漫画版ドラゴンクエスト ダイの大冒険の第183話 『誓いの魔槍』ネタバレ、ストーリー振り返り感想記事です。
※漫画版ネタバレを含みますので、まだ読んでいない方は注意。
前回のあらすじ
ヒュンケルたちの前に姿を現したバランは、目的はダイでなく大魔王バーンだと言いました。
それならば目的は同じと歩み寄るクロコダインでしたが、バランにその気はなさそうです。
クロコダインに連打を浴びせ、ヒュンケルを吹き飛ばしたバランは、一人で大魔王バーンに決戦を挑むつもりです。
そんなバランの紋章の力は、遠く離れたダイの紋章を共鳴させます。
ここでヒュンケルは、バランがダイのために捨て石になろうとしている事に気付きました。
そして、バランを制止するヒュンケルですが、素直に言う事を聞いてくれる訳がありません。
力尽くでバランを止めようと、ヒュンケルがとった構えとは・・・
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武器を捨て、無防備状態のヒュンケル
この構えは一体・・・?
なんと!?
ヒュンケルの身体から、完全に闘気が消えているのです
それはまるで、さざ波ひとつない無風の海面のように、一点の乱れもありません
バラン相手に武器を捨てるとは!?
クロコダインは、ヒュンケルの正気を疑います
しかし、ヒュンケルは狂った訳ではありません
張り詰めた空気の中、なんとバランも闘気を消し始めました
二人は闘気を消し、一体何をしようというのでしょうか!?
バランは、ヒュンケルの技が捨て身のカウンター攻撃である事を見抜きました
誰しも、強力な技を繰り出した直後にこそ最大の隙が生じます
そこで、あえて敵の一撃を受ける事で、その隙を見つけ出そうというのです
アバンの書を読んだヒュンケルは、そこにこれだけは真似できぬと思った技が一つあったと言います
その技とは、アバン流究極奥義"無刀陣"です
アバンは15年前、魔王ハドラーとの決戦の時に、この奥義を掴みました
アバンは、己の闘気を無にするために、あえて剣を捨てました
その行動を絶好のチャンスとみたハドラーは、アバンに思い切り殴り掛かります
闘気を無にしたアバンは、見事ハドラーの一撃を受け流し・・・
ハドラーに生じた一瞬の隙に、見事"アバンストラッシュ"を打ち込む事に成功しました!!
アバンは、"無刀陣"と"アバンストラッシュ"という、いわば"静"と"動"の究極奥義を組み合わせて魔王ハドラーを討ち倒したのです
しかし、子供の頃から復讐のためだけに剣を握り続けてきたヒュンケルにとって、武器を捨て無の境地に自分を追いやるなど想像も出来ない事でした
果たして今の自分でも、可能な技かどうか分かりません
それでも、バランに通じる技は"無刀陣"しかないと考えたヒュンケル
そしてこの技なら、バランを殺さずに勝つ事が出来るはずです
闘気を完全に消すというのは、そう簡単に出来る芸当ではありません
よほどの覚悟がなければ、そこまでの境地には辿り着けないのです
ヒュンケルがそこまでする理由・・・
もしダイのためであるのならば、バランとバーンを戦わせた方が得策なはずです
しかし、それではバランが死んでしまいます
そんなことを彼は見逃せません!
それに、ヒュンケルがまとう"鎧の魔槍"が絶対に許さないのです!!
ラーハルトの魂が鎧に宿り、このヒュンケルに受け継がれている・・・
そして、ラーハルトまでもがバランの行いをいさめようとしているのです
ヒュンケルたちの様子を高台から見ていた、ヒムとアルビナス
アルビナスは、バランがこの場にいる事に驚いています
今まで闘気を沈めていたバランが、急に闘気を高め始めました
彼は、あえて力をセーブした一撃を放ち、相手のカウンターに耐えるつもりです!
そしてその後、第2撃を出す!
バランも捨て身を決意したのです!!
捨て身の覚悟を決めた二人のぶつかり合い!
果たして勝敗やいかに・・・!?
次回に続く・・・
まとめ
バランとの戦いに、捨て身の覚悟のヒュンケル。
大魔王バーンとの戦いの事だけを考えれば、バランとバーンを戦わせた方がいいに決まっています。
しかし、バランを死なせたくないヒュンケルは、身を挺して彼を止める気なのです。
それに、ヒュンケルがまとう"鎧の魔槍"には、ラーハルトの魂が乗り移っています。
ラーハルトとの誓いを守るためには、バランをこのまま放っておく訳にはいかないのです。
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