ドラゴンクエスト ダイの大冒険 オフィシャルファンブックの感想、レビュー記事です。

オフィシャルファンブックとは
『ダイの大冒険』最終回までに登場する、人物・魔王軍・モンスターたちに秘められた「物語」を徹底解剖しています。
主要キャラ20人には、今だからこそ言える三条陸先生と稲田浩司先生のコメントつきです。
さらに、『ダイ』の世界の歴史や呪文・技の分析、三条陸先生と芝田優作先生(『勇者アバンと獄炎の魔王』作画担当)の対談、稲田浩司先生へのインタビューなど、『ダイ』を深堀りする豪華コンテンツが盛りだくさんの内容となっています。
オフィシャルファンブックの構成
人の章:敵味方含めたキャラクター紹介。主要キャラはもちろん、言われなければ思い出せない様なマニアックなキャラまで網羅されています。
地の章:地理や歴史など、ダイの大冒険の世界観を紹介。また、技と呪文の紹介では、登場した全ての技と呪文が網羅されていました。
魂の章:ダイの大冒険の世界に魂を吹き込む、声優陣や作者へのインタビューが掲載されています。
以上の3部構成になります。
人の章

敵味方含む、総勢38組のキャラクターを紹介しています。
その内の主要キャラ20人に関しては、かなり細かな部分まで深掘りされており、 更にな三条陸先生と稲田浩司先生のコメントつきという豪華な内容となっています。
主要キャラ20人:ダイ、ポップ、マァム、ヒュンケル、レオナ、ゴメちゃん、クロコダイン、チウ、アバン、マトリフ、バラン、ラーハルト、ニセ勇者一行、ハドラー、フレイザード、ザボエラ、ヒム、キルバーン、ミストバーン、バーン
地の章

世界各国の説明や、種族、勇者とは?、竜の騎士、魔王軍という、ダイの大冒険の世界観を語る上で、なくてはならない要素の紹介です。
更に、"世界激変の歴史"では、3つの種族が世界の覇権を争う所から始まり、神の涙がデルムリン島に落ちる所までの歴史が、要所ごとに記されています。
また、ダイがデルムリン島を出発した日を1日目として、バーンを倒す86日目までの全行程が記されており、彼の成長を改めて確認する事が出来ます。
そして、"技&呪文ダイ事典"では、50音順に登場した全ての技と呪文の、使用者と詳細の解説が掲載されています。
最後に、"みんなで選ぶアバンストラッシュ"では、ポータルサイト上で行われた投票結果に基づいて、順位が発表されています。
因みに、1位は納得の一太刀でした!
魂の章

ダイ役を演じる種﨑敦美さんと、ポップ役を演じる豊永利行さんが、ダイの大冒険の魅力を語っています。
お二方の作品との出会いから、好きなキャラクターベスト5、最終回への意気込みなど、ここでしか聞く事の出来ない内容となっていました。
次はなんと、作画担当の稲田浩司先生の登場です。
連載当時の思い出や、新装彩録版のイラストを描くにあたっての苦労など、様々な裏話を聞く事が出来ます。
続いて、「勇者アバンと煉獄の魔王」原作者の三条陸先生と、作画担当の芝田優作先生の対談です。
第1話が、かつての読み切りのリメイクにしたのが作戦であった事や、気を付けている点やこだわっている所、芝田先生の好きなキャラベスト3といった、こちらもオフィシャルファンブックならではの内容となっています。
対談の後には、「勇者アバンと煉獄の魔王」のキャラクターデザイン&コミックスラフも掲載されていました。
そして、最後の"教えて!三条先生!"では、三条先生が読者の様々な質問に答えています。
ダイの名前の由来から、アバンとマトリフではどちらが賢いか?、フレイザードはお風呂に入るかなど、本当に様々な質問に対して丁寧に回答されており、へえそうなんだと読んでいて楽しい内容となっていました。
まとめ
これ1冊で、ダイの大冒険の世界観を知る事が出来る内容となっていました。
作者の先生方のコメントが、この本を読まなければ知りえない事ばかりであり、ファンなら絶対に買いだと思います。
筆者としては特に、最後の "教えて!三条先生!" の読者からの質問が、確かに聞いてみたいという内容が多く、とても楽しむ事が出来ました。
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