったのです
自分の誇りを賭け、仲間たちと力を合わせ、努力して!
正々堂々と戦うために、必死に頑張りぬいたハドラーは、ポップたち人間と何ら変わりはありません!!
そんな彼が崩れ落ちた時、とっさにポップは手を差し伸べていました
敵を助けようとして死んでしまうなんて、あの世でアバン先生に会ったら怒られるかな?
そんな事を言うポップですが、アバンは彼の気持ちを分かってくれるでしょう
すると・・・!?
自分のような者のために、生命を投げ出してくれたポップに涙が止まらないハドラー
もうポップはハドラーと共に、アバンのいるあの世へ行く覚悟です
しかし、ハドラーは祈りました
この素晴らしい男だけは、何としても生かしてあげてほしいと・・・
「オレのような悪魔のために、こいつを死なせないでくれっ!!・・・神よッ!!」
♢9の最後の瞬間、ハドラーは神に祈りを捧げます!
魔族であるハドラーが、人間の神に人間のために心の底から祈ったのです!!
すると・・・!?
突如、何処からともなく5本の羽根が飛んできました!
そして、その5本の羽根は五芒星を描きます!!
これは一体!?
「・・・そんな所へ行っても・・・私はいません・・・!」
聞き覚えのある、優しい声・・・
目の前の光景が、とても現実とは思えないアバンの使徒たち!
夢!?
しかし、夢ではありません!
彼らの前に現れたのは、彼らの師である"アバン=デ=ジニュアール3世"でした!!
次回に続く・・・
まとめ
ポップは、崩れ行くハドラーの姿に思わず手を差し伸べ、脱出する機会を逃したのでした。
人間と何ら変わらない、仲間を想うハドラーの姿に彼は、自分たちの仲間と同じものを感じたのでしょう。
確かに戦いが終わった後のハドラーの行動は、仲間の一人と言っても過言ではありません。
そんな彼を見殺しに出来なかったというのは、いかにもポップらしいと言えます。
そして、ポップを助けたいハドラーの想いが神に届いたとでも言うのでしょうか?
なんと死んだはずのアバンが現れ、彼らのピンチを救ってくれたのです。
果たして、目の前に立つアバンは、本当に本物のアバンなのでしょうか!?
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